春の5~6月頃に、真っ白なボール状の手毬咲きの花を咲かせるオオデマリ(大手毬)。小さなミニ盆栽を作り、花を咲かせることにチャレンジします。
春の花だけでなく、秋の紅葉も楽しめる樹ですので、いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです。
オオデマリのミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。
オオデマリのミニ盆栽の素材
オオデマリの
ミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。
オオデマリを鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木を鉢に植え付けをしました。
苗木を大きな鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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オオデマリの鉢植えからミニ盆栽の素材を作る場合、取り木がおすすめです。
取り木で株を増やすと、枝がありますので、翌シーズンの春に花が咲く可能性があります。
オオデマリの取り木を5月22日にしました。
取り木の様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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7月31日、撮影。
オオデマリの取り木をして、約2ヵ月が経過しました。ビニールポットの底からは、根が少し見えるだけでしたが、土の表面に根が出ていますので、たくさん発根している可能性があります。
オオデマリの
取り木をハサミで切って、親木から切り離します。
ミニ盆栽の素材は、購入するよりも、普通の苗木を鉢植えで育て、取り木や挿し木で株を増やすほうが、おすすめです。
ビニールポットを取り除きました。
根の量が多く、オオデマリの取り木は成功です。
根の量が少ないと、枯れる心配がありますので、注意が必要です。
土を竹串で取り除きます。土を取り除くと、
根がたくさんありますので、枯れる心配がないです。
オオデマリは、発根がよいですので、挿し木や取り木で、簡単に株を増やすことができます。
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オオデマリのミニ盆栽の鉢の準備
オオデマリの
ミニ盆栽の鉢の準備をします。
ミニ盆栽の鉢に
植え付けをするまで、
根が乾かないように、水に浸けるとよいです。
オオデマリの
ミニ盆栽の素材を用意した鉢に入れて、雰囲気を確認します。
樹高と鉢のサイズのバランスがよく、
花が咲けば、美しい
盆栽になりそうです。
用意した鉢の大きさは、直径8センチぐらい、内径は6.5センチですので、2号より少し大きいサイズです。
小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。
鉢の高さは7センチぐらい。
浅い鉢は、暑さが厳しい夏に、水切れの心配がありますので、高さがある鉢がおすすめです。
必要なものは鉢底ネットと針金、針金を切ったり、曲げたりする道具はラジオペンチです。ラジオペンチは100均のもので使用できます。
鉢底ネットは
鉢の穴から用土が流れ出ないようにするために敷きます。
普通は敷くだけですが、盆栽では針金を使って固定します。
針金の曲げ方は、いろいろありますが
鉢底ネットが固定できれば、どのような曲げ方でもよいです。
針金は、直径1.2ミリのアルミ線を使いました。
先が細いペンチ(ラジオペンチ)で、
針金の先端を曲げると、動かないように固定できます。
植え付け・
植え替えは、
最初に鉢の準備をします。
根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
オオデマリのミニ盆栽の用土
オオデマリは、水はけ、通気性がよい用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒(細粒)と軽石(または桐生砂)を8:2の割合で混ぜた用土を使います。
盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。
鉢の底に、
水はけがよくなるように、
軽石の小粒を
鉢底石として、薄く敷きます。
鉢底石の上に用土を入れます。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで
用土を入れました。
植え付けのときに、株元の高さを確認して調整します。
植え付けは、根が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢に用土を入れて、準備をします。
オオデマリのミニ盆栽の植え付け
オオデマリの
ミニ盆栽の素材を
用土を入れて準備した鉢に、
植え付けをします。
オオデマリの
ミニ盆栽の素材は、樹高15センチぐらいの大きさです。
取り木で
針金を巻いた部分から下の
枝をハサミで切って、鉢に収まるように短くしました。
盆栽では、
根を
針金で縛って固定しますが、
取り木で作った
オオデマリの素材は、
根が細く、少ないですので、難しいです。
少し残した枝の部分に、針金を巻きつけます。しっかり固定できるように、少し太い直径1.5ミリのアルミ線を使いました。
枝に巻き付けた
針金の先端を準備した鉢の底の穴に、通します。
残した
枝に
針金を巻きつけましたので、
根に負担がありません。
鉢の底を通した
針金の先端を曲げます。
オオデマリの素材を鉢にしっかり固定できました。
赤玉土の極小粒(細粒)と
軽石で作った
用土を鉢に追加します。鉢の高さの8分目ぐらいまで
用土を入れます。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります。
オオデマリの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽が完成しました。
オオデマリのミニ盆栽の管理
オオデマリの素材を鉢に植え付けした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
オオデマリのミニ盆栽の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1~2日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、落葉して休眠していますので、完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります。
植え付けをした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
オオデマリのミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。
葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、花が少なくなることがあります。
耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。
オオデマリのミニ盆栽のポイント
- 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
- 用土は赤玉土の極小粒と軽石を8:2。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、花後(お礼肥)と落葉後に、緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え替えは、落葉期の11月~12月と2月~3月。
オオデマリのミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢が小さいですので、根詰りしないように、1~2年に1回、植え替えをします。
オオデマリのミニ盆栽の今後
完成したオオデマリのミニ盆栽の樹高は12センチぐらい、コンパクトですので、いろいろな場所に飾れます。
7月31日に、オオデマリの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽を作りました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、暑さが厳しい夏は、水切れに注意が必要です。冬の寒さは厳しくありませんので、屋外で冬越しできます。
オオデマリのミニ盆栽の今後の様子はこの記事を更新します。
寒くなり始めた秋には、葉が赤色に色づき、美しい紅葉が楽しめます。来シーズンの春に、花が咲くように育てます。
1年間の育てる様子を記録します。
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