'Night Moth'(夜蛾)の名前の通り、舞うように咲く、小さな花ですが、紫色が濃いですので、シルエットがはっきりして、際立ちます。
花が終わった後に、短く切り戻すと草姿が整い、新芽が芽吹き、繰り返し花が咲きます。
ラベルの裏には、簡単に特徴が記載されています。
チェリーセージ
ナイトモス
Salvia 'Night Moth'
科目:シソ科
分類:耐寒性多年草
花色:紫色
花期:6~11月
高さの目安:80cm
日照:日なた~半日陰
耐暑性:やや強い
耐寒性:やや強い
チェリーセージ ナイトモスの苗の
草丈は、10センチぐらい。
茎が細長く伸びていますので、まっすぐに伸ばすと15センチぐらいになります。
直径9センチ、3号のビニールポットに植えられています。
苗の状態は、あまりよくありません。
理由は、ホームセンターで値引き販売されていた苗だからです。
日当たりがよくない場所に並べられていたのか?葉の色が薄く、茎が長細く伸びています。
チェリーセージ ナイトモスの苗をホームセンターで、10月3日に購入しました。
ラベルの裏の記載されている花期は6~11月ですので、花が咲く6月ぐらいからホームセンターの店頭に並べられていた可能性があります。
根元の茎が木質化して、新しい茎が伸びていますので、葉と茎が一度、枯れたかもしれません。
花期は11月まで、2ヵ月間ぐらいありますので、復活できるか?チャレンジします。
チェリーセージの鉢植え
チェリーセージを小さな鉢植えで育てます。
庭植え・地植えや寄せ植えに、よく使われますが、単独で小さな鉢植えで育てると、管理がしっかりできるメリットがあります。
アップルウェアーのプレステラ105型をチェリーセージの鉢として準備しました。
ホームセンターや園芸店で10ヶ組で販売され、価格が安いですので、おすすめの鉢です。
プレステラ105型は、1辺が9センチぐらいの正方形の鉢になります。
プラスチック製の鉢ですが、
日本製ですので耐久性が高く、丈夫です。
プレステラの大きな特徴は、側面から底に
スリットが多く設置されていることです。
スリットにより根の先端が光を浴びて、伸びることができなくなります。
鉢の底で根が巻くサークリング現象を防ぎ、根詰りすることなく、用土を有効に利用でき、植物が元気に成長できる鉢です。
1辺に2ヶ所、合計8ヵ所に
仕切りがあり、
根が鉢の底に沿って伸びることを防ぎます。
段差まで用土を入れると、ウォータースペースができ、水遣りが簡単になります。
生産者向けの商品で、実績がありますので、チェリーセージを健康で丈夫に育てることができます。
デメリットは、デザイン性がよくないことです。鉢カバーを利用することで見た目がよくなりますので、花が咲くまでに、プレステラ105型に合うサイズの鉢カバーを探します。
チェリーセージの用土
チェリーセージは、ホームセンターや園芸店で販売されている草花用の普通の培養土で育てることができます。
用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた基本の用土です。
均一に混ぜた
用土を準備しました。
プレステラは、
スリットが多く設置され、水はけ(排水性)がよいですので、
鉢底石の必要がありません。
鉢の高さの底から3分目くらいまで
用土を入れ、
チェリーセージを
植え付け・
植え替えする準備ができました。
植え付け・植え替えをするときは、最初に鉢に用土を入れて準備をします。
草花は根が細く、乾燥に弱いですので、植え付け・植え替えは短時間で終わらせます。
チェリーセージの植え付け・植え替え
チェリーセージの苗をビニールポットから取り出し、鉢に植え付け・植え替えをします。
必要な道具は、ハサミ・ピンセット・竹串です。
鉢受け皿の中で、作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
必要な道具は、すべて100均で購入することができます。
植え付け・植え替えで使うハサミは、根を切ることがあり、土や小石を一緒に切ると刃を傷めますので、安いハサミがよいです。
葉や茎を切る園芸用のハサミと別にして、分けて使うことをおすすめします。
ビニールポットから取り出す
チェリーセージの苗をビニールポットから取り出します。最初に、ビニールポットの底を確認します。
底の穴から根がたくさん出ていますと、引っかかってビニールポットから取り出すことができません。
無理に取り出すと、根が切れますので、底から出ている根はハサミで切ります。
鉢受け皿の中で、チェリーセージの苗を横向きに置きます。
