アルテルナンテラ「バリホワイト」は、ヒユ科ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属)の非耐寒性多年草です。亜熱帯から熱帯のアメリカが原産地になります。
亜熱帯から熱帯が原産地の非耐寒性多年草ですので、耐暑性が強いですが、耐寒性が弱く、日本の気候では、冬越しが難しく、一年草扱いです。
学名は、Alternantheraで、テランセラ「バリホワイト」と呼ばれることがあります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、緑色の小さな葉に白色の斑が入ることが大きな特徴です。
寒くなると、白色の斑の部分が薄いピンク色に紅葉して、美しい葉を楽しめます。
葉の大きさや形も、品種によって異なり、株は、ほふく性やブッシュ状、木立ち性になるものがあります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、葉の色が、紫色、黄色、緑色などのいろいろな色がマーブル模様であることが大きな特徴です。
日当たりや気温により葉の色が変化しますので、季節によって異なった雰囲気が楽しめます。
耐寒性が弱く、10度以下になりましたら、室内で保護すると安心できます。
11月上旬に園芸店で、アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗が安く販売されていましたので、購入して育てます。
寒さに弱いですが、九州地方の福岡県で育てますので、屋外で冬越しにチャレンジします。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗のラベルで、
葉の色や形を確認して購入しましょう。
「テランセラ」と記載されています。テランセラは以前の属名で、流通名として残っています。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
ラベルの裏に簡単に説明が記載されています。
テランセラ
バリホワイト
特 徴
ヒユ科の草木多年草で耐暑性に優れており、春から秋にかけての素材として最適。
お手入れも簡単です。
お手入れ方法
置き場所:屋外または室内の日当たりのよい場所。日陰になる場合は葉色が薄くなりますが大丈夫です。
水やり:乾いたらたっぷりと与えてください。
肥 料:春から秋にかけて市販の緩効性肥料を与えるとよりよい株になります。
その他:寒さには弱いので冬は切り戻して室内へ入れてください。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗の草丈は6センチぐらいです。
地植えして大きく成長しても、草丈は20センチぐらいと小さいですので、管理が簡単になります。
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、小さな
葉が密に茂りますので、コンパクトな株になります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の
葉は緑色に白色の斑が入ります。中央が緑色でフチが白色の覆輪タイプです。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の葉の長さが2センチぐらいと小さいです。
葉の幅は1.5センチぐらい。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗の選び方は、葉の色がよく、茎が間延びしていないものがよいです。
左の鉢は、アルテルナンテラ「ルビノイデス」。ツヤのある緑色の葉に、白色やピンク色の斑が入る品種です。
雰囲気が似ていますが、葉のツヤがあることが大きな違いになります。寒さで紅葉して、美しいです。
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左の鉢は、アルテルナンテラ「マーブルクイーン」。葉の色が、紫色、黄色、緑色などのいろいろな色がマーブル模様であることが大きな特徴です。
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左の鉢は、千日小坊です。同じアルテルナンテラですが、葉がとても小さく、雰囲気が大きく異なります。
千日小坊は、ポリゲンス種で、花を楽しむアルテルナンテラです。
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左の鉢は、千紅花火です。千日小坊に似た品種になります。濃い紫色の花が楽しめます。
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アルテルナンテラではありませんが、同じヒユ科のイレシネは、とてもよく似ています。
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アルテルナンテラの葉の色がたくさんあり、赤色、ピンク色、黄色、紫色など、カラーリーフとして人気が高いです。
葉の大きさや形も、品種によって異なり、株は、ほふく性やブッシュ状、木立ち性になるものがあります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の小さな鉢植え
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、地植えすると、草丈が20ンチぐらいまで大きく成長します。管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。
耐寒性が弱いですが、屋外での冬越しにチャレンジしますので、小さな鉢植えは保護しやすいです。
ビニールポットの状態のままで、鉢に入れると、
植え付け・植え替えをしたときの雰囲気が確認できます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」を小さな鉢植えで育てるために、KANEYA(兼弥産業)のスリット鉢を用意しました。
スリット鉢について、KANEYA(兼弥産業)のホームページで紹介してあります。
スリット鉢は、大地での根張りを鉢の中でも実現するために設計デザインされた理想的な植木鉢です。根のサークリング現象を防止するので、用土の90%以上が有効利用することができ、植物の生育に大きな効果があります。果樹・野菜・鑑賞用などあらゆる園芸に最適です。
MADE IN JAPAN、日本製ですので、耐久性が期待できます。
根詰りすることがなく、アルテルナンテラ「バリホワイト」を元気に育てることができます。植え替えも2~3年に1回で大丈夫になります。
スリット鉢のサイズは3号(直径9センチ)、CSM-90になります。
スリット鉢の大きな特徴は、八角形の形状と側面から底にスリットが設置されていることです。
ホームセンターや園芸店で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
八角形の頂点に、側面から底にスリットが8つあります。
スリットにより、根が光を浴びて伸びなくなることで、底で根を巻くサークリング現象を防ぎます。
八角形の形状が特徴のスリット鉢ですが、上部は普通の鉢のように円形になります。
段差まで用土を入れますと、ウォータースペースができますので、水遣りが簡単になります。
植物の成長によいスリット鉢を使うことで、アルテルナンテラ「バリホワイト」を小さな鉢植えで育てることができます。
霜が降りる寒い冬は、室内などに移動させることで、アルテルナンテラ「バリホワイト」を最適な環境で育てることができます。
準備した
スリット鉢の直径9センチと3号のサイズですが、八角形に部分は、一回り小さくなりますので、
普通の3号の鉢より少し小さい容量になります。
鉢の高さは7.5センチぐらい。大きくありませんので、移動が簡単になります。
スリット鉢は価格が安いので、いろいろな鉢のサイズを購入しています。左から2.5号(直径7.5センチ)、3号(直径9センチ)、3.5号(直径10.5センチ)。
苗を購入するときは、鉢のサイズ選びで悩む必要がありません。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗は、3号(直径9センチ)のビニールポットですので、一回り大きい3.5号(直径10.5センチ)が適したサイズです。
スリット鉢のデメリットは、デザイン性がないことです。価格が安く、生産者向けの商品ですので、仕方がありません。
100均の鉢が、鉢カバーとしてピッタリのサイズです。
葉が美しい時期は、鉢カバーに入れて飾り、普段は
スリット鉢のまま育てます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の立派な鉢植えになる予定です。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の用土
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、水はけ(排水性)がよい用土が適していますので、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。
