オキザリスは、 カタバミ科カタバミ属の耐寒性球根植物です。品種が豊富で、春咲き、秋咲き、四季咲きがあります。
花の少ない冬に活躍してくれる秋咲きの品種「桃の輝き」。桃色の花が、日の光を浴びると開き、美しく輝くように咲きます。
日差しが弱い曇り、雨の日や夜は花が閉じて、つぼみの状態です。
寒さに強い品種ですので、霜に当たっても枯れることがなく、元気育ちます。日当たりのよい場所なら屋外で冬越しできます。
大きな花が咲くオキザリス、バリアビリスも育てています。三つ葉が可愛らしい品種になります。
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オキザリスの育て方
オキザリス「
桃の輝き」は、
開花時期が10~3月の秋咲きの品種です。
植え付けは、
秋から冬にできます。寒さが厳しい時期は避けたほうがよいですので、苗を購入したらすぐに植え付けるとよいです。
鉢植え、寄せ植え、花壇やグランドカバーと、いろいろな用途に適しています。おすすめは管理が簡単な鉢植えです。
小さな鉢植えは、置く場所を移動させることができますので、日当たりや霜に対応しやすいです。
寒さに強い品種ですが、霜にあたると花が傷みますので、軒下や屋根のある霜の被害が少ない場所で管理します。
オキザリスの苗のラベル。花が咲いていない苗は、ラベルの写真で花の色や形を確認します。
ラベルの裏には、特性や栽培について簡単に記載されています。
秋咲きオキザリス 桃の輝き
学名 Oxalis glabra
草丈 10~15センチ
開花期 10月~3月
特性
秋から楽しめるオキザリス。夕方や曇天時は花が閉じます。花筒部の黄色と鮮桃色の花との鮮やかなコントラストが人気です。
栽培
日当たり、風通しがよく、強い霜に当てないようにすれば春先まで長く咲き続けます。コンテナなどに植え込む時は排水のよい培養土を用いて根鉢を崩さないよう、丁寧にあつかってください。
オキザリスの植え付け
オキザリスを小さな鉢に植え付けます。
オキザリス「桃の輝き」は、秋から冬に花を楽しみますので、小さな鉢植えが管理がしやすく、おすすめです。
秋咲きですので、ホームセンターや園芸店で販売される時期は開花直前です。購入したら、すぐに植え付けたほうがよいです。
鉢の準備
オキザリスの苗を植え付ける
鉢を準備します。小さな直径9センチ(3号)の
鉢にしました。
100均のナチュラルポットです。価格が安いので、ありがたい
鉢です。
オキザリスの苗をビニールポットのまま、
鉢に入れると、
植え付けたときの雰囲気がイメージできます。
苗のビニールポットは3号(直径9センチ)ですので、入れ替えるだけの植え付けです。
植木鉢ですので、鉢底に小さいですが
穴があります。
排水性(水はけ)がよくなるように、
鉢底石を入れます。
鉢底石は、砂利や軽石など、いろいろ種類があります。軽石のボラ土(日向土)を使いました。
ボラ土は宮崎県が産地ですので、福岡県のホームセンターでは価格が安く、大粒、中粒、小粒、細粒とサイズが揃っています。
地域によって購入しやすい鉢底石は異なりますので、価格の安いものでよいです。
オキザリスの植え付けは、根鉢を軽く崩して植え付けます。必要ないかもしれませんが、
赤玉土の小粒を少しだけ鉢底石の上に入れました。
苗の準備
オキザリスの苗をビニールポットから取り出します。
つぼみを傷つけないように気を付けます。
苗を横向きに置いて、ビニールポットから取り出します。鉢受け皿などの容器の中で作業すると周りが汚れません。
底には長く伸びた根があります。根は長く伸びるより株から多くの根が四方八方に伸びるほうが元気のよい株になります。
竹串は素材が竹ですので、適度な硬さで根を傷つけにくく、価格が安いですので新品を使うことで清潔です。
雑菌や他の植物の病気がうつる心配がないですので、おすすめの道具です。
オキザリスの苗を鉢に植え付ける準備ができました。
苗を鉢に植え付ける
オキザリスの苗を準備した鉢に植え付けます。
ポイントは株元の高さです。鉢のフチより1センチぐらい低くします。ウォータースペースを作ることで水遣りしやすいです。
配合して用土を作る場合は、赤玉土の小粒と腐葉土を7:3の割合で混ぜた基本の用土がよいです。
少し用土が少ないですので、赤玉土の小粒を足しました。
