ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の育て方


 
ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、トウダイグサ科トウダイグサ属の非耐寒性多年草です。メキシコの南部が原産地になります。

学名は、Euphorbia hypericifoliaです。

が咲く時期は春から晩秋までと長く、白色の小さなが、たくさん咲きます。

10月初旬に、ホームセンターでユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗が、値引き販売されていましたので、購入しました。

が少なく、状態が悪い苗ですので、小さな鉢に、植え付け・植え替えをして、復活できるように育てます。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗

ユーフォルビア 苗
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗のラベルで、の色や形を確認して購入しましょう。

ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。

植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。


ラベルの裏
ラベルの裏に簡単に、特徴や管理方法が記載されています。

ユーフォルビア
ダイヤモンドフロスト
純白の小さな苞(ほう)が散りばめられたように株一面に溢れます。次から次と花が咲き、常にきれいな状態が楽しめます。
暑さや病気に強く、管理は簡単で手間がかかりません。
寄せ植えの脇役としてもおすすめです。

分類:トウダイグサ科トウダイグサ属
学名:Chamaesyce hybrid

耐 性 非耐寒性多年草     最低温度 約5℃まで
開花期 春~晩秋
性 状 立ち性
草丈・株幅 
草丈:30~40cm  株幅:30~40cm
主な用途 
花壇、プランター・鉢植え、ハンギング
植えつけ 
65cmプランターに約2ポット、花壇植えは約30cm間隔が目安です。
用土と元肥 
水はけがよい土に緩効性肥料を与えてください。
置き場所 
日あたりと水はけのよい所に置いてください。
水やり 
過湿に注意して乾かし気味に管理し、与えるときはたっぷり与えてください。
追肥 
植えつけ2~3週間後から液肥を1週間に1回以上与えてください。

上手に育てるポイント
特別な管理は必要ありません。簡単に長く楽しめます。








草丈
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗の草丈は、25センチぐらい

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」草丈は30~40センチです。地植えや大きな鉢なら大きく成長します。


2.5号
直径7.5センチ、2.5号のビニールポットに植えられています。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗の選び方は、が元気で状態がよく、密に茂っていることです。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の小さな鉢植え

小さな鉢植え
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、草丈が40センチぐらいまで成長する多年草です。

大きく成長すると、管理が大変になりますので、小さな鉢植えで育てます

日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。


100均の鉢
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」小さな鉢植えで育てるために、100均のプラスチック製の鉢を用意しました。

100均の商品ですが、日本製ですので、耐久性が期待できます


水はけ
底に小さな穴がたくさんありますので、水はけがよい鉢です


4号
準備した鉢の直径12センチと4号のサイズです。


3号
内径は10センチ以下で、3号より少し大きいサイズになります。


鉢の高さ
鉢の高さは、8センチぐらい。小さな鉢ですので、移動が簡単になります。


雰囲気
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗をビニールポットのままの状態で、鉢に入れると、植え付け・植え替えしたときの雰囲気が確認できます。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の用土

用土
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、水はけ(排水性)がよい用土が適していますので、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で育てることができます

作る場合は、赤玉土腐葉土6:4の割合で混ぜた用土を使います。


均一
赤玉土腐葉土が均一になるように混ぜます。


鉢底石
小さな穴が多く設置され、水はけがよいですので、鉢底石の必要がありませんが、鉢底石を少し敷きました。


用土 入れる
鉢底石の上に用土を入れます。


3分目
鉢の高さの底から3分目ぐらいまで用土を入れました。植え付け植え替えのときに、株元の高さを確認して調整します。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の肥料

肥料
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、植え付け植え替えをするときに、緩効性化成肥料を元肥として施します。

元肥は、苗木を植え付け植え替えをするときに、用土に施す肥料のことです。


8:8:8
N(チッソ)、P(リン酸)、K(カリ)が8:8:8と、一般的な植物用の肥料です。

8:8:8で合計24、合計の数字が30未満ですので、低度化成肥料になります。30以上は高度化成肥料です。

強くありませんので、気軽に使うことができる肥料になります。

数字が大きいほうが得した気分になりますが、肥料に弱い植物がありますので、注意が必要です。


説明書
肥料は説明書をよく読み、適量を与えましょう。


少量
肥料の説明書には、5号鉢で20グラムになっています。4号より小さい鉢ですので、5グラム、少量の肥料元肥として用土に混ぜます

肥料は少なく与えて、が黄色になったり、成長が悪かったりして、足りない場合は追肥します。


肥料 入れる
用土を入れた鉢に肥料を入れます。


混ぜる
肥料用土を軽く混ぜて、元肥を施しました。

植え付け・植え替えは、が乾かないように、手際よく作業したいですので、最初に鉢の準備をします。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」肥料は、5月から9月に液体肥料を1週間に1回ぐらい与えるとよいです



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の植え付け・植え替え

植え付け・植え替え
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗を、鉢に植え付け植え替えをします。

