シンボルツリーとして人気が高い
シマトネリコ。小さな葉が規則的に並び、涼しい雰囲気の常緑樹です。
5月下旬から7月の初夏に。房のような小さな白色の花が咲き、翼(ヨク)のある種ができます。
種から発芽させて、大きな樹になるまで育てることができます。
シマトネリコの種を発芽させて、たくさんの苗を手に入れ、ミニ盆栽や小さな鉢植えを作ります。
シマトネリコを鉢植えで育てています。ベランダや玄関に飾ることができます。
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シマトネリコは挿し木で増やすことができます。
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シマトネリコの種
シマトネリコの
種は、ご近所や友人・知人に
シマトネリコの樹がある場合は、お願いして、樹から
種を採取するとよいです。
種は、すぐに落ちることがなく、長い間、枝先についていますので、秋から冬に採取できます。
シマトネリコの種を購入することができます。
インターネット通販やオークション、フリマで販売されていますので、探してみましょう。
盆栽屋さんで購入しました。
他の樹の種を注文するときに、一緒に購入することで送料の負担が小さくなります。
種だけを注文しましたが、クッション材がついた封筒に入れてあり、
種まきについての説明書も同封されていました。
名前ラベル付きの小さなビニール袋に入れてある
シマトネリコの
種。
鉢植え皿に取り出して、そのくらいの数があるか?確認します。
シマトネリコの
種は、翼(ヨク)がありますので、長細く大きいです。
たくさんの子孫を広い範囲に残すために、遠くまで飛ぶように種に翼(ヨク)があります。
シマトネリコの
種を20個ずつに分けました。9つありますので、180個ぐらいあります。
発芽率が分かりませんが、たくさん苗が手に入りそうです。
シマトネリコは、細い幹が数本立ち並ぶ株立ちが、柔らかく、自然な雰囲気になります。
たくさんの苗があれば、株立ち風のミニ盆栽や小さな鉢植えが作ることができますので、楽しみです。
シマトネリコの
種は、翼(ヨク)がありますので、大きく見えますが、
種は右端にある硬い部分で、とても小さいです。
翼(ヨク)の部分までの長さは2センチ以上ありますが、
種は7ミリぐらいになります。
シマトネリコの種まきの時期
シマトネリコの種まきは、種が届いて、すぐに種まきをすることにしました。
種まきをする時期は、種を採取してすぐにまく「採りまき」と乾かないように湿らしたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管して、暖かくなった春に種まきする、2つの時期があります。
冷蔵庫に保管することは、家族がいると難しいですので、「採りまき」をします。
「採りまき」は、種を管理する必要がなく、自然の環境に近いです。デメリットは、発芽するまでの期間が長くなりますので、長期間、乾かないように水遣りをして管理する必要があります。
種を保管して、発芽する気温になる春に種まきする方法は、種が完全に乾燥しないように管理しなければなりません。
種は、一度寒さに当たることで休眠打破して、発芽しますので、冷蔵庫などで管理する必要があります。
秋から冬に種まきする「採りまき」、暖かくなった春に種まきする2つの時期があります。
シマトネリコの種まきの準備
シマトネリコの
種は、翼(ヨク)がある状態で
種まきして大丈夫ですが、
ミニ盆栽を作るために、小さな鉢に
種まきしますので、
翼(ヨク)をハサミで切ります。
種の部分だけになると、
シマトネリコの
種は、とても小さいことが分かります。
1つずつ、翼(ヨク)を切ることは大変ですので、ビニール袋に
シマトネリコの
種を入れます。
ビニール袋の外側から手で握りつぶして、翼(ヨク)を取り除く方法があります。
少しだけ翼(ヨク)が粉々になり、取り除くことができましたが、失敗です。
ミニ盆栽を作るために、小さな鉢に種まきする分だけを翼(ヨク)を取り除きました。
種まきする前に、シマトネリコの種を1日以上、常温の水につけます。
種にたっぷり水分を含ませて、発芽しやすい状態にします。
種を水に入れて、すぐは沈みません。
しばらくすると水に沈みますので大丈夫です。
種が沈まないと心配になりますが、2~3日ぐらい放置して、沈むまで待ちましょう。
シマトネリコの種まき
5日後。ほとんどの種が水に沈みました。種の色が水を含んで変化しています。
2日後ぐらいにすべての種が沈みましたが、種まきする時間がなく、5日後になりました。
水に沈む種が発芽しますので、常温の水につけることで、種に水を含ませる種まきの準備と種の選別の2つの作業が同時にできます。
水を捨てます。
5日間も水につけていましたので、翼(ヨク)が柔らかくなり、
種まきやすくなりました。
ミニ盆栽を作るために、翼(ヨク)をハサミで切った
種を取り出します。
ミニ盆栽の種まき
シマトネリコの
