ムラサキシキブのミニ盆栽の作り方


 
ムラサキシキブのミニ盆栽 作り方
寒くなり始める晩秋から冬に、紫色の美しいを楽しめるムラサキシキブ(紫式部)。

いろいろな場所に飾ることができる小さなミニ盆栽がおすすめです

ムラサキシキブミニ盆栽を作りましたので、作り方を詳しく説明します。



ムラサキシキブのミニ盆栽の素材

ムラサキシキブミニ盆栽を作るために、素材が必要になります。

ムラサキシキブを鉢植えで育てています。ホームセンターや園芸店で販売されている苗木をに植え付けをしました。

苗木を大きな鉢に植え付ける様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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取り木
ムラサキシキブの木からミニ盆栽の素材を作る場合、取り木がおすすめです。

枝がある株で、翌シーズンの春にが咲く可能性があります。

ムラサキシキブ取り木5月27日にしました。

取り木の様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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発根
7月27日、撮影。

ムラサキシキブ取り木をして、2ヵ月が経過しました。

発根していますので、ハサミで切って、親木から切り離します。


ビニールポット
ビニールポットを取り除きました。


素材
ムラサキシキブミニ盆栽の素材が手に入りました。

コンパクトな株で、枝がたくさんありますので、よい樹形になる可能性が高いです。


根
土を取り除くと、がたくさんありますので、枯れる心配がないです。

ムラサキシキブは、発根がよいですので、挿し木取り木で、簡単に株を増やすことができます。










ムラサキシキブのミニ盆栽の鉢の準備

ミニ盆栽 鉢
ムラサキシキブミニ盆栽の鉢の準備をします。

ムラサキシキブの素材は、が乾かないように水に浸けておくとよいです

100均の陶器に、穴を開けて、水が流れるように高台を削って作ったです。

100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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針金
ミニ盆栽は、が小さいですので、ムラサキシキブの樹が、倒れたり、から抜けないように、針金を使って固定します。

針金は直径1.2ミリのアルミ線を20センチと5センチの2本に切りました。


巻きつける
20センチの針金を半分に曲げて、5センチの針金に巻きつけます。


鉢の底
の底から針金を通します。


ペンチ
先が細いペンチ(ラジオペンチ)で、5センチの針金を曲げます。


鉢 準備
針金をセットして、ミニ盆栽の鉢の準備ができました。



ムラサキシキブのミニ盆栽の用土

ミニ盆栽 用土
ムラサキシキブは、水もちがよい用土を好みます

ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土7:3の割合で混ぜた用土が適しています。

ミニ盆栽は、赤玉土の極小粒(細粒)と軽石8:2の割合で混ぜた用土を使います。

盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。


均一
赤玉土軽石が、均一になるように混ぜます。


鉢底石
の底に、水はけがよくなるように軽石の小粒を鉢底石として、薄く敷きます。


土入れ
鉢底石の上に用土を入れます。

園芸用品のスコップ(ショベル)は、実用的ではありません。土入れのほうが使いやすいです。土入れは100均で大と小の2個セットで販売されています。


3分目
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。

植え付け・植え替えは、が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。



ムラサキシキブのミニ盆栽の植え付け

準備した鉢
取り木で作ったムラサキシキブ用土を入れて準備したに入れます。


押さえて
に固定した針金を押さえます

盆栽では、針金で縛って固定しますが、取り木で作ったムラサキシキブの素材は、の量が少ないですので、押さえるようにして固定するとよいです。


用土 鉢
作った用土を鉢に入れます。


隙間
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


ミニ盆栽 完成
鉢の高さの8分目ぐらいまで用土を入れます。

仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。

盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります

ムラサキシキブの素材を鉢に植え付けて、ミニ盆栽が完成しました。



ムラサキシキブのミニ盆栽の管理

水遣り
ムラサキシキブの素材をに植え付けした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

ムラサキシキブミニ盆栽水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。

春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。

暑い夏は、水切れに注意が必要です。半日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります


明るい日陰
植え付けした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

ムラサキシキブミニ盆栽は、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。

葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。日当たりが悪いと、が少なくなることがあります

耐寒性は普通です。冷たい風や霜に当たると、枝が枯れることがありますので、注意が必要です。寒さが厳しい地域は、保護すると安心できます。



ムラサキシキブのミニ盆栽のポイント

  • 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
  • 用土は赤玉土の極小粒と軽石を8:2。
  • 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
  • 肥料は、2月頃の寒肥、花後のお礼肥として、緩効性化成肥料を置き肥。
  • 植え替えは、芽吹く前の2月~3月。

ムラサキシキブミニ盆栽は、特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢が小さいですので、根詰りしないように、1~2年に1回、植え替えをします。



ムラサキシキブのミニ盆栽の今後

7月27日に、ムラサキシキブの素材をに植え付けて、ミニ盆栽を作りました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候です。

ムラサキシキブミニ盆栽今後の様子はこの記事を更新します

1年間の育てる様子を記録します。







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