必要な道具は、ハサミピンセット竹串です。

鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。

鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け植え替え用に購入するとよいです。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」植え付け植え替えに適した時期は、春の5月頃になります



ビニールポットから取り出す

横向き
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗を鉢受け皿の中に横向きに置きます。


底の角
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。

手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。


取り出す
ビニールポットから取り出すことができました。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の根鉢

根鉢
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。

根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、と土が固まって見えている状態のことです。

根鉢の状態を確認すると、の量は普通で、細いになります。白いは新しく、茶色のは古く、黒いは腐敗しています。


三分の一
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に植え付け植え替えすることが基本です。



根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備

根鉢の底
根鉢の底は、水はけが悪く、根腐れしやすい場所になります。

竹串をほぐし、土を取り除き、新しい用土になることで、水はけがよくなり、根腐れの心配がなくなります。


根詰り
根鉢の底を崩して、固まったをほぐしました。

根鉢をたくさん崩すと、枯れることが心配になりますが、植え付け・植え替え後の管理をしっかりすれば、大丈夫です。

枯れる原因は、根詰りによる根腐れが多いですので、不要なは取り除きます。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」根鉢を崩して、鉢に植え付け植え替えをする準備ができました。



鉢に植え付け・植え替えをする

鉢 入れる
用土を入れて準備した鉢に、根鉢を崩したユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」を入れます。


根元の位置
根元の位置を確認します。高い場合は、用土を減らします。低い場合は用土を増やします。


水通り
根鉢の中心部分を竹串で挿すと、水通りや通気性がよくなります

鉢の中に入れていますので、根鉢が崩れる心配がありません。


赤玉土
根鉢と鉢の間に隙間がありますので、苗の周りに用土を入れます。

根鉢の土が保水性が高いので、赤玉土の小粒だけを入れました。


隙間
の間に用土が隙間なく入るように竹串で突きます。

赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。


完成
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」植え付け植え替えが終わり、小さな鉢植えが完成しました。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の管理

水遣り
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗を鉢に植え付け植え替えした後は、すぐに水遣りをします。

鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」水遣りは、鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。いつも土が湿っていますと根腐れすることがあります。

鉢を手に持って、重さで土の乾き具合を確認するとよいです。

春と秋は1日に1回、暑い夏は1日1~2回、寒い冬は、完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。

つぼみができてからが咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れすると。つぼみが傷みます

寒い冬でも、乾いた風で1日で乾いたり、小春日和で暖かい日があったりしますので、1日1回は、乾き具合を確認するようにしましょう。


明るい日陰
植え付け植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、日当たりのよい場所で管理します。日当たりが悪いとが咲きません。

暑い夏は、日差しが強いですので、直射日光が当たらないように管理するとよいです。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の育て方のポイント

  • 日当たりがよい場所で育てる。夏は日陰で管理。
  • 用土は水はけが良い培養土。
  • 水遣りは鉢の土が乾いたら水を与えます。
  • 肥料は春から秋に、週に1回、液肥を与える。
  • 植え付け植え替えは、春が適しています。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は特別な育て方はなく、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。

鉢植え根詰りしないように、1~2年に1回、春の5月頃に植え替えをします。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の今後

10月5日に、ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の苗を鉢に植え付け植え替えしました。

九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、まだが咲く可能性があります。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」今後の様子はこの記事を更新します。1年間の育てる様子を記録します。



更新しました

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」の花

10月14日
10月14日、撮影。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」を鉢に植え付け・植え替えをしてから、約1週間が経過しました。

が萎れるなどの異常はなく、が少し増えました。


ユーフォルビア ダイヤモンドフロスト 花
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、繊細な小さな白色で、とても美しいです。

が少ないですので、少し心配ですが、11月頃までが咲きますので、もうしばらくの間、美しいが楽しめます。


11月25日
11月25日、撮影。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」が芽吹き、株が大きくなりました。

九州地方の福岡県ですので、12月下旬から本格的に寒さが厳しくなる気候ですので、株が成長しました。

ホームセンターで値引き販売されていた苗で、小さな株でしたが、立派な鉢植えになりました。


12月23日
12月23日、撮影。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、寒くなりましたので、が茶色になり、枯れ始めました。

は、まだキレイな白色です。



ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」が枯れる

1月20日
1月20日、撮影。

ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、寒さの影響で、枯れました。

非耐寒性ですので、5度以下になると枯れます。

福岡県の1月の平均気温は6.6度、最高気温は9.9度ありますが、最低気温が3.5度ですので、寒さに耐えることができませんでした。


茎 枯れて
茎は完全に枯れています。株元が少し生きているようです。


枯れた茎
枯れた茎をハサミで切り、取り除きます。


株元
ユーフォルビア「ダイヤモンドフロスト」は、株元だけになりました。

暖かくなった春の復活できれば、来シーズンも美しい白色のが楽しめます。

春に復活できたら、記事を更新します。



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1 件のコメント :

Unknown さんのコメント...