5月下旬に、ホームセンターで半額のシールが貼ってある
サツキの小さな
苗を見つけました。
サツキの花の時期は、4~5月になりますので、花が咲き始める前の3月の下旬くらいに、ホームセンターや園芸店で、サツキの苗が販売され始めます。
花の時期が終わると、サツキの苗を購入する人がいなくなりますので、値引きされることがあります。
手頃な価格の小さな苗は、どのくらいの期間、育てれば、花が咲き、美しいサツキを楽しめるか?
確認するために、育てることにチャレンジします。
サツキの小さな苗
枝の先端が、
水切れして枯れている
サツキの小さな
苗。
状態がよくないですが、新芽が芽吹いていますので、復活できる可能性は高いです。
サツキの小さな
苗は、直径9センチ(3号)のビニールポットに植えてあります。
枯れた幹を切ってありますので、元の樹高はわかりません。
幹が細いですので、30センチくらいの苗と予想できます。
サツキの小さな苗を育て、来シーズンの春に花を咲かせることを目標にします。
サツキの品種
苗に付属しているラベルを確認すると、「夢花火」と記載されています。
夢花火(ゆめはなび)は、好月(こうげつ)の枝変りの品種になります。
花の大きさは、中輪。花びらは深切れです。
白地に鮮やかな紅色の大小絞り、飛び入り絞り、覆輪、底白、爪紅、紅色無地などのタイプがあります。
サツキは品種が多くありますので、ラベルで花の形や色を確認しましょう。
ラベルの裏に、簡単に育て方が記載してあります。
さつき
ツツジ科
用途 地植え、鉢植え
花どき 4月~5月頃
植え場所
日当たりと排水のよい酸性土を好みます。
水やり
表土が乾いたら与え、夏場は毎日与えます。
肥料
2~10月に緩効性肥料を株元に施します。
花後の剪定
花後の剪定を行ない樹形を整えます。
サツキの育て方は、難しいことはなく、ガーデニング・園芸の初心者の方でも簡単に育てることができます。
サツキの小さな鉢植え
サツキは、花壇に植えられることが多いです。
大きく成長したサツキの美しい花が一杯の花壇は、豪華で素晴らしいですが、小さな鉢植えで花を咲かせることにチャレンジします。
ビニールポットのままでは、栽培環境がよくないですので、プラスチック製の鉢を用意しました。
円形の3号(直径9センチ)の鉢より、少し大きいサイズになります。
鉢の高さは8センチ、底から6.5センチのところにある段差まで
用土を入れると、ウォータースペースができます。
鉢の側面から底に、
スリットが設置され、
鉢の底で根が巻くサークリング現象を防ぎ、植物の成長がよくなる鉢です。
アップルウェアーのプレステラは、生産者向けの鉢で、苗木の生産に使われます。
サツキの小さな苗が花が咲くまでは、栽培を重視して、プレステラで育てます。
サツキの植え付け・植え替え
サツキの小さな苗は、ホームセンターで値引き販売されていましたので、状態がよくないです。
枯れた枝がたくさんあります。
植え付け・植え替えをする前にサツキの苗をキレイな状態にします。
サツキの枯れた枝の剪定
枝を切る
剪定は、
難しい作業ではありません。
剪定に適した時期に、枝を切ることは、病害虫の予防になりますので、植物を健康に育てることに役立ちます。
ハサミで枝を切るだけです。
サツキは、名前の通り5月(皐月)に花が咲きますので、5月下旬から6月上旬が剪定に適した時期になります。
6月中旬から7月に、花芽を作りますので、7月以降に剪定をすると、花芽ができた枝を切ることになり、翌シーズンの春に花が咲かなくなります。
幹が細い小さな苗ですので、枯れた枝だけを剪定しました。
葉をできるだけ多く残して、元気に復活するように育てます。
サツキの苗の準備
サツキの苗を
植え付け・
植え替えするために、ビニールポットから取り出します。
必要な道具は、ハサミ・竹串・ピンセットです。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
ビニールポットから取り出す前に、
鉢の底を確認します。
底から根がたくさん出ていますと、ビニールポットから取り出すことができなくなります。
無理に取り出すと、根が切れます。
たくさん根が出ている場合は、ハサミで根を切ります。
用土の粒が崩れていませんので、根鉢の状態も大丈夫になります。
植え付け・植え替えでは、根鉢の底から三分の一ぐらいを切り落として、古い根を取り除きます。
底の真ん中にある黒い部分が古い根になります。
サツキの
植え付け・
植え替えの適期は、
花が咲いている時期を除く
3月下旬から6月中旬、または9月下旬から10月です。
5月下旬ですので、植え付け・植え替えに適した時期になりますが、暑くなりますと、根の成長が止まります。
暑い夏が終わり、涼しくなった秋の9月下旬のほうが、根が成長する期間が長くなります。
