南天(ナンテン)の種まき(実生)を成功させるためのポイント:実から種を取り出して種をまく


南天 ナンテン 種まき
南天(ナンテン)の実。

南天(ナンテン)は、「難を転ずる」ことに通じますので、自宅の庭に縁起木、厄よけ、魔よけとして植えらることが多く、和風の家には現在でも人気の樹木の1つです。

初夏の6~7月にが咲き、秋の11月ぐらいから冬の間、を楽しむことができます。

庭に植えられた南天(ナンテン)にがありましたので、を取り出して、種まき(実生)をします。

発芽した苗を使って、南天(ナンテン)のミニ盆栽を作ります。

 

南天(ナンテン)の実から種を取り出す。

南天 枝 実
南天(ナンテン)の枝からを取り除きます。

は小さいですので、鉢受け皿などの容器の中で作業すると、がこぼれることがありません。

実 ピンセット
南天(ナンテン)のは、小さいですので、ピンセットを使うとよいです。




ピンセット 種
2つのピンセットを使って、南天(ナンテン)のからを取り出しました。果実は、ほとんどなく、より一回り小さながありました。

南天(ナンテン)のは、鳥が食べることがありますが、果実がほとんどないでも食べなければならないほど、冬は食べるものがないようです。

種 直径
南天(ナンテン)のの直径は5ミリぐらいです。

種 ビニール袋
ピンセットで1つずつ、南天(ナンテン)のからを取り出すことは大変ですので、ビニール袋を使って、1度にからを取り出します。

赤い実
まだ完熟していない赤いをビニール袋に入れます。ビニール袋に入れることで、手が汚れる心配がなくなります

を潰したときに、が飛んで紛失することもありませんので、おすすめの方法です。

手 潰す
ビニール袋の外側から手で潰します。指で強くつまむとからがでます。

潰れた実
潰したをビニール袋から出して、ピンセットでだけを分けます。

実 種
南天(ナンテン)のからを取り出すことができました。

完熟
赤色でなく黒くなった。完熟した南天(ナンテン)のになります。

完熟していない赤いの種と完熟した黒いで、の発芽率に違いがあるか?興味があるので、分けることにしました。

黒い実 ビニール袋
完熟した黒いをビニール袋に入れます。

手 潰す
ビニール袋の外側から手で潰します。黒いは乾燥しているので、簡単にが崩れます。

実 乾燥
完熟した黒いは、果実が乾燥してなくなっていますので、簡単にを取り出すことができました。


南天(ナンテン)の種を蒔く準備

種 水
から取り出した南天(ナンテン)のをまく前に水につけます

手前の白くてキレイなが赤い実から取り出した。奥のは完熟した黒い実から取り出したになります。

果実には、発芽を抑制する成分が含まれていますので、キレイに取り除きます。

種 水 1日
南天(ナンテン)の1日、水につけました

長期間、水につけたほうがよいですのが、が含むことができる水分の量に限界があります。小さなですので、1日、水につければ十分です。


南天(ナンテン)の種床を準備する

南天 種床
をまくための用土を入れた鉢などの容器のことを「種床」や「苗床」と呼びます。用土を入れることができれば、どのような容器でも大丈夫です。

南天(ナンテン)のは、多くありませんので、容器は駄温鉢にしました。

直径9センチ
直径9センチの3号の駄温鉢南天(ナンテン)の種まきに使います。

鉢の高さ
駄温鉢の高さは8センチぐらい。

鉢底ネット
駄温鉢は底に大きな穴がありますので、排水性(水はけ)がよいです。鉢底ネットを設置します。

鉢底石
駄温鉢の底には、鉢底石を1センチぐらい敷きます。

南天 種床 用土
南天(ナンテン)の種床用土は、赤玉土の小粒を使います

種まきをして、発芽後、しばらくの間、苗を栽培するだけですので、ホームセンターなどで販売されている安い赤玉土でよいです。

7分目
駄温鉢の高さの7分目ぐらいまで用土を入れて種床の準備ができました。


南天(ナンテン)の種まき

種まき
準備した種床に、南天(ナンテン)の種まきをします。ピンセットを使って、の位置が均等になるように置きました。

赤い実 種
赤い実から取り出したキレイなを円形に、置きました。

中心付近に完熟した黒い実から取り出したを置き、発芽率の違いを確認できるようにしました。

用土 隠れる
が隠れて見えなくなるように、用土で覆います。一般的に覆う用土の厚さは、の大きさの2倍くらいになります。

用土に穴を開けて、種まきをする場合、の大きさの3倍の深さの穴を作ります。3倍ですのでの上の用土の量は、の大きさの2倍になります。

南天(ナンテン)のは、直径5ミリぐらいでしたので、1センチぐらい用土をかぶせるとよいです。

南天 ナンテン 種まき
南天(ナンテン)の種まきができました。


南天(ナンテン)の種まき後の管理

水遣り
種まき後は、すぐに水遣りをして用土に水を与えます。

水につけて、たっぷり水分を含んだを乾かさないように、用土が湿った状態を維持します。

明るい日陰
南天(ナンテン)の種まきをした種床は、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します

用土が乾かないように、朝と夕方の1日2回、水遣りを毎日、忘れずに続けます。


南天(ナンテン)の種まき(実生)の今後

南天(ナンテン)の種まき(実生)を、本格的に寒くなる前の12月12日にしました。

を採取して、すぐに種まきをする「採りまき」です。を保管する必要がありませんが、発芽するまで、長期間、種床を乾燥させないように、水遣りをして管理する必要があります。

南天(ナンテン)のが発芽して、苗になるまでの様子は、この記事を更新します


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