春の3月中旬から4月に、黄色の美しい花が咲くレンギョウ。
花が終わった後に、結実して実ができます。レンギョウの実は、秋になると熟して褐色になります。
実の中に、種がありますので、種を採取して、レンギョウの種まきにチャレンジします。
レンギョウの種まきについて、インターネットで調べましたが、情報が少なく、発芽率が不明ですので、確認します。
レンギョウの種まきの時期
レンギョウの種まきは、秋から冬に種まきする「採りまき」、暖かくなった春に種まきする2つの時期があります。
実が熟して、種を採取して、すぐに種まきをする秋の「採りまき」と、乾かないように湿らしたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管して春の種まきです。
冷蔵庫に保管することは、家族がいると難しいですので、種を採取して、すぐに種まきをする「採りまき」をします。
「採りまき」は、種を管理する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、発芽するまで、長期間、乾かさないように水やりをする必要があることです。
種は、一度寒さに当たることで休眠打破して、発芽しますので、冷蔵庫などで管理する必要があります。
レンギョウから種を採取する
10月19日、撮影。
レンギョウを鉢植えで育てています。
レンギョウの育て方について、別の記事に詳しく書いていますので、参考にして下さい。
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10月下旬と、朝晩が冷え込むようになり、
レンギョウの葉が美しく紅葉しています。
結実して実ができたレンギョウ。花がら摘みをしないで、萎れた花を放置すれば、結実します。
実の先端が割れ始めていますので、実が完全に割れて、種が落ちる前に、実を採取して、種を手に入れます。
花柄をハサミで切り、
レンギョウの
実を採取しました。
レンギョウの種
採取した
レンギョウの
実。4つの
実を採取できました。
レンギョウの実の先端が少し割れていますので、種を取り出すことができます。
種はとても小さいですので、
鉢受け皿などの容器の中で作業することで、なくすことなく、
レンギョウの
種を採取することができます。
実を半分に割ると、中に
レンギョウの
種が、たくさんあります。
14個のレンギョウの種を手に入れることができました。
発芽率は不明ですが、半分の50%でも7つのレンギョウの苗ができます。
レンギョウの種まきの準備
レンギョウの種まきの準備をします。
発芽率をよくするために、種まきする前に、種を水につけます。
小さな容器があると便利です。100均の陶器が安くて、おすすめです。
屋外に置いていますので、プラスチック製は日光で劣化します。陶器は割れることがありますが、長期間使うことができます。
レンギョウの
種を水につけます。14個ある
種のうち、
すべての種が水に浮いています。
水に浮く種は発芽しないことが多く、残念です。
2~3日後に、種が水に沈むことがありますので、しばらく放置します。
レンギョウの種を水につけて1週間後、すべての種が水に浮いていましたが、水に沈んでいる種があります。
水に沈む種が11個になり、よかったです。
11個の
レンギョウの
種を水から取り出しました。
11個の種のうち、4個の種から根が出ています。
10月下旬ですが、九州地方の福岡県ですので、温暖な気候で暖かい日があります。
レンギョウの種が発芽することは嬉しいですが、これから寒くなりますので、苗が枯れることが心配です。
レンギョウの種床
レンギョウの種まきをするために、種床を準備します。
用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。発芽した後も、しばらく育てますので、プラスチック製の鉢を使います。
水はけがよくなるように、
鉢底石を敷きました。
鉢の高さの半分ぐらいまでは、
赤玉土の小粒を入れました。
レンギョウの種は、とても小さいですので、用土の隙間に入らないように、表面は、赤玉土の細粒を敷きます。
鉢の高さの7分目くらいまで用土を入れて、レンギョウの種床の準備ができました。
レンギョウの種まき
レンギョウの種は、とても小さいですので、ピンセットを使って、種まきをします。
レンギョウの種をピンセットを使って並べて、準備した種床に種まきします。
種を均等の間隔で並べて、重ならない様にします。
レンギョウの
種は小さいですので、見えにくいですが、11個の
種を並べました。
用土を種の上からかぶせる覆土をします。
覆土する用土の厚さは、種の大きさの1~2倍ぐらいが基本です。レンギョウの種は、とても小さいですので、5ミリぐらい薄く覆土します。
レンギョウの種まきが完成しました。
レンギョウの種まきの管理
レンギョウの
種は、とても小さいですので、流れないように、弱い水流で
水遣りをします。
レンギョウの種まきの管理は、難しいことはなく、用土が乾かないことを注意するだけです。
天気がよくない曇りの日でも、風が強く吹く日は1日で、用土が乾くこともありますので、気をつけて下さい。
直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
直射日光が当たると、用土が乾きやすくなりますので、管理が難しくなります。
レンギョウの種まきを成功させるポイント
- 種まきの時期は、秋から冬の「採りまき」、または、暖かくなった春。
- 種を2~3日間、水につけて、水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土、または、種まき専用の用土。
- 明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
レンギョウの種まきに、特別な方法はありません。発芽するまで乾かないように、日々、管理することが大切です。
レンギョウの種まきの今後
10月25日に、レンギョウの種まきをしました。
九州の福岡県の平野部で栽培していますので、温暖な気候です。冬の寒さは厳しくありませんので、屋外で管理できます。
寒さが厳しい地域は、用土が凍結しないように、保護する必要があります。
発芽や成長の様子は、この記事を更新します。
レンギョウの種まきを成功させて、安く、たくさんの苗を手に入れましょう。
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