ホームセンターなどで販売されている
プランター。
サイズが豊富で、価格が安いメリットがあります。
大型で深いプランターは、夏野菜を栽培することを目的に作られています。夏の水切れ対策として、底にネットが設置され、水を貯めることができます。
通常の使い方では、側面の下にある穴を開けた状態で排水できるようにしますが、水遣りができないときや真夏の暑い時期は、穴に栓をして、底に水を貯めることができる機能があります。
穴に栓をすることで、水を貯めることができますので、プランターをメダカの飼育容器に利用することができます。
園芸用のプランターには支柱を立てるために穴が設置されていることが多く、支柱を立て、雨よけや日よけを設置することも可能です。
メダカの飼育に最適な環境を目指して、園芸用のプランターを利用します。
メダカの飼育に適した園芸用のプランター
園芸用のプランターはサイズが豊富ですので、メダカの飼育スペースに最適なサイズのプランターを選ぶことができます。
ディスカウントストアで安く販売されていたアイカの菜園プランター510型を購入しました。幅51.6センチ×奥行34センチ×高さ26センチで28リットルの容量があります。
メダカの飼育は、1匹あたり1リットルの飼育水が最低でも必要になりますので、28リットルあれば、20匹のメダカを余裕をもって飼育できます。
飼育水の量が多いほうが温度変化が小さくなりますので、環境の変化が小さく、メダカに負担がありません。
園芸用の
プランターで、底に
ネットが設置されているものが
水を貯めることができる
プランターです。
ネットを取り除くと、底は平面で小さな
穴が1つあります。
日本製ですので、耐久性に期待が持てます。園芸用の
プランターを
メダカの飼育容器として利用する場合、日当たりのよい場所に設置しますので、
日焼けによる劣化が心配です。
プランターに栓をしてメダカの飼育容器にする
プランターの側面の一番下に、小さな
穴があります。プラスチックのバリが気になります。
メダカの飼育容器をして利用する場合、
ネットは必要ありません。
穴の
栓はネットとつながっていますので、ニッパーなどで切り取ります。
小さな
栓ですので、なくさないように注意しましょう。切ったときに少しバリがあります。
プランターの穴に
栓をするときに、バリでケガをしないようにカッターでバリを取り除きました。
栓は内側からするとよいです。
プランターを
メダカの飼育容器として利用しますので、水を入れます。
水を貯めると水圧がかかりますので、外側から栓をすると、栓が取れる可能性があります。内側から栓をすれば、水圧でしっかり固定されますので、水漏れすることがありません。
栓を取り付けます。付属の
栓になりますので、サイズがあっています。
隙間が少しありますので、
プランターを縦向きに置いて、強い力でしっかり押しました。
隙間がなくなりました。水漏れすると
メダカの飼育水が減りますので、注意しましょう。
外側から見ると、
穴にキレイに
栓がされていることが確認できます。
水漏れが心配な場合は、シリコーン補修材で
栓を固定するとよいです。100均で販売されているシリコーン補修剤で大丈夫です。
防カビ剤入りですので、プランターの外側に使用します。内側は防カビ剤がメダカに影響する可能性があります。
栓をシリコーン補修剤で固定します。
キレイになりませんでしたが、目立つ場所ではないですので、
水漏れしなければよいです。
シリコーン補修剤の説明書をよく確認して、完全に硬化するまで待ちます。
園芸用のプランターの底の穴を栓でふさぐことができました。水を貯めることができますので、メダカの飼育容器をして使用できます。
難しいことはありませんので、ホームセンターなどで、サイズやデザインを選び、最適な園芸用の
プランターを購入しましょう。
メダカの飼育のために雨よけや日よけを設置する
園芸用の
プランターは、
支柱を立てるための
穴があることが多いです。この
穴を利用して支柱を取り付けて、
雨よけや
日よけを設置します。
屋外でメダカを飼育すると、大雨や豪雨、台風のときはメダカが流れ出ないか?心配になります。
オーバーフローを設置する方法がありますが、雨水が大量に入り、飼育水の水質が変化することも心配です。
真夏の暑い時期は、直射日光が当たることで飼育水の水温が上昇します。日よけを設置することで日陰を作り、水温の上昇を防ぎ、メダカに最適な環境を目指します。
支柱用の穴
購入した園芸用の
プランターには、支柱用の
穴が6個あります。
ラベルに
支柱を取り付けた絵があり、「ハウス栽培も簡単にできます」と記載されています。
ラベルの右上には、「便利な支柱立用穴付。(8mmと5.5mmの支柱に対応)」と、親切に記載されています。