作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土を使います。
赤玉土と腐葉土が、均一になるように混ぜます。
スリット鉢は、スリットが多く設置され、水はけがよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
鉢底石の上に用土を入れます。一度、土入れに入れると、用土がよく混ざりますのでおすすめです。
園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れて、アルテルナンテラ「バリホワイト」の鉢の準備ができました。植え付け・植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。
植え付け・
植え替えは、
最初に鉢の準備をします。
土の中にある根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の植え付け・植え替え
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗を鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の植え付け・植え替えに適した時期は、6月~10月になります。亜熱帯から熱帯が原産地の植物ですので、気温が高い時期がよいです。
11月上旬と、朝晩は冷え込むようになりましたが、九州地方の福岡県で育てていますので、根鉢を軽く崩して、鉢に植え付け・植え替えをします。
苗をキレイに掃除する
購入した
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗は、ビニールポットの中に、
枯れ葉があり、汚れていますので、
ピンセットを使って取り除きます。
苗をキレイに掃除してから、植え付け・植え替えをします。
ビニールポットから取り出す
ビニールポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、ビニールポットから取り出すことができません。
無理に取り出しますと、根が切れますので、穴から伸びた根はハサミで切ります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗を
鉢受け皿の中に横向きに置きます。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗をビニールポットから取り出すことができました。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の根鉢
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗をポットから取り出すことができ、根鉢になりました。
根鉢は、苗を鉢やポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の根鉢の状態を確認すると、底だけに根が固まって多くあります。
白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
11月上旬と寒くなり始めていますので、根鉢を軽く崩すだけにしたほうが枯れる心配がありません。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れ、汚れますので、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
表面の土を崩しましたので、
根鉢の高さが小さくなりました。
根鉢の底は、水はけが悪く、根腐れしやすい場所になります。
根が密になり固まった状態で、植え付け・植え替えをすると、根の成長がよくありませんので、崩します。
竹串を使って、固まった根をほぐします。
根鉢の底の
根を崩しました。水はけがよくなり、
根腐れの心配がなくなります。
根を切ると枯れることが心配になりますが、長く伸びた根は不要ですので、短く切るとよいです。
根鉢の中心部分は、
根が少なく、外側だけに
根がたくさんある状態です。
根鉢の側面は土が固まっていますので、竹串で崩します。
土を崩すことで、
植え付け・植え替えした後に、
根が成長しやすくなります。
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
鉢に植え付け・植え替えをする
用土を入れて準備した鉢に、
根鉢を崩した
アルテルナンテラ「バリホワイト」を入れます。
スリット鉢の
段差まで
用土を入れますので、
根元の位置を確認します。高い場合は、
用土を減らします。低い場合は
用土を増やします。
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります。
鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。
根鉢と鉢の間に隙間がありますので、苗の周りに用土を入れます。
根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土を入れないで赤玉土の小粒だけにしました。
用土に隙間ができないように、竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
スリット鉢の
段差より少し下まで
用土を入れます。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
雨や水遣りで土が跳ねて、葉に付着しますと、病気の原因になりますので、表面の土を軽石にするとよいです。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の植え付け・植え替えが終わり、小さな鉢植えが完成しました。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1~2日に1回、暑い夏は1日に1~2回、寒い冬は、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
水が不足して、用土が乾くと、生育が悪くなり、下の方の葉から枯れますので、注意が必要です。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ午前中に日が当たる場所に移動させます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、日当たりのよい場所で育てます。半日陰でも育てることができますが、茎が長く伸びて徒長しやすく、葉の色が薄くなります。
汚れたり、大きくなったりした葉を取り除く
アルテルナンテラ「バリホワイト」は、美しい
葉を楽しむ多年草ですので、普段の手入れは、汚れたり、大きくなったりした
葉を取り除くことです。
株元の
葉は日当たりが悪く、少し黄色に変色しています。
ハサミで葉の付け根を切り、汚れたり、大きくなったりした
葉を取り除きます。
株元の
葉をキレイに取り除きましたので、
風通しがよくなり、病害虫の予防になります。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の小さな鉢植えは、葉の大きさが揃って、バランスがよくなりました。
寒さで、白色の斑が薄いピンク色に紅葉して、美しいです。
鉢カバーに入れると、立派な鉢植えになります。
寄せ植えの素材として、よく利用されますが、単独でも楽しめます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の育て方のポイント
- 日当たり、風通しのよい場所で育てる。
- 用土は普通の市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
- 水遣りは、土の表面が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、春から秋に緩効性肥料を置き肥で与える。
- 植え付け・植え替えは、6月~10月が適しています。
アルテルナンテラ「バリホワイト」は特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、6月~10月に植え替えをするとよいです。
亜熱帯から熱帯の植物ですので、耐寒性が弱く、冬越しには5度以上が必要になります。平均気温が10度以下になりましたら、室内で管理すると安心できます。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の今後
11月9日に、アルテルナンテラ「バリホワイト」の苗を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、屋外での冬越しにチャレンジします。
アルテルナンテラ「バリホワイト」の今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。
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