横向きに置くことで安定しますので、落ち着いて、ゆっくり作業できます。
ビニールポットの苗を手で持ち、ビニールポットから取り出そうとすると、落としたり、根鉢が崩れ、土がこぼれたりします。
葉や茎を傷めないように、苗を置いてビニールポットから取り出します。
チェリーセージの苗をビニールポットから取り出しました。
チェリーセージの根鉢。
根鉢は、苗を鉢やビニールポットから取り出して、根と土が固まって見えている状態のことです。
チェリーセージの根の状態はよくありません。
ホームセンターで値引き販売されていた苗ですので、苗をビニールポットに植え付けてから、長い時間が経過しているはずです。
根の量が少なく、根があまり成長できていない可能性があります。
根鉢を崩す
根鉢の底から三分の一ぐらいを崩して、一回り大きな鉢に
植え付け・
植え替えをすることが基本です。
ピンセットより下の部分の根鉢を崩します。
竹串を使って、チェリーセージの根鉢を崩します。
竹串は、素材が竹ですので、適度な硬さで根を傷つけにくい特徴がありますので、便利な道具です。
園芸用品に専用の道具である「根さばき」や「根かき」がありますが、金属製ですので、草花の細い根に適していません。
根鉢を崩して、土を取り除きました。
根鉢の底から三分の一ぐらいには、根がほとんどありません。
表面の土は、水遣りによって固まります。水通りが悪くなると、水が用土にしみこまないで、用土と鉢の隙間を流れますので、注意が必要です。
通気性も悪くなりますので、根の成長によくない影響があります。
チェリーセージの苗のビニールポットより、少しだけ大きなプレステラ105型に植え付け・植え替えをしますので、根鉢の側面を崩しました。
根の量が少ないですので、根を切らないように注意して土を崩しました。
草花の根は、とても細いですので、根鉢を崩すと、土と一緒に切れることが多いです。
鉢に植え付け・植え替え
根鉢を崩した
チェリーセージを
用土を入れて準備した鉢に、セットします。
チェリーセージの
根鉢と鉢の隙間に、
用土を入れます。
ホームセンターや園芸店で販売されている苗の土は、保水性がよいですが、通気性がよくありません。
根の成長には、酸素(空気)も必要ですので、通気性がある用土が適しています。
赤玉土は粒状ですので、鉢の中に隙間が多くある状態になり、通気性を確保できます。
チェリーセージの植え付け・植え替えができました。
ビニールポットと同じくらいの小さな鉢植えです。移動が簡単ですので、日当たりを調節しやすいメリットがあります。
用土が少ないですので、水切れに注意します。
チェリーセージの管理
チェリーセージの苗を鉢に植え付け・植え替えした後は、すぐに水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
チェリーセージの水遣りは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷり水を与えることが基本です。
春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は土が完全に乾かないように3~4日に1回ぐらいが目安になります。
葉が萎れやすいので、水切れに注意が必要です。
毎日、1日中、在宅していることはなく、水遣りの回数を増やすことは難しいです。
置く場所を変えたり、日よけを設置したりして日当たりを調節することで、水切れを防ぐことができます。
暑い夏は、水を入れた鉢受け皿で腰水をすることで水切れを防ぎます。
腰水したまま状態が長く続きますと、根腐れの原因になりますので、夜間は、鉢受け皿から出すことが基本です。
植え付け・植え替え後の1週間から10日間ぐらいは、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
チェリーセージは、日当たりのよい場所で管理しますが、水切れしないように、水遣りの時刻や回数によって、日当たりを調節します。
日が当たらない日陰で管理すると、茎が細長く伸び、花つきが悪くなります。
チェリーセージの今後
10月4日に、チェリーセージの苗を鉢に植え付け・植え替えをしました。
九州地方の福岡県の平野部で育てています。温暖な気候ですので、12月中旬ぐらいまでは寒さが厳しくありません。
チェリーセージの花が咲く時期は、6月から11月までですので、まだ2ヵ月間ぐらいあります。
新しい葉が芽吹き、成長すれば、花が咲く可能性があります。
チェリーセージの今後の様子は、この記事を更新します。
0 件のコメント :
コメントを投稿