穴をよく確認すると、底に小さな穴があります。上の穴が8mmの支柱、底の小さな穴が5.5mmに対応している仕様です。
雨よけ、日よけの材料を準備する
プランターの支柱用の
穴に取り付ける
U型の
園芸支柱。
100均のセリアで購入しました。ダイソーでも購入したことがありますが、売り切れていました。
全長80センチ。直径が0.9センチですので、9ミリ。8ミリ用の穴ですので、心配でしたが購入しました。
高さ31.5センチ、横幅36.5センチです。プランターの奥行が34センチですので、2.5センチぐらいの違いなら大丈夫でしょう。
横方向に設置する
園芸支柱は、ディスカウントストアで5本で100円でしたので購入しました。100均より安く、太さも8ミリでした。
長さが750mm、75センチですので、プランターの幅51.6センチより長いですので、切る必要があります。
仮組みしてみました。
U型の
園芸支柱のサイズはよいですが、
横方向の園芸支柱は長いです。
U型の
園芸支柱と横方向の
園芸支柱を固定するためのクロスジョイント。8ミリ用30個入りが、100均で販売されています。
クロスジョイントは、
園芸支柱を直角に固定することができるパーツです。
雨よけは、透明のビニールにしました。透明ですので
冬は日当たりがよくなります。ビニールの上から、
すだれをかければ
日よけになります。
透明のビニールは、100均のテーブルクロスです。少し厚さがありますので、使いやすいです。
透明のビニールを
園芸支柱に固定するためのトンネルパッカー。8ミリ用10個で100均で販売されています。
必要な材料をまとめると
- U型の園芸支柱
- 園芸支柱
- クロスジョイント
- 透明のビニール(テーブルクロス)
- トンネルパッカー
U型の園芸支柱の設置
プランターは支柱用の穴が6個ありますので、
U型の
園芸支柱を3個設置できますが、幅が大きくないですので、2個でよさそうです。
U型の園芸支柱をプランターに固定すれば、後はクロスジョイントとトンネルパッカーで組み立てるだけで簡単に雨よけ、日よけができます。
心配していた
U型の
園芸支柱の直径9ミリ。ノギスで測ると8.5ミリくらいです。
プランターの支柱用の
穴。8ミリに対応していますが、8.5ミリでも隙間があります。
8ミリに対応している
プランターの支柱用の
穴を測ると
10ミリより少し大きく、10.5ミリあります。
雨よけや日よけが、台風などの強風でも飛ばないように、しっかり固定したいです。
プランターは8ミリ用の穴。U型の園芸支柱が9ミリでしたので、無理やり入れて高い強度で固定できると期待していましたが残念です。
接着剤で固定する方法を考えましたが、取り外しができなくなること、耐久性と強度に不安がありますので、パイプで
スペーサーを作ることにしました。
スペーサーは、隙間を埋める役目をします。
パイプの直径は10ミリ。
プランターの8ミリ用の穴の直径は10.5ミリですので、少し小さいです。
パイプの内径は7ミリ。
U型の
園芸支柱の直径8.5ミリより小さいです。
スペーサーとして、ピッタリのサイズのパイプは、ホームセンターにはありませんでした。インターネット通販で探せば、ありますが、送料などを入れると費用が高くなります。
知恵で、ピッタリのサイズのスペーサーを作ります。パイプに縦に切れ目を入れます。
パイプに切れ目を入れることで、サイズを調整します。
直径8.5ミリの
U型の
園芸支柱。パイプに入りませんでしたが、
切れ目を入れることで入るようになりました。
10.5ミリの
プランターの支柱用の
穴。パイプが切れ目によって広がり、ピッタリのサイズになります。
切れ目の幅をカッターで削り、調節することができます。
U型の
園芸支柱を
プランターの支柱用の
穴に固定するための
スペーサを4個、作りました。
ピッタリのサイズで、強い力で押し込みましたので、強風に耐える強度があります。
園芸用の
プランターの支柱用の穴を利用して、簡単に
U型の
園芸支柱を設置できる予定でしたが、
スペーサーが必要になり、時間が掛かりました。
高い強度で設置できましたので、台風のときも心配する必要がありません。
横方向の園芸支柱を切る
プランターの幅は50センチぐらいです。
横方向の
園芸支柱は、75センチと長いですので、切る必要があります。
園芸支柱は、外側は緑色の樹脂でコーティングされていますが、素材は鉄(スチール)です。金属を切ることができるノコギリの刃で切ります。
園芸支柱は、直径8ミリのパイプですので、鉄(スチール)ですが、簡単に切れます。
園芸支柱を切って使用する場合、
切り口でケガをしないように注意しましょう。
ヤスリで削り、切り口をキレイにしました。
60センチの長さに切り、切り口をヤスリでキレイにした3本の