ビニールポットから取り出し、鉢に植え付けるだけですが、立派な鉢植えになりました。
小さな鉢植えですので、いろいろな場所に飾ることができます。開花時期が秋から冬で、寒さが厳しい日や積雪する日は、避難させることができます。
オキザリスの管理
オキザリスの管理の基本は、
水遣りです。水切れすると花が咲かなくなりますので、寒い冬でも水遣りします。
用土が凍ることを防ぐために、午前中に水遣りします。午後に水遣りすると用土に水分が多く、冷え込む朝方に凍ります。
秋咲きのオキザリス「桃の輝き」は、低温に一定期間、当たることで開花が始まります。
室内で育てると開花しません。ある程度の寒さにあたる場所で育てましょう。
オキザリスの開花
オキザリスの
花は、
日が当たると開きます。朝は、少しだけ開いている状態です。
昼前ぐらいには、完全に開いて開花します。夕方、暗くなると花が閉じて、
つぼみの状態に戻ります。
オキザリスの花柄摘み
花が萎れたら、花柄摘みをします。
オキザリスは、花びらを取り除くより、長い花柄(かへい)をできるだけ根元に近い所でハサミで切ります。
オキザリス「桃の輝き」は、秋咲きで適切に管理すれば、3月ぐらいまで花を楽しむことができます。
新しいつぼみができるように、肥料を与えるとよいです。液体肥料を1週間に1度くらい与えましょう。
オキザリスの今後
オキザリスの苗を購入して、
12月9日に植え付けました。
寒い冬は、花が少なくなり寂しいです。オキザリスの花が長く咲くように管理して、暖かくなる春を待ちます。
オキザリス「桃の輝き」の今後の様子は、この記事を更新します。
いつぐらいまで花が咲くのか?
暖かくなったら、どのように管理すればよいか?
栽培の記録を更新します。
強い寒さにあたる
1月7日撮影。強い寒波の影響で、福岡県でも積雪しました。
屋根のある棚に置いていましたが、雪が降り込んで積雪しています。オキザリスはガーデンシクラメンの後ろにあります。
4日間も積雪が続き、福岡県では珍しいことです。寒さも厳しく、昼間でも0度ぐらいの日もありました。
オキザリスは、葉や花が寒さで傷みました。
傷んだ葉や花をハサミで切って、取り除きました。回復できるように、管理します。
オキザリスの球根の掘り上げ
オキザリスは、
花が終わった後に、
球根を
掘り上げします。
「桃の輝き」は、花が咲く時期が10月~3月ですので、暖かくなった春の5月頃が、球根の掘り上げに適した時期です。
オキザリスの葉や茎が、完全に枯れた状態になったら、
球根の
掘り上げができます。
掘り上げをした球根は、ネットなどに入れて、直射日光が当たらない、風通しの良い場所で管理します。
毎年、球根の掘り上げをする必要はなく、鉢植えは2~3年、地植えは4~5年に1回するとよいです。
オキザリスを鉢から取り出す
オキザリスを鉢から取り出して、球根の掘り上げをします。
必要な道具は、ピンセット、竹串、食器のナイフです。
鉢受け皿の中で作業すると、周りを土で汚すことがなく、後片付けが簡単になります。
鉢受け皿は、100均でも販売されていますので、大きなサイズを植え付け・植え替え用に購入するとよいです。
鉢と土の隙間にナイフを入れ、そのまま1周させます。
根詰まりしていますと、ナイフを1周させることができませんので、一度抜き、別の場所に入れます。
園芸用の専用の道具である「植え替えナイフ」や「スパチュラ」がありますが、食器のナイフで代用できます。
ステンレス製ですので、さびにくく、強度があります。
オキザリスを鉢から取り出すことができました。
オキザリスの球根
鉢から取り出して、
オキザリスは根鉢の状態になりました。小さな
球根が、たくさんあります。
根鉢の底の方にある球根は、新しくできたものです。球根の色がキレイな茶色ですので、分かりやすいです。
オキザリスは、長く伸びた根の先端に、新しい球根を作ります。鉢の底に近く、芽吹くことが難しいです。
球根の掘り上げをして、適切な深さに植え付けることで、葉が芽吹き、美しい花を楽しめます。
オキザリス「桃の輝き」の
球根は、とても小さいですので、ピンセットを使って、採取します。
オキザリス「桃の輝き」の
球根の大きさは、7ミリぐらい。大きなものや小さなものがあり、5ミリ~1センチぐらいの大きさです。
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