ヒメシャラは、樹皮が赤褐色で鮮やかですので、緑色の葉とコントラストがよく、シンボルツリーとして人気があります。
枝は細く枝分して、枝と葉が密な雰囲気の樹形ですので、小さなミニ盆栽に適しています。
種から発芽させて、大きな樹になるまで育てることができます。
ヒメシャラの種を発芽させて、寄せ植えのミニ盆栽を作ります。
ヒメシャラを鉢植えで育てています。ベランダや玄関に飾ることができ、初夏に美しい白い花を楽しめます。
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ヒメシャラの種
ヒメシャラの種を購入することができます。
樹木の種はホームセンターや園芸店で販売していることは少なく、インターネット通販やオークション、フリマで販売されていますので、探してみましょう。
盆栽屋さんで購入しました。
他の樹の種を注文するときに、一緒に購入することで送料の負担が小さくなります。
種だけを注文しましたが、クッション材がついた封筒に入れてあり、
種まきについての説明書も同封されていました。
名前ラベル付きの小さなビニール袋に入れてあるヒメシャラの種。
鉢植え皿に取り出して、そのくらいの数があるか?確認します。
たくさんの
種があります。
ヒメシャラの種を数えてみます。
ヒメシャラの種を10個ずつに分けました。20つと余りがありますので、200個以上あります。
発芽率が分かりませんが、たくさん苗が手に入りそうです。
ヒメシャラは、細い幹が数本立ち並ぶ株立ちが、柔らかく、自然な雰囲気になります。
たくさんの苗があれば、株立ち風のミニ盆栽や小さな鉢植えが作ることができますので、楽しみです。
ヒメシャラの種の大きさは、7ミリぐらい。
大きな種や小さな種がありますので、5~10ミリぐらいになります。
ヒメシャラの種まきの時期
ヒメシャラの種まきは、種が届いて、すぐに種まきをすることにしました。
種まきをする時期は、種を採取してすぐにまく「採りまき」と乾かないように湿らしたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管して、暖かくなった春に種まきする、2つの時期があります。
冷蔵庫に保管することは、家族がいると難しいですので、「採りまき」をします。
「採りまき」は、種を管理する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります。
種を保管して、発芽する気温になる春に種まきする方法は、種が完全に乾燥しないように管理しなければなりません。
種は、一度寒さに当たることで休眠打破して、発芽しますので、冷蔵庫などで管理する必要があります。
秋から冬に種まきする「採りまき」、暖かくなった春に種まきする2つの時期があります。
ヒメシャラの種まきの準備
種まきする前に、ヒメシャラの種を1日以上、常温の水につけます。
種にたっぷり水分を含ませて、発芽しやすい状態にします。
種を水に入れて、すぐは沈みません。
しばらくすると水に沈みますので大丈夫です。
種が沈まないと心配になりますが、2~3日ぐらい放置して、沈むまで待ちましょう。
ヒメシャラの種まき
5日後。ほとんどの種が水に沈みました。
2日後ぐらいに種が沈みましたが、種まきする時間がなく、5日後になりました。
水に沈む種が発芽しますので、常温の水につけることで、種に水を含ませる種まきの準備と種の選別の2つの作業が同時にできます。
水に沈まない種が少しあります。たくさん種がありますので、沈まなかった種を取り除きました。
ヒメシャラのミニ盆栽の種まき
ヒメシャラのミニ盆栽は、小さな鉢に、たくさんの種をまき、寄せ植えにします。
一番簡単に作ることができるミニ盆栽です。小さくて、可愛らしく、1年目から飾ることができます。
小さい樹ですので、花は咲きませんが、細い幹や葉を楽しめます。
盆栽の鉢は、底に大きな穴がありますので、鉢底ネットをセットします。針金で固定すると安心できます。
水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石として軽石の小粒を敷きます。
発芽後は、この鉢で育てますので、水はけ(排水性)がよい状態にします。
ミニ盆栽ですので、用土は種まきや挿し木用の焼成赤玉土の極小粒を使いました。
粒がとても小さく乾きにくい特徴があります。
鉢の高さの半分から6分目ぐらいまで
用土を入れます。
ヒメシャラの
種は小さいですので、ピンセットを使って
