鮮やかな紫色の花が美しく、香りが心地よいハーブとしても人気が高い
ラベンダー。
花が終わった小さなラベンダーの苗が、ホームセンターで値引き販売されていましたので購入しました。
ラベンダーを小さな鉢植えでミニ盆栽を作りたかったので、チャレンジするには絶好の機会です。
ラベンダーの特徴
ラベンダーの学名は、Lavandulaー。地中海沿岸が原産地のシソ科 ラベンダー属です。
ラベンダーは、多くの品種があり、
特徴に違いがあります。
イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)は、美しい花とよい香りが特徴です。日本では北海道の寒さに負けない耐寒性がありますが、高温多湿に弱いですので、暖かい地域での夏越しが難しい品種になります。
ラバンディンは、コモンラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種。比較的暑さに強い特徴がありますので、暖かい地域で育てることができます。
フレンチラベンダー(ストエカスラベンダー)は、リボンのように見える薄紫色の苞がある花が特徴の品種になります。
デンタータラベンダーは、暖かい地域では、冬でも花が咲く四季咲きの品種。
イングリッシュラベンダーの系統の品種が多いですので、ラベンダーは寒い地域が適しているイメージがありますが、暖かい地域でも育てることができます。
購入した
ラベンダーの苗は、長崎ラベンダー、リトルマミーです。
長崎オリジナル
長崎ラベンダー
リトルマミー
特徴…暑さに強く、初夏と秋の二度咲くイングリッシュ系
用途…鑑賞用(鉢植え、花壇植え)
開花…4~6月、8~9月
上手く育てるコツ
〈置場所〉日当たりがよく、風通しが十分良い条件で、花壇または大きめの鉢に植えて下さい。
〈水やり〉鉢の表面が白く乾いたら、水を与えて下さい。
〈管 理〉開花終了後、花がらを切り取って下さい。
〈肥 料〉春と秋に緩効性肥料を与えて下さい。
育て方に特別な方法はなく、難しくないです。4~6月の初夏と8~9月の秋の1年間に二度、花が咲く品種ですので、楽しみが増えます。
イングリッシュ系の品種ですが、暑さに強いですので、暖かい地域で育てることができます。
ラベンダーの植え付け
ラベンダーの苗を新しい鉢に植え付けます。
ラベンダーの苗の鉢は1辺が7.5センチの正方形で、2.5号の鉢ぐらいの大きさになります。
苗をよく観察すると、枯れた
葉があります。
ラベンダーは高温多湿に弱い性質がありますので、
枯れた葉を放置すると病気の原因になります。
ピンセットで枯れた葉を取り除きます。
育てている時も、枯れた葉を見つけたら取り除きます。見栄えがよくなり、病気を防ぐこともできますので、管理の基本になります。
株元の枯れた
葉は特に注意が必要です。
葉が多く、見えにくいですが、
腐食すると病気が発生しやすくなります。
枯れた
葉を取り除いて、キレイになりました。
水遣りのときに、よく観察して、普段から管理をしっかりすることで元気に育ちます。
ラベンダーの鉢
購入した
ラベンダーの苗は、小さな
鉢に植えらていますので、少し大きな
鉢に植え付けします。
アップルウェアーのプレステラ105型は、10ヶ組で販売され、価格が安いですので、よく使う鉢です。
ラベンダーの苗と並べると、少し大きいことが分かります。
プレステラ105型は、1辺が9センチの正方形の鉢です。3号(直径9センチ)の鉢ぐらいのサイズになります。
プレステラ105型は、底に
スリットと
仕切りが設置されていることで、
根が鉢の底で巻く
サークリング現象を防ぎます。
根が長く伸びることを防ぎ、株元から多くの根が伸びることで、植物の成長がよくなります。
用土を入れる目安になる段差が設置され、親切な設計です。段差まで
用土を入れると、ちょうどよいくらいのウォータースペースができます。
ラベンダーの苗をプレステラ105型に入れると、植え付けたときの雰囲気がイメージできます。
ラベンダーの用土
ラベンダーは、排水性(水はけ)、保水性、肥料もちのよい
用土が適しています。
用土を作る場合は、小粒の赤玉土、腐葉土、軽石を5:3:2の割合で混ぜます。ラベンダーは酸性の土壌が苦手ですので、苦土石灰や有機石灰を加えます。
説明をよく確認して使います。
苦土石灰は、2~3週間前に用土に混ぜて使います。
すぐに植え付けたい場合は、有機石灰がおすすめです。
有機石灰も100均で購入することができます。日本製ですので、安心できます。
裏の説明をよく確認して使います。「すぐに植え付けできます」とありますので便利です。
1平方メートルあたり約150グラムと記載されています。
プレステラ105型は、1辺が9センチの正方形の鉢ですので、0.09メートル×0.09メートルで0.0081平方メートルになります。
約0.01平方メートルですので、1平方メートルの100分の1となります。使用する有機石灰の量は1.5グラムです。
小さじで1杯は5グラムになりますので、1.5グラムはこのくらいです。
有機石灰の量が、大きく違うと問題がありますので注意しましょう。
混ぜやすいように、
有機石灰を
腐葉土にかけました。
赤玉土や
軽石は粒状ですので、混ざりにくいです。
植え付けや植え替えは、根が乾燥しないように素早く作業するとよいです。鉢の準備をしっかりすることで、植え付けがスムーズにできます。
ラベンダーの苗を鉢から取り出して、植え付ける準備をします。
必要な道具は、ハサミと竹串です。ゴミを取り除くためにピンセットがあると便利です。
鉢受け皿などの容器の中で作業すると、土で周りを汚すことがなく、後片付けが簡単です。
ラベンダーの植え付けや植え替えに適した時期は、暖かくなった春の4月と涼しくなった秋の10月です。
花が終わった5月の植え付けになりますので、根鉢を崩さないで植え付けをします。
根の状態はよいですので、このまま植え付けることができます。
表面の土は、
固まると水通しが悪くなりますので、植え付けるときは取り除きます。
株元がよく見えるようになり、風通しがよくなりました。
苗を鉢に植え付ける
準備した鉢に
ラベンダーの苗を植え付けます。
段差まで
用土を入れますので、株元の高さを確認します。
株元が高ければ、鉢の底に入れた
用土を減らします。低ければ、
用土を足します。
根鉢と鉢に隙間がありますので、用土を入れます。
ラベンダーの
鉢植えの
表面の土は、軽石にします。軽石にすることで水遣りや雨が降ったときに、土が跳ねて葉につくことを防ぎます。
葉に土が付着すると、病気になる原因になります。軽石にすることで株元を過湿になりにくくなります。
ラベンダーの管理と今後
ラベンダーを植え付けた後は、すぐに
水遣りをします。
鉢の底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
植え付けた後は、1週間ぐらい、直射日光が当たらない
明るい日陰で管理します。
葉が萎れるなどの異常がなければ、少しずつ日の当たる場所に移動させます。
小さな鉢植えでミニ盆栽にしたラベンダー。秋にも花が咲く品種ですので、楽しみがあります。
ラベンダーの今後の様子はこの記事を更新します。
苦手とされる暑さ、夏越しの様子。秋の花、冬の様子などを記録します。
ラベンダーを小さな鉢植えのミニ盆栽で、美しい花と香りを楽しみましょう。
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