初雪カズラは、キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑性のツル植物です。テイカカズラの園芸品種で、斑入りの小さな葉が特徴になります。
新しく芽吹いた葉に、白色やピンク色の斑が入り、寄せ植えやグランドカバー、フェンスに絡ませるなど、いろいろな利用方法があります。
ホームセンターや園芸店で、小さな苗木が安く販売されていますので、手に入れやすいことがメリットです。
ツルが長く伸びますが、剪定することで、コンパクトな株で楽しめますので、いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです。
初雪カズラのミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。
初雪カズラのミニ盆栽の素材
初雪カズラの
ミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。
初雪カズラの苗木が販売されていますが、幹が細いですので、2~3年ぐらい、鉢植えで育て、幹を太くしました。
初雪カズラを鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木を鉢に植え付けをしました。
苗木を鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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幹の太さは、直径4ミリぐらいまで成長しています。
初雪カズラの
ミニ盆栽の素材は、樹高が9センチぐらいになります。
初雪カズラのミニ盆栽の鉢
初雪カズラのミニ盆栽の鉢の準備をします。
用意した鉢の大きさは、直径6センチぐらいと2号のサイズです。
とても小さいですので、ベランダや玄関、室内など、好きな場所に飾ることができます。
鉢の高さは5センチぐらい。
浅い鉢は、暑さが厳しい夏に、水切れの心配がありますので、高さがある鉢がおすすめです。
100均の陶器に、穴を開けて、水が流れるように高台を削って作った鉢です。
100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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ミニ盆栽は、鉢が小さいですので、根の量が少ないです。
初雪カズラが、倒れたり、鉢から抜けないように、針金を使って固定します。
針金は直径1.2ミリのアルミ線を40センチと5センチに切りました。
40センチの針金を半分に曲げます。
曲げた部分に、5センチの
針金に巻きつけます。
先が細いペンチ(ラジオペンチ)で、5センチの
針金を高台の内側に収まるように、曲げます。
針金をセットして、ミニ盆栽の鉢の準備ができました。
初雪カズラのミニ盆栽の用土
初雪カズラは、水もちがよい用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土、バーミキュライトを6:3:1の割合で混ぜた用土が適しています。
ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒と軽石(または桐生砂)を8:2の割合で混ぜた用土を使います。
盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。
赤玉土の極小粒と軽石が均一になるように混ぜます。
鉢の底に、水はけがよくなるように、赤玉土の小粒をゴロ土として、薄く敷きます。
鉢が小さいミニ盆栽は、水を含むことが出来ない鉢底石の代わりに、ゴロ土を使うことで、水切れを防ぎます。
ゴロ土の上に作った用土を入れます。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付けのときに、株元の高さを確認して調整します。
植え付けは、根が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。
初雪カズラのミニ盆栽の植え付け
初雪カズラの鉢植えを鉢から取り出して、準備したミニ盆栽の鉢に植え付けをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
初雪カズラの植え付けに適した時期は、春の4月~6月と秋の9月~10月になります。
初雪カズラを鉢から取り出す
初雪カズラの鉢植えを鉢受け皿の中に横向きに置きます。
プラスチック製の鉢ですので、少し押しつぶして、幹の根元を引っ張れば、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
根鉢の土を崩す
竹串を使って、
初雪カズラの根鉢の土を崩して、取り除きます。
すべての土をキレイに取り除き、
初雪カズラの
根が見えるようになりました。
小さな樹ですが、根の量は多く、状態はよいです。
根を短く剪定する
初雪カズラの
根は、長く伸びていますので、準備した
ミニ盆栽の
鉢に入りません。
ハサミを使って、根を短く剪定します。
根を半分ぐらいに、短く剪定しました。
根を剪定すると、枯れることが心配になりますが、根の量が多いですので、大丈夫です。
初雪カズラのミニ盆栽の素材の準備ができました。
鉢に植え付けをする
根を
剪定した
初雪カズラを
用土を入れて準備した
鉢に入れます。
鉢に固定した針金を幹に巻きつけます。
盆栽では、根を針金で固定することが多いですが、幹に針金を巻きつけて固定するほうが、簡単で確実です。
幹の先端の枝まで、
針金を巻きつけます。左の
針金は、他の
幹に巻きつけます。
初雪カズラの素材を
鉢にしっかり固定することができました。
枝まで針金を巻きつけていますので、雰囲気がよくなるように、幹と枝を少し曲げます。
赤玉土の極小粒(細粒)と
軽石で作った
用土を鉢に追加します。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
鉢の高さの8分目ぐらいまで
用土を入れます。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。
軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります。
初雪カズラの素材を鉢に植え付けをして、ミニ盆栽が完成しました。
初雪カズラのミニ盆栽の管理
初雪カズラの素材を鉢に植え付けした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
初雪カズラのミニ盆栽の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります。
植え付けをした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
初雪カズラのミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。
葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、葉の色が悪くなることがあります。
耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。
初雪カズラのミニ盆栽のポイント
- 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
- 用土は赤玉土の極小粒と軽石(桐生砂)を8:2。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、春と秋に緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え替えは、4月~6月、または9月~10月が適しています。
初雪カズラのミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
ミニ盆栽の鉢は小さいですので、根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。
ツルが長く伸びたら、剪定をします。剪定することで、芽吹きが多くなると、枝が増えて、よい樹形になります。
初雪カズラのミニ盆栽の今後
8月19日に、初雪カズラの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽を作りました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、暑さが厳しい夏は、水切れに注意が必要です。冬の寒さは厳しくありませんので、屋外で冬越しできます。
初雪カズラのミニ盆栽の今後の様子はこの記事を更新します。
白色やピンク色の斑入りの葉は、春の新緑が美しく、寒くなる秋には紅葉も楽しめます。
1年間の育てる様子を記録します。
初雪カズラは、丈夫で育てやすいです。育て方については、別の記事に詳しく書いています。
初雪カズラは、発芽率がよく、挿し木は簡単ですので、株を増やすとよいです。挿し木の様子は、別の記事で詳しく書きましたので、参考にして下さい。
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ミニ盆栽の鉢は、100均の陶器から作りました。簡単に作れますので、おすすめです。
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