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公開日 種まき 樹木の栽培

ピラカンサの実から種の取り出して、種まき(実生)にチャレンジ

ホームセンターで購入したピラカンサの苗。

購入したときは、たくさん実がありましたが、いつの間にか、2つだけになっていました。鳥の食べられた可能性が高いです。

実が2つが残っていますので、種を取り出して、種まき(実生)にチャレンジします。

ピラカンサは挿し木の成功率が高いですので、増やしたいときは挿し木が一番よい方法です。

種まき(実生)は、発芽率が不明で、幹が太くなるまで時間が必要になります。

ピラカンサの実から種を取り出す

ピラカンサの苗に2つだけ残った実を採りました。小さい実から中にある種を取り出します。

種を紛失しないように、小さな鉢受け皿の中で作業します。

ピラカンサの実を手で半分に割りました。実の下の部分に、とても小さな種があり、果実の部分が大きいです。

割っていない実の黒い部分に種があることが分かりました。

ピンセットを使って、種を取り出します。1つの実から5個の種を採取することができました。

5個の種の大きさに違いがあり、一番大きな種と一番小さな種では倍以上、大きさが違います。

もう一つの実も割って、種を取り出しました。こちらの実も種が5個あり、合計10個の種を手にれることができました。

実が2つだけしか残っていませんでしたが、10個の種を手に入れることができました。

ピラカンサの発芽率をインターネットで検索しましたが、見つけることができませんでした。

発芽率が悪い場合がありますが、10個の種があれば、1個ぐらいは発芽してくれる可能性があります。

ピラカンサの種まき(実生)の準備

実から取り出した種は、果実をキレイに取り除きます。

果実には発芽を抑制する成分が含まれていますので、種の付着していますと、発芽率が悪くなります。

とても小さい種ですので、指の腹でこするようにして、キレイに取り除きました。

種を乾燥させると休眠します。一度休眠すると、発芽率が下がります。寒さに当てるなどして休眠打破する必要がありますので、乾燥させないように注意します。

水を入れた容器を用意して、果実を取り除いた種を入れます。写真では分かりにくいですが、種は水に沈まず、浮いています。

種は水に沈むものが、発芽率がよくなります。

種を水につけて3日後、水に沈んでいる種があります。

10個の種のうち、7個の種は水に沈みました。右の3個の種は浮いたままの状態です。

7個の種は発芽する可能性が高い？と信じて、ピラカンサの種まき(実生)にチャレンジします。

種まき(実生)の鉢を準備する

ピラカンサの種まき(実生)をする鉢を準備します。

鉢でなく、ある程度の大きさの容器なら、どのようなものでも種まき(実生)することができます。

発芽した後、植え替えができるまでの大きさに成長するまで栽培することを考えて、3号(直径9センチ)の駄温鉢にしました。

種の数が10個と少ないですので、十分な大きさの鉢です。

駄温鉢は底に大きな穴があり、排水性(水はけ)がよいですが、用土が流れ出ますので、鉢底ネットを設置します。

鉢底ネットは針金で固定すると、ずれることがありません。

発芽後、苗が植え替えることができる秋ぐらいまで、栽培する予定ですので、排水性(水はけ)を確保するため、鉢底石を敷きます。

底が見えなくなるぐらい、1センチぐらい敷きました。

鉢底石はボラ土(日向土)を使いました。軽石のようなものです。宮崎県が産地ですので、福岡県のホームセンターでは安く販売されていて便利です。

ピラカンサの種まき(実生)に使う用土は、赤玉土の小粒です。鉢の高さの7分目ぐらいまで入れました。

基本の用土ですので、大きな袋を購入しています。種まき(実生)専用の用土がありますが、発芽後の栽培を考えると、赤玉土のほうが使いやすいです。

ピラカンサの種まき(実生)

準備した鉢に、ピラカンサの種を蒔きます。

とても小さな種ですので、ピンセットを使って、種と種の間隔が均等になるように並べました。

水に沈んだ7個の種を円状に、水に沈まなかった3個の種は真ん中にまとめて蒔きました。

発芽率の違いを確認できます。

並べた種の上に赤玉土を入れます。種の大きさの2～3倍くらいの厚さの土をかぶせます。

とても小さな種ですので、鉢の高さの7分目まで赤玉土を入れていましたので、8分目ぐらいまでかぶせました。

ピラカンサの種まき(実生)ができました。

種まき後の管理

種まき後は、すぐに水遣りをします。鉢の底から水が流れるまで、たっぷり水を与えます。

直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。日差しで用土が乾くと、種が乾燥します。

発芽するまで乾かさないように管理する必要があります。

どのくらいの頻度で水遣りをすることができるかによって、置く場所が異なります。

帰宅する時間が日によって異なり、朝だけしか水遣りができない場合は、あまり明るくない日陰がおすすめです。

日陰でも、風通りのよい場所を選びましょう。風通りが悪い場所は、湿気が多く腐敗することがあります。

朝と夕方の1日2回、水遣りできる場合は、明るい日陰で大丈夫です。夕方の水遣りができないときは、水を入れた鉢受け皿に鉢をセットするとよいです。

種まき(実生)した鉢は、園芸ラベルで名札を作ると何の種を蒔いたか？分かりますので、おすすめです。

ピラカンサの種まき(実生)の今後

12月18日にピラカンサの種まき(実生)をしました。暖かくなる春に発芽しますので、3～4ヵ月間ぐらい、水遣りをする必要があります。

九州の福岡県で栽培していますので、春の訪れは早く、３月ぐらいに発芽してくれることを願います。

ピラカンサの発芽の様子は、この記事を更新します。

発芽から苗に成長して、１株ずつの鉢に植え替えるまでを記録する予定です。

春に発芽の様子を更新できるように、水遣りを忘れないことに注意します。

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