シロシキブ(白式部)は、ムラサキシキブ(紫式部)の園芸品種で、美しい白色の実が大きな特徴です。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の耐寒性落葉低木で、樹高は1~1.5メートル、初夏の5~7月に小さな白色の花が咲き、秋の9~10月になると、美しい白色の実を楽しめます。
ムラサキシキブ(紫式部)を育てていますので、基本的に同じ育て方で大丈夫です。
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庭植えや鉢植え、盆栽やミニ盆栽などにできる樹です。
10月中旬に、ホームセンターで、シロシキブの苗木が安く販売されていましたので、購入しました。
シロシキブの苗木
シロシキブの苗木のラベル。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
ラベルの裏に、簡単に用途や栽培方法が記載されています。
シロシキブ
耐寒性低木
学名:Callicarpa japonica
原産地:日本・中国・朝鮮半島・台湾
用 途…鉢植え、庭植え
草 丈…1~1.5m
開花期…6~7月頃
管理のポイント
ムラサキシキブの白実種。日当たり~やや日陰でよく育ちます。湿り気味の土を好みますので、土の表面が乾きかけたらたっぷりと水を与えます。鉢植えの場合は1年に1回大きな鉢に植え替えましょう。花が咲いてから実がなるまで、長い間観賞できます。
シロシキブの苗木の樹高は、40センチぐらい、幹が斜めに伸びています。
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。
シロシキブの苗木の選び方は、葉が変色してなく、元気で状態がよく、節の間隔が小さいことです。
シロシキブの用土
シロシキブは、水もちがよく、腐植質に富んだ肥沃な用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。
作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
水はけ(排水性)がよくなるように、
鉢底石を1センチぐらい敷きます。
鉢の高さの底から3分目まで
用土を入れて、
シロシキブの鉢の準備ができました。
植え付け・
植え替えは、
最初に鉢の準備をします。
土の中にある根は乾燥しやすいですので、短時間で植え付け・植え替えをする必要があります。
シロシキブの植え付け・植え替え
シロシキブの苗木を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミとピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
シロシキブの植え付け・植え替えに適した時期は、葉が芽吹く前の2月~3月になります。
ビニールポットから取り出す
シロシキブの苗木を鉢受け皿の中に横向きに置きます。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
シロシキブの根鉢
シロシキブの苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
シロシキブの根鉢の状態を確認すると、根の量は多く、根が長く伸びています。
白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の底は、
根や土が固まった状態で、
植え付け・植え替えをすると、
根の成長がよくありませんので、軽く崩します。
根鉢の高さの底から三分一ぐらいを崩しました。
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、汚れて、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
竹串を使って、根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
竹串は素材が竹ですので、適度な硬さで幹や根を傷つけにくく、使いやすいです。
公園などにある大きな樹は、根の一部が地表に見える状態です。根元の位置が地表になると、樹の成長がよくなります。
根鉢を崩して、根をたくさん切ると、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
根鉢を崩して、鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
鉢に植え付け・植え替えをする
根鉢を崩した
シロシキブの苗木を
用土を入れて準備した鉢に入れます
根元の位置を確認します。
鉢のフチより少し下まで用土を入れますので、根元の位置がフチになるように調節します。
高い場合は、3分目まで入れた用土を減らします。低い場合は用土を増やします。少し低いですので、用土を足しました。
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、赤玉土の小粒だけにしました。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
鉢の高さの8分目ぐらいまで用土を入れました。
シロシキブの小さな鉢植えが完成しました。
シロシキブの管理
シロシキブを植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
シロシキブの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は落葉していますので、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
シロシキブは、日当たり・風通しのよい場所で管理します。日差しが強い夏は、葉焼けしますので、日陰がよいです。
シロシキブの育て方のポイント
- 日当たり・水はけの良い場所で育てる。夏は半日陰。
- 用土は市販の培養土。作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、2月頃に寒肥、花後のお礼肥え。緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え付け・植え替えは、芽吹く前の2月~3月。
- 剪定は、落葉している冬に、伸びた枝を切り詰める。
シロシキブは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢植えは根詰りしないように、1年に1回、植え替えをします。
シロシキブの今後
10月14日に、シロシキブの苗木を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候になります。
美しい白色の実がありますので、寂しくなる寒い冬でも、楽しむことができます。
シロシキブの今後の様子はこの記事を更新します。
1年間の育てる様子を記録します。
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