ミニ盆栽は、小さな鉢に、
たくさんの種をまき、寄せ植えにします。
一番簡単に作ることができるミニ盆栽です。小さくて、可愛らしく、1年目から飾ることができます。
鉢は100均の陶器のお猪口に、底にダイヤモンドホールソーで穴を開けました。
ミニ盆栽の鉢は、販売している店舗が少ないですので、価格の安い100均の陶器は、ありがたいです。
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水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石として軽石の小粒を敷きます。
ミニ盆栽ですので、
用土は
種まきや
挿し木用の
焼成赤玉土の極小粒を使いました。
粒がとても小さく乾きにくい特徴があります。
鉢の高さの半分から6分目ぐらいまで
用土を入れます。
翼(ヨク)を取り除いた
シマトネリコの
種をピンセットを使って
種まきします。
20個の種をまきました。どのくらい発芽するか?分からないですので、たくさんの種をまき、多すぎる場合は間引きします。
種の上から
用土をかぶせます。かぶせる
用土は、
種の大きさの1.5~2倍くらいが基本です。
種が乾かないようにすることが目的です。
用土が極小粒で乾きにくいですので、
種が見えなくなるくらいに薄くかぶせました。
用土が極小粒ですので、やさしい水流で水遣りします。
風通しが悪いとコケやカビが発生しますので、注意してください。
ミニ盆栽の種まきは、簡単に寄せ植えができるメリットがありますが、鉢が小さいですので、乾きやすいことがデメリットです。
水遣りができないときは、鉢受け皿に水を入れて管理したり、濡れた新聞紙などでフタをするとよいです。
シマトネリコの
種がたくさんありますので、もう1鉢、
ミニ盆栽を作ります。
2つの鉢があれば、1つの鉢が失敗しても大丈夫ですので安心です。
大きい鉢の方が乾きにくく、発芽後も育てやすくなります。
発芽率が悪い場合でも、大丈夫です。
種まきで寄せ植えのミニ盆栽を簡単に作ることができますので、おすすめです。
小さな鉢の方が可愛らしいですが、管理が難しくなりますので、環境や水遣りのタイミングや回数によって、少し大きくしたほうがよいでしょう。
小さな鉢植えの種まき
シマトネリコの
種を確実に発芽させるために、大きな鉢に
種まきをします。
発芽した苗を植え替えて、小さな鉢植えを作ります。
直径12センチ(4号)の浅型の駄温鉢を用意しました。
駄温鉢は、底に大きな穴がありますので、
鉢底ネットをセットします。
水はけ(排水性)がよくなるように、鉢底石を敷きます。
シマトネリコの種まきの用土は、赤玉土の小粒です。ホームセンターや園芸店で販売されている価格の安い赤玉土でよいです。
盆栽のように長期間、植え替えをしないための用土でなく、発芽するまでの短期間と発芽後の1年間の栽培のための用土ですので、問題ありません。
鉢の高さの6分目くらいまで
用土を入れて、
種床の準備が完了です。
種の上から、赤玉土の小粒をかぶせます。
かぶせる量は、種の大きさの1.5~2倍くらいが基本ですが、シマトネリコの種は小さいですので、1センチぐらい赤玉土の小粒をかぶせました。
シマトネリコの
種まきが完成しました。
種まき後は、すぐに
水遣りをします。鉢の底から
透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
最初に泥水が流れますが、赤玉土の表面に付着している微塵が原因です。微塵は固まると、排水性(水はけ)が悪くなりますので、最初の水遣りで、流し出します。
直射日光が当たらない
明るい日陰で管理します。
シマトネリコの種まきを成功させるポイント
- 種まきの時期は、秋から冬の「採りまき」、または、暖かくなった春。
- 種を2~3日間、水につけて、水分をたっぷり含ませる。
- 種床は、どのような容器でもよく、普通の鉢が簡単。
- 種まきの用土は赤玉土、または、種まき専用の用土
- 明るい日陰で乾かないように水遣りをして管理。
シマトネリコの種まきに、特別な方法はありません。
乾かないように、日々、管理することが大切です。
シマトネリコの種まきの今後
12月11日に、シマトネリコの種まきをしました。
種まきの時期は、採取後にすぐに種をまく「採りまき」と保管して暖かくなってから種をまく、2つの時期があります。
種を保管する方法は、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫で保管することが難しいので、「採りまき」をしました。
「採りまき」は、暖かくなる春まで4ヵ月間ぐらい、水遣りをする必要があることがデメリットです。
九州の福岡県の平野部で栽培していますので、早ければ、3月中旬に発芽する可能性があります。
発芽の様子やミニ盆栽の素材の苗を作る様子は、この記事を更新します。
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