春の3~4月頃に、美しい黄色の花が楽しめるレンギョウ。葉が芽吹く前に、たくさんの花が咲きますので、豪華な雰囲気になります。
いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです。
レンギョウのミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。
レンギョウのミニ盆栽の素材
レンギョウの
ミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。
レンギョウを鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木を鉢に植え付けをしました。
苗木を大きな鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
関連記事
レンギョウの鉢植えからミニ盆栽の素材を作る場合、取り木がおすすめです。
枝がある株で、翌シーズンの春に花が咲く可能性があります。
レンギョウの取り木を5月25日にしました。
取り木の様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
関連記事
7月31日、撮影。
レンギョウの取り木をして、約2ヵ月が経過しました。ビニールポットの底から根が出ていますので、発根しています。
ハサミで切って、親木から切り離します。
レンギョウの
ミニ盆栽の素材が手に入りました。
ミニ盆栽の素材は、購入するよりも、普通の苗木を鉢植えで育て、取り木や挿し木で株を増やすほうが、おすすめです。
ビニールポットを取り除きました。
根の量が多く、レンギョウの取り木は成功です。
根の量が少ないと、枯れる心配がありますので、注意が必要です。
土を取り除くと、根がたくさんありますので、枯れる心配がないです。
レンギョウは、発根がよいですので、挿し木や取り木で、簡単に株を増やすことができます。
関連記事
レンギョウのミニ盆栽の鉢の準備
レンギョウの
ミニ盆栽の鉢の準備をします。
ミニ盆栽の鉢に
植え付けをするまで、
根が乾かないように、水に浸けます。
用意した鉢の大きさは、直径7.5センチぐらいと2.5号のサイズです。
とても小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。
鉢の高さは4センチぐらい。
浅い鉢は、暑さが厳しい夏に、水切れの心配がありますので、少し高さがある鉢がおすすめです。
100均の陶器に、2つの穴を開けて、水が流れるように高台を削って作った鉢です。
100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
関連記事
ミニ盆栽は、
鉢が小さいですので、
レンギョウの樹が、倒れたり、
鉢から抜けないように、
針金を使って固定します。
針金は直径1.2ミリのアルミ線を30センチに切りました。
先が細いペンチ(ラジオペンチ)で、針金を縛ります。
針金が動かないように固定できます。針金をセットして、ミニ盆栽の鉢の準備ができました。
レンギョウのミニ盆栽の用土
レンギョウは、水はけ、通気性がよい用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒(細粒)と軽石(または桐生砂)を8:2の割合で混ぜた用土を使います。
盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。
赤玉土と
軽石が、均一になるように混ぜます。
鉢の底に、
水はけがよくなるように、
軽石の小粒を
鉢底石として、薄く敷きます。
鉢底石の上に、作った用土を入れます。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付けのときに、株元の高さを確認して調整します。
植え付けは、根が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。
レンギョウのミニ盆栽の植え付け
レンギョウの
ミニ盆栽の素材を準備した鉢に、
植え付けをします。
レンギョウの植え付け・植え替えは、落葉している12月~3月が適しています。
取り木で作った
レンギョウを
用土を入れて準備した
鉢に入れます。
盆栽では、
根を
針金で縛って固定しますが、
取り木で作った
レンギョウの素材は、
根が細いですので、難しいです。
根を針金で押さえるようにして、レンギョウの樹を固定しました。
赤玉土の極小粒(細粒)と
軽石で作った
用土を鉢に追加します。鉢の高さの8分目ぐらいまで
用土を入れます。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります。
レンギョウの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽が完成しました。
レンギョウのミニ盆栽の管理
レンギョウの素材を鉢に植え付けした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
レンギョウのミニ盆栽の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1~2日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、落葉して休眠していますので、完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります。
植え付けした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
レンギョウのミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。
葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、花が少なくなることがあります。
耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。
レンギョウのミニ盆栽のポイント
- 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
- 用土は赤玉土の極小粒と軽石を8:2。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、2月頃の寒肥と花後のお礼肥として、緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え替えは、落葉期の12月~3月が適しています。
レンギョウのミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢が小さいですので、根詰りしないように、1~2年に1回、植え替えをします。
レンギョウのミニ盆栽の今後
7月31日に、レンギョウの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽を作りました。
針金をかけて、幹を曲げると、ミニ盆栽らしくなりました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、暑さが厳しい夏は、水切れに注意が必要です。冬の寒さは厳しくありませんので、屋外で冬越しできます。
レンギョウのミニ盆栽の今後の様子はこの記事を更新します。
1年間の育てる様子を記録します。
0 件のコメント :
コメントを投稿