今回の植え付け・植え替えでは、樹の負担を小さくすることにします。
このままの状態で、注意して管理します。樹勢がよくなり、回復した9月下旬に、根鉢を崩して、本格的な植え付け・植え替えをすることにします。
鉢に植え付け・植え替えをする
準備した鉢に、サツキの苗を植え付け・植え替えします。
根鉢を少し崩して、鉢に入れることができる大きさにしました。
サツキの苗を鉢に、
植え付け・
植え替えすることができました。
サツキの管理
植え付け・
植え替え後は、すぐに
水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
サツキは、浅く、細い根が張るため、乾燥に弱いという特徴があります。
表面の土が乾いたら水遣りをします。
サツキの水遣りは、春と秋は1日1回、暑い夏は朝と夕方の1日2回、寒い冬は3~4日に1回ぐらいが基本です。
暑い夏の水切れに注意が必要です。
植え付け・
植え替え後の1週間から10日間ぐらいは、直射日光が当たらない
明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
サツキは、日当たりのよい場所が適しています。
暑く日差しの強い夏だけは、西日が当たらないように管理する必要があります。夏は、半日陰で管理すると、水切れを防ぐこともできますので、おすすめです。
サツキの育て方のポイント
- 日当たり・風通しがよい場所で育てる。
- 水はけ、水もちのよい、鹿沼土などの酸性の用土を好む。
- 水遣りは鉢の土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
- 肥料は花後のお礼肥え、秋の10月頃、冬の2月頃に寒肥、緩効性化成肥料を置き肥。
- 植え付け・植え替えは、春の花が咲く前、秋の10月頃。
サツキの育て方は、基本を大切にすれば、簡単です。水切れだけに注意すれば枯れることはありません。
鉢植えは、2~3年ぐらいに1回、植え替えをします。水遣りのときに水が抜けなくなったり、葉の色が悪くなったりしますので、分かりやすいです。
花が終わったら、すぐに花柄摘みをします。種を作ろうとすると株が弱り、新芽が伸びが悪くなります。
サツキの鉢植えの今後
ホームセンターで値引き販売されていた
サツキの小さな苗。小さな鉢植えで
花が咲くまで育てます。
5月23日に、植え付け・植え替えをしました。
枯れた枝を剪定して樹高が小さくなり、来シーズンの春に花が咲くことができるか?少し心配です。
水切れしないように水遣りをして、夏越しが無事にできたら、9月下旬に植え替えをします。
サツキの小さな鉢植えの今後の様子は、この記事を更新します。
更新しました。
サツキの花
ホームセンターで値引き販売されていた
サツキの苗木を購入、プラスチック製の
鉢に植え付け・植え替えをしてから2年が経過しました。
枝が増えて、株が大きく成長して立派なサツキになり、美しい花が咲き、とても嬉しいです。
サツキの品種は「夢花火」、白地に鮮やかな紅色が入る品種。紅色が少なく、寂しいですが、
花びらが細く、深切れしている美しい
花です。
サツキは、名前の由来が5月を表す「皐月」ですので、5月頃に花が咲きます。
サツキの花がら摘み
5月23日、撮影。
サツキの花が咲き終わりました。
サツキは花が終わり始めるころに、新芽が芽吹き、夏に伸びた新芽の先端に、来シーズンの花芽ができます。
咲き終わった花をそのまま残すと、結実して種を作りますので、樹の体力を使います。
来シーズンの花のために、元気な新芽が芽吹くように、花がら摘みをして、種ができないように管理します。
花がら摘みの道具
サツキの
花がら摘みに必要な道具は、ハサミ、ピンセット、鉢受け皿などの容器です。鉢受け皿は取り除いた花がらを入れるために用意しました。
庭木や大きな樹は、手で花がら摘みをすることができますが、小さな樹は道具を使ったほうが簡単になります。
花がら摘みのやり方
サツキの
花がら摘みのやり方は、
花をキレイに取り除くだけです。
ピンセットを使って、咲き終わった花を取り除きます。
花びらの部分をつかむと、雌しべの根元である子房が残ります。
子房の中に種ができますので注意が必要です。
花柄(かへい)を切ることで、キレイに
花がら摘みをすることができます。
サツキの
花がら摘みのやり方は、花柄(かへい)をハサミで切るとよいです。
ピンセットで花柄(かへい)をつかみ、取り除くこともできます。
慣れると、ピンセットを使うやり方が、簡単で確実です。
花が散り始めるころに、
花がら摘みをすると汚れることがなく、掃除する必要がありませんので、おすすめです。
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