春に枝垂れた枝の先に、小さな白い花がたくさん咲くユキヤナギ(雪柳)。大きな株が公園や花壇に植えられていることが多いですが、鉢植えで育てることができます。
耐暑性、耐寒性が強く、強健で、生育も非常に旺盛ですので、簡単に育てることができます。
小さな苗を購入したので、ミニ盆栽を作ります。
ユキヤナギ(雪柳)の特徴と育て方
ユキヤナギ(雪柳)の学名は、Spiraea thunbergii。バラ科シモツケ属の中国原産で、樹高1～2メートルの低木です。
花が咲く時期は、春の4月頃で、耐暑性、耐寒性が強く、初心者の方でも簡単に育てることができます。
育てる環境
たくさん花が咲くためには、日当たりのよい場所が適しています。株立ちで枝が増えますので、密生して病害虫の発生を防ぐため、風通しがよいと最適です。
真夏は、直射日光で葉焼けすることがありますので、半日陰で管理することをおすすめします。
肥料
寒い冬の2月頃に寒肥を与えます。花後から梅雨入りまでは、お礼肥と育成のために緩効性の化成肥料を施します。大きく成長させる場合は、秋にも肥料を与えるとよいです。
植え付けと植え替え
2月後半から3月の花が咲く前と涼しくなった秋の10月から11月が植え付けや植え替えに適した時期です。
根の成長が旺盛ですので、小さな鉢植えや盆栽は毎年植え替えることをおすすめします。
水遣り
春の芽出し時期と秋は1日1～2回、暑い夏は1日2～3回、寒い冬は2～3日に1回ぐらいが基本の水遣りです。表面の土が乾いたらたっぷり水を与えます。
小さな鉢植えや盆栽は、水切れしやすいですので、夏は注意が必要になります。
病害虫
葉に粉をまぶしたように白くなるうどんこ病が発生することがありますので、殺菌剤や枝を剪定して風通しをよくすることで予防しましょう。
発生しやすい害虫は、アブラムシ類とカイガラムシ類になります。発見したら、すぐに殺虫剤で駆除しましょう。数が少ない初期に駆除することが大切です。
ユキヤナギ(雪柳)の植え付け・植え替え
ビニールポットのままの状態では、育てる環境が良くありませんので植え替えをします。
小さい樹ですので、ミニ盆栽がすぐにできそうですが、花を咲かせたいですので、少し大きく育てる必要があります。
ユキヤナギ(雪柳)の鉢の準備
日本製ですので、耐久性が高いプラスチック製の鉢になります。
底にゴロ土として、赤玉土の小粒を敷きます。
植え付けや植え替えは、根が乾燥しますので、手早くにする必要があります。鉢の準備を最初にすることで、すぐに植え付けができる状態ができます。
ユキヤナギ(雪柳)の苗の準備
必要な道具は、ハサミ、竹串です。
植え付けや植え替えの時期ではありませんので、根鉢をあまり崩さないで植え替えをします。
底の根が短くなりました。
ユキヤナギ(雪柳)の植え付け
ポイントは、株元の高さです。プレステラ105型は、段差まで用土を入れますので、株元の高さが段差の位置になるように、底に入れた赤玉土の量を調節します。
軽石を敷くことで、土の跳ねることがなく、葉が汚れません。表面の土が固まることも防ぐことができますので、おすすめです。
ミニ盆栽で花を楽しむために成長させます。小さな陶器の鉢では環境がよくありませんので、成長するスピードが遅くなります。
プレステラ105型で1年間、育てます。株が成長して花が咲きそうになれば、陶器の美しい鉢に植え替えてミニ盆栽を作ります。
ユキヤナギ(雪柳)の管理と今後
4月14日に、ユキヤナギ(雪柳)の植え替えをしました。これから成長する時期ですので、とても楽しみです。
花だけでなく、名前の由来にもなっているヤナギのような姿も美しく、新緑が楽しめます。
順調に育てることができています。
ユキヤナギ(雪柳)の今後は、肥料を与える、夏越し、落葉した冬の様子を記録して、この記事を更新します。
来春に、美しい花を楽しむことができるように育てます。
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