コロキアの園芸品種である
バリエガータは、オリーブに似ている
葉に、ライムイエローの斑が入る爽やかな雰囲気の樹です。
バリエガータは、英語の形容詞「variegated」に由来する品種名で、意味が「斑入りの」ですので、そのままです。
斑の色は白が多いですが、ライムイエローであることが特徴。枝は、コロキアの大きな特徴である黒色ですので、葉の色が目立ちます。
コロキア バリエガータの学名は、Corokia Variegataです。ニュージーランド原産のミズキ科コロキア属の常緑低木になります。
ホームセンターので苗を見つけましたので、購入して育てます。
常緑性ですので、緑が少なくなり、寂しくなる冬に楽しむことができそうです。
コロキア バリエガータの苗
コロキア バリエガータは、春の4~5月に、黄色の小さな
花が咲きます。
花が終わった後に、オレンジ色の果実が美しい実がつくことがありますので、楽しみです。
コロキア バリエガータ
Corokia Variegata ミズキ科
斑入りの葉が美しい品種です。寄せ植えの主木や、庭植え・生垣として使えます。雨や寒さにも強く、病害虫と病気の付きにくい樹です。
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。
幹が5本ありますので、
株分けできる可能性があります。
葉が小さく、枝ができやすいので、小さな鉢植えでも、樹形が整います。
コロキアの鉢は、アップルウェアーのプレステラ105型にします。
ホームセンターや園芸店で10ヶ組で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
プレステラの大きな特徴は、側面から底にスリットが多く設置されていることです。
スリットにより根の先端が光を浴びて、伸びることができなくなります。
鉢の底で根が巻くサークリング現象を防ぎ、根詰りすることなく、用土を有効に利用でき、植物が元気に成長できる鉢です。
小さな鉢植えでも、樹木であるコロキアを育てることができ、植え替えの頻度も少なくなります。
1辺に2ヶ所、合計8ヵ所に
仕切りがあり、
根が鉢の底に沿って伸びることを防ぎます。
スリットだけでなく、仕切りを設置することで、完全に鉢の底で根が巻くことを防ぎます。
段差まで用土を入れると、ウォータースペースができ、水遣りが簡単になります。
プレステラは、生産者向けの商品で、実績がありますので、コロキアを健康で丈夫に育てることが期待できます。
デメリットは、デザイン性がよくないことです。プラスチック製の鉢ですが、日本製ですので耐久性が高く、よい鉢です。。
プレステラ105型は、1辺9センチぐらいの正方形の鉢です。
普通の円形の鉢の3号(直径9センチ)より、少し大きなサイズになります。
鉢の高さは8センチぐらい。
コロキアの植え付け・植え替え
コロキアの苗は、ビニールポットですので、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ、ピンセット、竹串です。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
苗をビニールポットから取り出す
最初に、ビニールポットの底を確認します。
根がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。
根がビニールポットの底の穴から出ている場合は、ハサミで切ります。
コロキアの苗を鉢受け皿の中で横向きに置きます。
手で持った状態で、ビニールポットから取り出すと、根鉢が崩れて落としたり、土がこぼれたりしますので、置いて作業すると失敗なくできます。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
ビニールポットの底の角を指で押すようにつまむと、苗を簡単に取り出せます。
コロキアの苗をビニールポットから取り出すことができました。
コロキアの根鉢を崩す
コロキアの苗が根鉢の状態になりました。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
根鉢の底に、
根が多くあります。
根は伸びようとしますので、鉢植えでは、底に
根が集中します。
土がなく根だけになり、効率的に水や養分を吸収することができません。
枯れることはありませんが、土を有効に利用することができなく、成長がよくありません。
根鉢の底を三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に
植え付け・
植え替えすることが基本です。
根鉢の表面の土は、
水遣りで土の粒が崩れて、
水通りと通気性が悪くなります。
購入したコロキアの苗は、ホームセンターで在庫処分で値引き販売されていました。
店頭に長期間、並べられていましたので、表面の土にコケが生え、汚れています。
竹串を使って、根鉢の表面の土を崩します。
樹木の苗は、