園芸支柱。
切ったことで穴が開いたので、
水が入ると錆びやすくなります。
プランターの
栓で使ったシリコーン補修剤が余っていましたので、穴をふさぎました。
園芸支柱の切り口は、ヤスリでキレイにしてシリコーン補修剤で穴をふさぎましたが、ケガをする可能性がゼロではないですので、キャップを付けます。
ホームセンターの電材コーナーで見つけた
絶縁キャップ。8ミリのサイズで価格が安かったので、購入しました。
絶縁キャップの材質は、軟質塩化ビニルです。名前はキャップですが、筒状になります。
園芸支柱の切り口に、絶縁キャップを取り付けました。切り口をカバーすることができ、
安全になりました。
雨よけ、日よけの園芸支柱を組む
プランターに取り付けた
U型の
園芸支柱に、横方向の
園芸支柱を組みます。
園芸支柱用のクロスジョイントは、とても便利なパーツです。簡単に
園芸支柱を組むことができます。
3本の
園芸支柱を組むために、2本の
U型の
園芸支柱に3ヶ所ずつクロスジョイントを取り付けます。
クロスジョイントを1か所に集めて、横方向の
園芸支柱を取り付けることで、
取り付け位置を合わせることができます。
3本の
園芸支柱を同じ位置で取り付けることができました。
U型の
園芸支柱の中央の1ヶ所で取り付けることで、キレイに
取り付け位置を揃えることができます。
クロスジョイントをスライドさせて、横方向の
園芸支柱の位置を移動させます。
雨よけのビニールを固定する園芸支柱を組み終わりました。
雨よけのビニールを設置する
雨よけの材料は、100均のテーブルクロスです。
透明のビニールですので、寒い冬は日当たりを確保できます。日よけにするときは、上からよしずを設置します。
100均のテーブルクロスのサイズは、120センチ×150センチ。横方向の園芸支柱は60センチの長さに切ったので、テーブルクロスを60センチ×75センチの4等分にして使います。
4セットありますので、直射日光で劣化しても予備があり、安心できます。
テーブルクロスは折りたたんでありましたので、折り目に沿ってハサミで切りました。
60センチ×75センチで、ちょうどよいサイズです。
透明のビニールをトンネルパッカーを使って、
園芸支柱に固定します。
U型の
園芸支柱の中央、一番高い位置を最初に固定します。クロスジョイントを左右に取り付けます。
1個のトンネルパッカーで、2ヶ所を固定できますので、強風でビニールが飛ばされることがありません。
ビニールがたるむことなく、キレイになるように固定します。
側面もクロスジョイントの左右に、トンネルパッカーを取り付けます。
テーブルクロスは厚さがありますので、トンネルパッカーを取り付けるときは、強い力が必要です。
プランターに
雨よけを設置することができました。
メダカの飼育容器に
雨水が入ることを防ぎます。
ビニールが透明ですので、雨よけを設置した状態でも、メダカの様子を確認することができます。
U型の
園芸支柱は、普通の園芸支柱のようにイボがなく、クロスジョイントをスライドさせることができます。
スライドさせると、雨よけを開けることができ、雨が降っていないときは便利です。
晴れの日は、U型の園芸支柱の中央までスライドさせて、半分を開けることができます。
日よけにする場合、ビニールの上にすだれを設置しますので、調整できることはメリットが大きいです。
プランターでメダカのビオトープを作る
製作した
プランターを
メダカの飼育容器によく使うNVボックス13と並べてみました。広さはNVボックス13より一回り大きいくらいですが、高さ26センチあり、高くなります。
NVボックス13は、とても良いメダカの飼育容器ですが、浅いですので、地面に置くと低く、飼育水の量が13リットルですので、メダカを10匹ぐらいしか飼育できません。
プランターは、スペース的には、NVボックス13と変わらず、飼育水を28リットル入れることができますので、メダカを20匹以上飼育することができます。
製作したプランターで、
メダカの
ビオトープを作るために
水を入れます。
28リットルありますので、
満水にする必要がありません。
メダカの
ビオトープは、飼育水の水質を安定させるために底床を敷きます。
底床は、赤玉土などの多孔質であれば、バクテリアが棲みつきますので、水質が悪化することがありません。
メダカのビオトープに赤玉土を使う理由について詳しく書いた記事があります。参考にして下さい。
関連記事
プランターの底床には、ボラ土(日向土)を使いました。軽石のようなもので多孔質です。宮崎県が産地ですので、福岡県のホームセンターでは安く販売されています。
赤玉土のように崩れることがありませんので、洗って繰り返し使用することができます。
