バンブーモニカは、イネ科ポゴナテルム(イタチガヤ)属の耐寒性多年草です。原産地は、東南アジアになります。
学名は、Pogonatherum paniceum 'Monica'で、ポゴナテルムやモニカと呼ばれることがあります。
ホームセンターで、ほとんど枯れているバンブーモニカの苗が、値引き販売されていましたので、購入して育てます。
緑が少し残っていますので、鉢に植え付け・植え替えをすれば、復活できます。バンブーモニカの苗を小さな鉢に、植え付け・植え替えをしてミニ盆栽を作ります。
バンブーモニカの苗
4月下旬に、ホームセンターで購入したバンブーモニカの苗。ほとんど枯れている状態です。
株元に緑の新芽が見えますので、復活できる可能性があります。
バンブーモニカの苗のラベル。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
ラベルの裏に、簡単に用途や栽培方法が記載されています。
バンブーモニカ
イネ科ポゴナテルム属
耐寒性多年草
栽培のポイント
日当り 日なた~半日陰
水やり 1日1回
肥 料 少量の肥料
バンブーモニカの苗の草丈は、10センチぐらい。
地植え(庭植え)して成長すると、30センチぐらいまで大きくなります。
直径6センチ、2号のプラスチック製のポットに植えられています。
バンブーモニカのミニ盆栽
バンブーモニカは、小さなミニ盆栽がおすすめです。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、ミニ盆栽は簡単にできます。
用意した鉢の直径5センチぐらいと2号より少し小さいサイズです。
100均の陶器に、穴を開けて作った鉢です。
100均の陶器に穴を開ける方法を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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ミニ盆栽は、鉢が小さいですので、根の量が少なくなります。
バンブーモニカが、倒れたり、鉢から抜けないように、根を針金を使って固定します。
針金は直径1ミリのアルミ線です。6センチと20センチぐらいの2本に切りました。
短い6センチの
針金を半分に折り曲げます。
半分に折り曲げた
針金の真ん中に、長い20センチの
針金を巻きつけます。
準備した小さな鉢に針金をセットすることができました。
バンブーモニカの用土
鉢の底に、
水はけがよくなるように、
鉢底石を薄く敷きます。
バンブーモニカは、水もちがよく、腐植質に富んだ用土を好みます。
ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます。作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土が適しています。
ミニ盆栽は、鹿沼土の小粒と赤玉土の極小粒を1:1の割合で混ぜた用土を使います。
盆栽の基本の用土は赤玉土です。環境や管理の方法によって、最適な用土が異なりますので、いろいろな配合を試すとよいです。
バンブーモニカの植え付け・植え替え
バンブーモニカの苗を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
バンブーモニカの植え付け・植え替えに適した時期は、春の3月~4月になります。
ポットから取り出す
バンブーモニカの苗は、ホームセンターで値引き販売されていて、枯れた葉が多くありましたので、ハサミで切って、取り除きました。
バンブーモニカの苗を
鉢受け皿の中に横向きに置きます。
ポットの底の穴から、竹串を挿すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
バンブーモニカの根鉢
バンブーモニカの苗をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の底に、根が長く伸びていますので、ハサミで切ります。
バンブーモニカの根鉢の状態を確認すると、根の量は多いです。白い根は新しく、茶色の根は古く、黒い根は腐敗しています。
鉢の底で根が巻くサークリング現象が発生しています。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け・植え替えすることが基本です。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
バンブーモニカの
根鉢の底から三分の一ぐらいの土を竹串を使って崩します。
根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。
枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要な根は取り除きます。
根鉢を崩して、バンブーモニカを2つに株分けしました。
ミニ盆栽は、小さな鉢で水切れしやすいですので、株分けして、予備の株を育てるとよいです。
鉢に植え付け・植え替えをする準備ができました。
根鉢を崩して、株分けしたバンブーモニカを準備した鉢に入れます。
バンブーモニカの根を、鉢にセットした針金で、押さえるように固定します。
作った
用土を鉢に入れます。鉢の高さの8分目ぐらいまで
用土を入れます。
根の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
赤玉土や軽石は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
仕上げに、表面の土は軽石を敷きます。
軽石は固く、水遣りをしても崩れませんので、キレイな状態が長持ちします。
盆栽用の化粧砂を敷くと、美しい仕上がりになります。
株分けして残った予備の株は、プラスチック製の鉢に、植え付け・植え替えをして育てます。
バンブーモニカの管理
バンブーモニカの苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
バンブーモニカの水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日に1回、暑い夏は、朝と夕方の1日1~2回、寒い冬は完全に乾かないように、3~4日に1回ぐらいが目安になります。
暑い夏は、水切れに注意が必要です。日陰で管理すると、水切れの心配がなくなります。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
バンブーモニカは、日が当たりがよい場所で育てます。午前中に日が当たり、午後からは日陰になる半日陰が最適です。
葉焼けを防ぐために、真夏は西日が当たらないように管理するとよいです。
耐暑性、耐寒性が強く、育てやすい多年草になります。
バンブーモニカの育て方のポイント
- 日当たりの良い場所で育てる。真夏は西日を避ける。
- 用土は市販の培養土。作る場合は赤玉土と腐葉土を7:3。
- 水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は、2月~3月に緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え付け・植え替えは、春の3月~4月。
バンブーモニカは特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
鉢植えは根詰りしないように、2~3年に1回、植え替えをします。
バンブーモニカの今後
4月24日に、バンブーモニカの苗を鉢に植え付け・植え替えして、ミニ盆栽を作りました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候です。
バンブーモニカのミニ盆栽の今後の様子はこの記事を更新します。
1年間の育てる様子を記録します。
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