挿し木で作ることが多いですので、
深植えになります。
深植えは、深く植え付けることです。樹木では幹から根が生えている根元が少し見えるくらいが理想です。
苗は、幹の部分が土に深く植え付けてあることが多く、倒れにくくなるメリットがありますが、根が酸素不足になり、成長がよくありません。
幹から根が生えている根元まで、表面の土を崩します。
根元まで表面の土を崩すと、
根鉢の高さが三分の一くらい減りました。
幹が曲がっているところまで、土に埋まっていました。
根鉢の底は、軽く崩すだけにしました。
作業をしていると、根鉢が崩れて、1本の幹が株分けされました。
樹が小さく、葉が少ないですので、株分けするとボリュームがなく、寂しくなりますが、1本だけ別の鉢に植え付けて、コロキアの盆栽にチャレンジします。
コロキアの用土
プレステラは、スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、鉢底石の必要がありません。
スリットの幅が広く、小さな小粒の用土は流れ出ますので、鉢底石として軽石を少し敷きました。
コロキアの用土は、ホームセンターや園芸店で販売されている普通の培養土で大丈夫です。
用土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜます。
水はけ(排水性)がよい用土が適していますので、赤玉土と軽石が混ざった再利用の用土を使いました。
たくさんの植物を育てていますので、植え替えで残土がでます。
古い土の残土を完全に乾燥させて、フルイにかけて粒を揃えて再利用しています。
鉢の高さの底から3分目くらいまで用土を入れて、コロキアの苗を植え付け・植え替えをする準備ができました。
コロキアを鉢に植え付け・植え替え
根鉢の底の
根は、
竹串でほぐして、
植え付け・
植え替えをします。
根元の高さがプレステラの段差の位置にあるか?確認します。高い場合は用土を減らし、低い場合は用土を足します。
プレステラは、基準になる段差がありますので、根元の高さの確認が簡単です。
根鉢と鉢の間に用土を入れます。
用土が隙間なく入るように竹串で突きます。
隙間の空洞は根の成長によくなく、水遣りすると用土が減ることがありますので、注意してください。
コロキアの植え付け・植え替えができ、小さな鉢植えが完成しました。
コロキアの管理
コロキアの苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
コロキアの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は土が完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
毎日、1日中、在宅していることはなく、水遣りの回数を増やすことは難しいです。
置く場所を変えたり、日よけを設置したりして日当たりを調節することで、水切れを防ぐことができます。
暑い夏は、午後になると気温が上昇して乾きますので、水を入れた鉢受け皿で腰水をすることで水切れを防ぎます。
腰水したまま状態が長く続きますと、根腐れの原因になりますので、夜間は、鉢受け皿から出すことが基本です。
植え付け・植え替えした後の1週間から10日間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
コロキアは、日当たりのよい場所で管理しますが、水切れしないように、水遣りの時刻や回数によって、日当たりを調節します。
半日陰でも育てることができますので、土の乾きを確認して、置く場所を決めるとよいです。
根鉢が崩れて、株分けされた1本の幹も鉢に植え付け・植え替えをしました。
コロキアの育て方のポイント
- 日当たりのよい場所、または、半日陰で育てる。
- 用土は普通の培養土。
- 水遣りは、表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は春と秋に緩効性化成肥料を与えます。
コロキアの育て方は簡単ですので、初心者の方でも育てることができます。
耐暑性・耐寒性が強く、病気や害虫の被害が少ないですので、初心者の方にも、おススメできる樹です。
鉢植えは根詰りしないように、2~3年ごとに植え替えをします。
コロキアの今後
11月8日に、コロキアの苗を鉢に植え付け・植え替えをしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てていますので、温暖な気候です。
12月中旬ぐらいから寒さが厳しくなります。1ヵ月以上ありますので、寒くなる前に根付いてくれます。
コロキアの今後の様子は、この記事を更新します。
ライムイエローの斑入りの
葉が、
コロキア バリエガータの大きな特徴です。
葉が美しくなるように育てます。
コロキアの冬越し、春の開花などを記録します。
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