孔雀アスターは、宿根アスターの中で、
クジャクが羽を広げたように美しい花が咲く品種群のことです。
シロクジャクとユウゼンギクなどを交配して改良された品種群になります。
ユウゼンギクも育てています。
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キク科シオン属の常緑多年草。北アメリカが原産地で、クジャク草と呼ばれることがあります。
花が咲く時期は、7~10月。草丈が少し高く、小輪の花がたくさん咲くことが特徴です。
12月に、ホームセンターで花が咲き終わった孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗が値引き販売されていましたので、購入しました。
冬越しさせて、来シーズンに美しい花を楽しむことにチャレンジします。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」の苗のラベルで、
花の色や形を確認します。
ラベルは保管していますが、よく紛失しますので、写真に撮るようにしています。
植物のラベル用のアルバム(フォルダ)を作り、保存すると便利です。
ラベルの裏に簡単な説明があります。
孔雀アスター
ビクトリア エリザベス
●分 類 多年草
●植付・植替期 3月~5月
●開 花 期 8月~11月
●用 途 花壇、鉢、切り花
特 長
茎はまっすぐ、孔雀が羽を広げたように弧を描いて伸び、小さな花を無数に咲かせます。
管 理
日当たりと水はけの良い場所で育てます。水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えてください。元肥として緩効性肥料を、追肥には生育期に3週間に1回程度液肥を施します。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗の草丈は6センチぐらい。草丈がとても小さいです。
孔雀アスターは、草丈が80~150センチですが、「ビクトリア エリザベス」は15~30センチと小さく、矮性品種になります。
草丈が小さいですので、寄せ植えやコンテナに利用できます。
直径7.5センチ、2.5号の小さな四角いビニールポットに植えられています。
12月ですので、
花が咲き終わり、枯れた
葉がある苗です。
枯れた
葉や黄色に変色した
葉を
ハサミで切り、取り除きました。
葉の状態は普通です。
12月と寒いですので、葉の緑色は薄く、元気がないですが、冬越しにチャレンジします。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の小さな鉢植え
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」は、小さなビニールポットですので、鉢に植え付け・植え替えをします。
草丈が15~30センチと小さいですので、小さな鉢植えで育てます。
小さな鉢植えで育てることで、管理が簡単になります。
日当たりを調節するために場所を移動したり、植え替えをしたり、小さな鉢植えは簡単にできます。
苗をビニールポットのまま、鉢に入れると、
植え付け・
植え替えをしたときの雰囲気を確認できます。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の鉢は、アップルウェアーのプレステラ105型にします。
ホームセンターや園芸店で10ヶ組で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
苗の植え付け・植え替えをするときは、予備の鉢を用意します。株分けしたほうがよい場合や鉢のサイズを変更することがあります。
一回り小さなプレステラ90型もありますので、いつでも植え付け・植え替えができるように、購入して鉢の予備を用意しています。
プレステラの大きな特徴は、側面から底にスリットが多く設置されていることです。
スリットにより根の先端が光を浴びて、伸びることができなくなります。
鉢の底で根が巻くサークリング現象を防ぎ、根詰りすることなく、用土を有効に利用でき、植物が元気に成長できる鉢です。
小さな鉢植えで、孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」を元気に育てることができ、根詰りを防止します。
プレステラは、底に特許番号が記載されています。
正方形の4つの角に長い
スリット。4つの辺の中央に短い
スリット、合計8ヵ所に設置されています。
1辺に2ヶ所、合計8ヵ所に仕切りがあり、根が鉢の底に沿って伸びることを防ぎます。
スリットだけでなく、仕切りを設置することで、完全に鉢の底で根が巻くことを防ぎます。
段差まで用土を入れると、ウォータースペースができ、水遣りが簡単になります。
プレステラは、生産者向けの商品で、実績がありますので、孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」を健康で丈夫に育てることが期待できます。
デメリットは、デザイン性がよくないことです。プラスチック製の鉢ですが、日本製ですので耐久性が高く、よい鉢です。
プレステラ105型は、1辺9センチの正方形の鉢です。普通の円形の鉢の3号(直径9センチ)より、少し大きなサイズになります。
鉢の高さは8センチぐらい。
プレステラは、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありませんが、スリットから用土が流れ出ることを防ぐために、鉢底石を敷きました。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の植え付け・植え替え
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗を、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」の植え付け・植え替えに適した時期は、3月~5月になります。
ビニールポットから取り出す
最初に、底を確認します。
根がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。
根がビニールポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗を鉢受け皿の中に横向きに置きます。
ビニールポットの底の角を指でつまむように押すと、簡単に取り出すことができます。
