那須五葉松の
種をインターネットのフリマで購入しました。
1年前に四国の赤石五葉松を実生(種まき)して、10個の種から8個が発芽して、8つの小さな五葉松の苗を手に入れることに成功しました。
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今シーズンは、那須五葉松の実生(種まき)にチャレンジします。
那須五葉松の魅力
五葉松は、名前の通り葉が5本ある松ですが、葉性に違いがあります。
産地によって分類され、福島地方の吾妻五葉松、那須地方の那須五葉松、四国地方の四国五葉松が三大産地として有名です。
那須五葉松は、葉が真っ直ぐ伸び、鮮やかな若緑色であることが大きな特徴で、魅力になります。
那須五葉松の自生地は、栃木県から福島県にある那須連山です。主峰の茶臼岳を中心に、北の朝日岳・赤面山、南の南月山・白笹山・黒尾谷岳までの範囲に自生しています。
園芸品がたくさんあり、「那須娘」は、とても人気があります。
価格の高い園芸品種を育てる自信がなく、普通の那須五葉松を育ててみます。
那須五葉松の自生地は寒い地方ですので、温暖な九州地方の福岡県で育てると、暑い夏が心配です。
実生(種まき)は、価格が安いですので、気軽にチャレンジできます。
那須五葉松の種
那須五葉松の
種を10個、購入しました。
半分の5個は発芽してほしいです。
那須五葉松の実生(種まき)の時期
那須五葉松の実生(種まき)は、種が届いて、すぐに種まきをすることにしました。
種まきをする時期は、種を採取してすぐにまく「採りまき」と乾かないように湿らしたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管して、暖かくなった春に種まきする、2つの時期があります。
冷蔵庫に保管することは、家族がいると難しいですので、「採りまき」をします。
「採りまき」は、種を管理する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります。
種を保管して、発芽する気温になる春に種まきする方法は、種が完全に乾燥しないように管理しなければなりません。
種は、一度寒さに当たることで休眠打破して、発芽しますので、冷蔵庫などで管理する必要があります。
秋から冬に種まきする「採りまき」、暖かくなった春に種まきする2つの時期があります。
那須五葉松の実生(種まき)の準備
那須五葉松の実生(種まき)の準備をします。
難しいことはなく、簡単ですので、確認して那須五葉松の実生(種まき)を成功させましょう。
種を水につける
那須五葉松の種を水につけます。
10個ある種のうち2個だけ水に沈みましたが、手前の8個の種が水に浮いています。
水に浮く種は発芽しないことが多く、残念です。
種は1日以上、できれば2~3日間ぐらい水につけるとよいです。
那須五葉松の種を水につけて7日後、8個の種が水に浮いていましたが、2個になっています。
水に沈む種が8個になり、よかったです。
五葉松の種は大きく、殻が厚いですので長く水につけることをおすすめします。
種床の準備
那須五葉松の種まきをするために、種床を準備します。
用土を入れることができれば、種床はどのような容器でも大丈夫です。
発芽後も、しばらく育てますので、駄温鉢を使います。
直径15センチ(5号)の浅型の駄温鉢を用意しました。
大きな鉢は、用土が乾きにくく、管理が簡単になります。
小さい容器や鉢は、狭いスペースに置くことができるメリットがありますが、用土が少ないですので、乾きやすいことがデメリットです。
鉢の高さは7センチぐらい。
駄温鉢は、底に大きな穴がありますので、鉢底ネットをセットします。針金を使って鉢底ネットを固定すると、ずれることがなく安心できます。
鉢底石として軽石を敷きます。
水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石を敷きます。駄温鉢の底に1センチぐらい鉢底石を敷きました。
那須五葉松の種が発芽した後、植え替えをしないで育てる予定ですので、種床は普通の鉢植えと同じ準備をしました。
那須五葉松の種まきの用土は、赤玉土の小粒です。ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安い赤玉土でよいです。
心配な場合は、種まき専用の用土がありますので、使うとよいでしょう。
盆栽のように長期間、植え替えをしないための用土でなく、発芽するまでの短期間と発芽後の1年間の栽培のための用土ですので、安い赤玉土で問題ありません。
鉢の高さの6分目くらいまで
用土を入れて、
種床の準備が完了です。
那須五葉松の実生(種まき)
水につけた
那須五葉松の
種をピンセットを使って、準備した
種床に
種まきします。
水に沈んだ
種は8個ありますので、均等に並べて
種まきしました。
水に沈まなかった2個の種は、期待はできませんが、真ん中に種まきしました。
鉢の真ん中に発芽すれば、水に沈まなかった種であることが分かります。
種の上から、赤玉土の小粒をかぶせます。
かぶせる量は、種の大きさの1.5~2倍くらいが基本ですが、那須五葉松の種は7ミリから1センチですので、1.5センチぐらい赤玉土の小粒をかぶせました。
那須五葉松の実生(種まき)が完成しました。
那須五葉松の種まきの管理
種まき後は、すぐに
水遣りをします。鉢の底から
透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
最初に泥水が流れますが、赤玉土の表面に付着している微塵が原因です。微塵は固まると、排水性(水はけ)が悪くなりますので、最初の水遣りで、流し出します。
直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
那須五葉松の実生(種まき)の管理は、難しいことはなく、用土が乾かないことを注意するだけです。
寒い冬でも、乾いた風が強く吹く日は1日で用土が乾くこともあります。
那須五葉松の種まきを成功させるポイント
- 種まきの時期は、秋から冬の「採りまき」、または、暖かくなった春。
- 種を2~3日間、水につけて、水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土、または、種まき専用の用土。
- 明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
那須五葉松の種まきに、特別な方法はありません。発芽するまで乾かないように、日々、管理することが大切です。
那須五葉松の種まきの今後
11月20日に、那須五葉松の種まきをしました。
種まきの時期は、採取後にすぐに種をまく「採りまき」と保管して暖かくなってから種をまく、2つの時期があります。
種を保管する方法は、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管することが難しいので、「採りまき」をしました。
「採りまき」は、暖かくなる春まで4ヵ月間ぐらい、水遣りをする必要があることがデメリットです。
九州の福岡県の平野部で栽培していますので、早ければ、3月中旬に発芽する可能性があります。
発芽や成長の様子は、この記事を更新します。
那須五葉松の種まきを成功させて、安く、たくさんの苗を手に入れましょう。
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