種まきします。
種が重ならないように並べます。
40個の種をまきました。どのくらい発芽するか?分からないですので、たくさんの種をまき、多すぎる場合は間引きします。
種の上から用土をかぶせます。かぶせる用土は、種の大きさの1.5~2倍くらいが基本です。
種が乾かないようにすることが目的です。
用土が極小粒で乾きにくいですので、種が見えなくなるくらいに薄くかぶせました。
ヒメシャラのミニ盆栽の種まきができました。
種まきをして、すぐに水遣りをします。
用土が極小粒ですので、やさしい水流で水遣りします。
種まき後は、乾かないように日陰で管理します。
風通しが悪いとコケやカビが発生しますので、注意してください。
ミニ盆栽の種まきは、簡単に寄せ植えができるメリットがありますが、鉢が小さいですので、乾きやすいことがデメリットです。
水遣りができないときは、鉢受け皿に水を入れて管理したり、濡れた新聞紙などでフタをするとよいです。
ヒメシャラの種はたくさんありますので、もう1つミニ盆栽を作り、2つの鉢ができました。
種まきで寄せ植えのミニ盆栽を簡単に作ることができますので、おすすめです。
小さな鉢の方が可愛らしいですが、管理が難しくなりますので、環境や水遣りのタイミングや回数によって、少し大きくしたほうがよいでしょう。
小さな鉢植えの種まき
ヒメシャラの種を確実に発芽させるために、大きな鉢に種まきをします。
発芽した苗を植え替えて、小さな鉢植えを作ります。
直径12センチ(4号)の浅型の駄温鉢を用意しました。
駄温鉢は、底に大きな穴がありますので、
鉢底ネットをセットします。
水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石を敷きます。駄温鉢の底に1センチぐらい鉢底石を敷きました。
ヒメシャラの種まきの用土は、赤玉土の小粒です。ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安い赤玉土でよいです。
心配な場合は、種まき専用の用土がありますので、使うとよいでしょう。
盆栽のように長期間、植え替えをしないための用土でなく、発芽するまでの短期間と発芽後の1年間の栽培のための用土ですので、安い赤玉土で問題ありません。
鉢の高さの6分目くらいまで
用土を入れて、
種床の準備が完了です。
種の上から、赤玉土の小粒をかぶせます。
かぶせる量は、種の大きさの1.5~2倍くらいが基本ですが、ヒメシャラの種は小さいですので、1センチぐらい赤玉土の小粒をかぶせました。
ヒメシャラの
種まきが完成しました。
種まき後は、すぐに
水遣りをします。鉢の底から
透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
最初に泥水が流れますが、赤玉土の表面に付着している微塵が原因です。微塵は固まると、排水性(水はけ)が悪くなりますので、最初の水遣りで、流し出します。
直射日光が当たらない
明るい日陰で管理します。
ヒメシャラの種まきを成功させるポイント
- 種まきの時期は、秋から冬の「採りまき」、または、暖かくなった春。
- 種を2~3日間、水につけて、水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土、または、種まき専用の用土
- 明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
ヒメシャラの種まきに、特別な方法はありません。
乾かないように、日々、管理することが大切です。
ヒメシャラの種まきの今後
12月11日に、ヒメシャラの種まきをしました。
種まきの時期は、採取後にすぐに種をまく「採りまき」と保管して暖かくなってから種をまく、2つの時期があります。
種を保管する方法は、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管することが難しいので、「採りまき」をしました。
「採りまき」は、暖かくなる春まで4ヵ月間ぐらい、水遣りをする必要があることがデメリットです。
九州の福岡県の平野部で栽培していますので、早ければ、3月中旬に発芽する可能性があります。
発芽の様子や寄せ植えのミニ盆栽の様子は、この記事を更新します。
ヒメシャラの種まきを成功させて、安く、たくさんの苗を手に入れましょう。
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