ボラ土は、使用する前に洗います。表面に付着した汚れを落とすことで、
飼育水がすぐに透明になります。
プランターのメリットは、高さがあり飼育水の量が増えることです。高さがありますので、底床を交換するときは、
浅い容器と比べると大変です。
底床のボラ土をネットに入れることで、メダカのビオトープの手入れを簡単にすることができます。
台所用の水切りネットです。黒色ですので、あまり目立ちません。
メダカのビオトープは、底に汚れが溜まります。スポイトなどで定期的に汚れを取り除くことで水換えをしないでも、飼育水の水質を安定させることができます。
底床をネットに入れることで、底の汚れを取り除きやすくなります。
プランターのメダカのビオトープ
プランターに底床を入れて、1週間ぐらいするとバクテリアが増えてきます。水草をレイアウトすれば、
メダカの
ビオトープの完成です。
プランターのメダカのビオトープの今後の様子は、この記事を更新します。メダカの繁殖をするための稚魚用のビオトープにする予定です。
雨よけを設置することで、豪雨や台風を心配することなく、屋外でメダカの飼育を楽しめます。
ビオトープの夏の暑さ対策
園芸用の
プランターで作った
メダカの
ビオトープ。
メダカの繁殖用の
ビオトープとして活躍しています。
卵が付いたホテイアオイをそのまま入れて、孵化させました。
5月中旬に
メダカの卵を入れて、2ヵ月が経過しました。
メダカの
稚魚がたくさん泳いでいます。
メダカの繁殖はとても楽しいです。孵化した針子に定期的にエサを与えることは大変ですが、成長する過程を見ることができる喜びがあります。
メダカの繁殖は、小さな容器ですることが多いですが、大きな園芸用のプランターで繁殖することで、水換えをする必要がないメリットがあります。
繁殖の容器は、エサの食べ残しが出るため、飼育水が汚れやすくなります。
小さな針子や稚魚は環境の変化に弱いですので、水換えはしないほうが安全です。
プランターのメダカのビオトープは、飼育水はキレイではありませんが、飼育に問題がないレベルです。
プランターの日よけ
7月になり、福岡県は梅雨明けしました。
梅雨の間も晴れの日は日差しが強く、プランターのビオトープに入れたアナカリスが枯れています。
アナカリスは丈夫な水草ですので、ビオトープに最適です。飼育水に酸素を補給し、メダカの稚魚の隠れ家にもなります。
梅雨までは、雨水対策で透明のテーブルクロスを設置していましたが、梅雨明けしましたので、日よけに変えます。
透明のテーブルクロスの上に、
よしず・
遮光ネットなどを取り付けることを考えましたが、取付方法が難しくなります。
100均のセリアで、黒色のテーブルクロスを見つけました。
黒色のテーブルクロス。こげ茶色に見えますが、「ブラック」と記載されています。
サイズは、約130センチ×175センチです。
材質は、ポリエチレンEVA・ポリエチレン不織布です。中国製ですので、耐久性は使って確認します。
130センチ×175センチですので、
ハサミで切り、4等分しました。
1枚が、約65センチ×87.5センチあります。ひと夏で強い日差しで劣化しても、4シーズン分あります。
紛失しないように保管することのほうが難しいかもしれません。
日よけの設置
園芸用のプランターに設置した
雨よけ。透明のテーブルクロスを取り外します。
春から梅雨までは、メダカの繁殖に必要な日差しを確保して、雨水が入ることを防いでくれました。
100均のトンネルパッカーを使って、取り付けていますので、簡単に取り外すことができます。
取り外した透明のテーブルクロスは、2ヵ月間、使用しましたが、劣化している様子はありません。
キレイに洗って、保管します。日差しが弱くなった秋に、交換する予定です。
支柱だけになったプランターのビオトープ。製作して2ヵ月が経過しましたが、支柱の取り付けに問題はありません。
強度が高く、台風の強風でも支柱が抜けて飛ぶことはないです。
日よけに使う黒色のテーブルクロスは、半分に折って使いました。65センチ×45センチぐらいの大きさになります。
トンネルパッカーを使って、6ヶ所固定しました。日当たりを確認して、
日よけの位置を調整します。
手前が南側になりますので、日が当たり過ぎるようであれば、日よけを手前に移動させます。
100均の園芸支柱用のクロスジョイントは、簡単に位置を移動することができますので、便利です。
日よけを設置したことで、飼育水の水温の上昇を防ぐことができます。
水温の上昇は、飼育水の水質悪化の原因にもなりますので、日当たりを調節する必要があります。
梅雨明けした7月15日に、透明のテーブルクロスから黒色のテーブルクロスに変えて、日よけを設置しました。
今後も、プランターのビオトープの様子を記録します。
0 件のコメント :
コメントを投稿