ハギ(萩)の種まきを成功させるポイント


 
ハギ 種まき
秋の七草の1つであるハギ(萩)。

が終わった後に結実して、ができたので、ハギの種まきにチャレンジします。 


ハギの種まきの時期

ハギ種まき(実生)は、を採取して、すぐに種まきをすることにしました。

種まきをする時期は、を採取してすぐにまく「採りまき」と乾かないように湿らしたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管して、暖かくなった春に種まきする、2つの時期があります。

冷蔵庫に保管することは、家族がいると難しいですので、「採りまき」をします。

「採りまき」は、を管理する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります。

を保管して、発芽する気温になる春に種まきする方法は、が完全に乾燥しないように管理しなければなりません。

は、一度寒さに当たることで休眠打破して、発芽しますので、冷蔵庫などで管理する必要があります。

秋から冬に種まきする「採りまき」、暖かくなった春に種まきする2つの時期があります。



ハギの実から種を取り出す

ハギ 鉢植え
育てている鉢植えのハギに、があります。

ハギの育てる様子を詳しく書いた記事がありますので、参考にして下さい。
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ハギの実
育てている鉢植えのハギから、を採取しました。


ハギ 種
ハギの皮は、手で簡単に取り除くことができます。中に黒色のハギがあります。


5ミリ
ハギの大きさは5ミリぐらいです。とても小さいですので、なくさないように注意します。

鉢受け皿の中で作業するとよいです。


水に浸ける
は1日以上、できれば2~3日間ぐらい水につけるとよいです。ハギは、ほとんどが水に沈みました

水に沈むは発芽しやすいとされています。









ハギの種まき(実生)

種床
ハギ種まき(実生)をするために、種床を準備します。

用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。

発芽後も、しばらく育てますので、駄温鉢を使います。



種床の準備

9センチ
直径9センチ(3号)の駄温鉢を用意しました。


鉢底ネット
駄温鉢は、底に大きな穴がありますので、鉢底ネットをセットします。

針金を使って鉢底ネットを固定すると、ずれることがなく安心できます。


鉢底石
鉢底石として軽石を敷きます。

水はけ(排水性)がよくなるように鉢底石を敷きます。駄温鉢の底に1センチぐらい鉢底石を敷きました。

ハギが発芽した後、しばらくの間、植え替えをしないで育てる予定ですので、種床は普通の鉢植えと同じ準備をしました。


種まき 用土
ハギ種まき(実生)用土は、赤玉土の小粒です。ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安い赤玉土でよいです。

心配な場合は、種まき専用の用土がありますので、使うとよいでしょう。

盆栽のように長期間、植え替えをしないための用土でなく、発芽するまでの短期間と発芽後の1年間の栽培のための用土ですので、安い赤玉土で問題ありません。


6分目
鉢の高さの6分目くらいまで用土を入れて、種床の準備が完了です。



種をまく

種 並べる
水につけたハギをピンセットを使って並べて、準備した種床種まきします。



赤玉土
の上から、赤玉土の小粒をかぶせます。

かぶせる量は、の大きさの1.5~2倍くらいが基本です。ハギは5ミリぐらいですので、1センチぐらい赤玉土の小粒をかぶせました。


種まき 完成
ハギ種まき(実生)が完成しました。



ハギの種まきの管理

水遣り
種まき後は、すぐに水遣りをします。鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。

最初に泥水が流れますが、赤玉土の表面に付着している微塵が原因です。微塵は固まると、排水性(水はけ)が悪くなりますので、最初の水遣りで、流し出します。


明るい日陰
直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

ハギ種まき(実生)の管理は、難しいことはなく、用土が乾かないことを注意するだけです。

寒い冬でも、乾いた風が強く吹く日は1日で用土が乾くこともありますので、気をつけて下さい。



ハギの種まきを成功させるポイント

  • 種まきの時期は、秋から冬の「採りまき」、または、暖かくなった春。
  • を2~3日間、水につけて、水分をたっぷり含ませる。
  • 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
  • 種まき用土は赤玉土、または、種まき専用の用土。
  • 明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
ハギ種まき(実生)に、特別な方法はありません。発芽するまで乾かないように、日々、管理することが大切です。



ハギの種まきの今後

11月24日に、ハギ種まき(実生)をしました。

種まきの時期は、採取後にすぐにをまく「採りまき」と保管して暖かくなってからをまく、2つの時期があります。

を保管する方法は、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管することが難しいので、「採りまき」をしました

「採りまき」は、暖かくなる春まで3ヵ月間ぐらい、水遣りをする必要があることがデメリットです。

九州の福岡県の平野部で栽培していますので、早ければ、3月中旬発芽する可能性があります。

発芽や成長の様子は、この記事を更新します

ハギ種まき(実生)を成功させて、安く、たくさんのを手に入れましょう。



ハギは、小さな鉢植えで育てることができます。苗木の植え付けからが咲くまでを詳しく書いた記事ですので、参考にして下さい。



ハギは、挿し木で増やすことができます。剪定した枝を使って、ハギを増やした様子を書いた記事になります。
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