手で引っ張り上向きに、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」の苗をビニールポットから取り出すことができました。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の根鉢
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗木をビニールポットから取り出すことができ、根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の状態は、根が少ないように感じます。白い根は新しく、茶色の根は腐敗しています。
寒い冬の間は根が成長しませんので、心配です。根鉢を崩さないで、新しい鉢に植え付け・植え替えをします。
根鉢を崩して、植え付け・植え替えの準備
根鉢の表面の土は、水遣りで土の粒が崩れると、水通りと通気性が悪くなります。
植え付け・植え替えのときに、表面の土を崩すと状態がよくなり、見た目も改善します。
育てているときに、表面の土を崩すことを「中耕(ちゅうこう)」と言います。雑草を取り除き、水通りと通気性が改善しますので、おすすめです。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。根元が見えるまで、根鉢の表面の土を取り除きました。
根元より周りの土が高くなっていることが多いですので、根元が一番高くなるように根鉢の肩の土を崩します。
根も呼吸をしていますので、水はけ(排水性)と通気性が大切です。
鉢に植え付け・植え替えをするときに、根元の位置を地表にしてあげましょう。
鉢に植え付け・植え替えをする
根鉢の表面の土を崩した
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」を準備した鉢に入れます。
根元の位置を確認します。
プレステラの段差まで用土を入れますので、根元の位置が段差になるように調節します。
高い場合は、根鉢の底を少し崩します。低い場合は、鉢の底に用土を入れます。少し低いですので、用土を足しました。
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の用土は、市販の培養土でよいです。
用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で配合します。
根鉢の土が細かく、保水性が高いですので、腐葉土を入れないで、赤玉土だけを隙間に入れました。
根の間に
用土が隙間なく入るように
竹串で突きます。
赤玉土は粒状ですので、隙間ができやすくなりますので、注意が必要です。
軽石を敷くことによって、水遣りや雨で赤玉土の粒が崩れることを防ぎます。
水流が強い散水ノズルで水遣りしても、赤玉土の粒が崩れることがありません。
水遣りのときに、土の跳ね返りがなく、葉の裏に土が付きません。葉に土が付着すると病害虫の原因になりますので、注意してください。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の小さな鉢植えが完成しました。
小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができ、管理も簡単です。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の管理
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
花が咲く期間は、水切れに注意が必要です。水切れすると花が傷みます。
暑い夏の水切れに注意が必要。西日が当たらない半日陰で管理するとよいです。
乾き具合は、鉢を手に持ち重さで判断するとよいです。小さな鉢植えは簡単にできます。
寒い冬でも、乾いた風で1日で乾いたり、小春日和で暖かい日があったりしますので、1日1回は、乾き具合を確認するようにしましょう。
植え付け・植え替えした後の1週間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」は、日当たり・風通しの良い場所で管理します。強い西日が当たる所は避けましょう。
耐暑性・耐寒性は強いですので、寒い冬でも、保護は必要ないです。
雨よけ・霜よけで保護する
育苗トレーに、100均のU字型支柱を使い、雨よけ・霜よけを作りました。透明ビニールは100均のテーブルクロスです。
最近の家は軒下がありませんので、雨よけ・霜よけがあると、花が咲く植物や寒さに弱い植物の管理に便利です。
製作した様子を記事に書いていますので、参考にして下さい。
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ビニールハウスのように密閉されていませんので、株元の風通しがよいです。雨にあたりませんので、花を長く楽しむことができます。
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」の育て方のポイント
- 日当たり・風通しがよい場所で育てる。
- 用土は市販の培養土、または赤玉土と腐葉土を7:3で配合。
- 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は生育期に、少量の液肥を与える。
- 植え付け・植え替えは、3月~5月が適しています。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」は、基本を大切にすれば、初心者の方でも育てることができます。
耐寒性・耐暑性が強いですので、暑い夏の水切れだけを注意すればよいです。
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」は鉢植えやプランターの場合、根詰りしやすいですので、1~2年に1回、植え替えをします。
孔雀アスター「ビクトリアエリザベス」の今後
12月14日に、孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の苗を鉢に植え付け・植え替えしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、管理が簡単です。
孔雀アスター「ビクトリア エリザベス」の今後の様子はこの記事を更新します。
最初の目標は、枯らすことなく、冬越しさせることです。
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