ダイモンジソウの苗をホームセンターで見つけました。5枚の
花びらがあり、下の2つが長く伸びて
大の文字に見える
花。
名前は知っていましたが、現物を初めて見ました。キレイな葉の数が多い、状態のよさそうな苗を購入しました。
ダイモンジソウの苗をミニ盆栽風の小さな鉢植えにして育てます。育てる様子を記録しています。
ダイモンジソウの苗
購入した
ダイモンジソウの
苗は直径9センチ(3号)のビニールポットに植え付けてあります。
葉の形が特徴的です。少し黄色に変色して先端が葉焼けしています。夏に日に当て過ぎた可能性があります。
ホームセンターで購入しましたが、葉の色が少し悪いように感じます。緑色ではなく、少し黄色に変色しているようです。
他の苗もすべて、少し黄色に変色していたので、栽培環境の影響かもしれません。濃い緑色になるように育てます。
草丈は6センチと小さいです。茎も特徴的です。株元から新芽がたくさん芽吹いていますので、状態は悪くないです。
ラベルに
花の写真があり、品種を選ぶ参考になります。品種名は
紅司(べにつかさ)、
ダイモンジソウの品種の中で
大輪の花を咲かせます。
ラベルの写真を見ると、美しい花の後ろに葉が映っています。ピンボケしていますが、葉の色は薄い緑色です。
苗の葉の色が気になりましたが、濃い緑色にならない品種かもしれません。
ラベルの裏に特徴や
育て方が簡単に記載されています。
花の時期は9月下旬から10月とダイモンジソウの一般的な9月から11月より限定されています。
耐寒性が強く、屋外で冬越しできる宿根草ですので、管理が簡単です。夏越しには注意が必要になります。
直射日光を避けて、用土の乾きに注意します。いつも湿り気があるほうがよいです。二重鉢や砂床、鉢受け皿などを使って、夏の暑さと乾燥から保護します。
ダイモンジソウの植え付け
ダイモンジソウ(大文字草)を
鉢植えで育てます。育て方のポイントは
夏越しであるので、
日当たりの管理が重要です。
小さな鉢植えは簡単に移動することができ、置く場所も小さなスペースで大丈夫です。日当たりは季節によって変化しますので、日よけを設置するより鉢を移動させたほうが簡単です。
鉢の準備
ダイモンジソウを植え付ける
鉢は直径10.5センチ、3.5号の鉢です。苗のビニールポットより少し大きいです。
もっと小さな鉢植えやミニ盆栽にチャレンジしたい気持ちがありますが、初めての栽培ですので、無理をしないで花を咲かせることを目標にします。
花が咲き、冬越しができれば、春の植え替えで株分けして増やすことができれば、枯れることを心配することなくミニ盆栽にチャレンジできます。
鉢の
高さは8.5センチ。3.5号の鉢として一般的な高さです。
ダイモンジソウの
草丈や花の高さは5~30センチと幅が広いです。
花が咲いたときに、鉢の高さと草丈のバランスが重要です。1年目は一般的な高さの鉢を使います。
鉢は100均で購入しました。ナチュラル植木鉢(丸型)。
鉢は色やデザインが豊富で、
鉢を選ぶことも楽しみの1つです。
多くの植物を栽培すると、鉢を購入する費用が負担になります。100均の鉢は種類が少ないことで欠点ですが、費用の面では効果が高いです。
植木鉢ですので、底に
穴があります。直径1センチと小さいですので、
排水性(水はけ)がよい鉢ではありません。
用土の配合を変えたり、鉢底石を多めに入れたりすることで、排水性(水はけ)を確保します。
鉢底ネットを固定するために
針金を使います。8センチぐらいの
針金を半分に曲げます。
針金の先端を鉢の底の
穴に通して、
鉢底ネットを敷きます。
鉢の底に沿って曲げると、簡単に
鉢底ネットを固定できます。
排水性(水はけ)をよくするために、
鉢底石を敷きます。
用土の粒より少し大きな粒が適しています。
鉢底石は、砂利や軽石などいろいろな種類がありますが、効果に大きな違いはありません。粒の大きさの種類が多く、価格の安いボラ土を使いました。
ボラ土は宮崎県が産地ですので、福岡県のホームセンターでは価格が安く、細粒、小粒、中粒、大粒と種類が豊富で、大きな鉢植えからミニ盆栽まで使うことができます。
産地が限定される用土は、地域によって品ぞろえや価格に大きな違いがあります。購入しやすい用土をうまく使うようにするとよいです。
鉢の高さが8.5センチですので、鉢底石は1センチぐらい敷きました。
ダイモンジソウ(大文字草)の用土
ダイモンジソウは、市販されている
山野草の用土で育てることができます。栽培環境や育て方によって、山ゴケなどを配合して工夫するとよいです。
単品の用土からダイモンジソウの用土を作ることができます。赤玉土と鹿沼土、軽石を1:1:1の割合で配合します。
大きな袋の単品の用土はコストの面では効果がありますが、保管するスペースが必要になります。フルイにかけて微塵を取り、容器に入れると使いやすいです。
赤玉土と
鹿沼土と
ボラ土を
1:1:1の割合で配合します。軽石は
ボラ土を使いました。
鉢底石の上に配合した
用土を入れます。
ダイモンジソウの苗の根の量によりますが、
鉢の3分目ぐらいまで入れました。植え付けるときに、株元の高さを確認して調整します。
苗の植え付けは、根が乾かないように素早く作業する必要があります。鉢の準備をしっかりすることで、植え付けの作業の時間を少なくすることができます。
苗の準備
ダイモンジソウの
苗をビニールポットから取り出して、植え付ける準備をします。必要な道具は、
ハサミと
竹串です。ゴミなどを取り除くためにピンセットも用意しました。
苗を横向きにして、ビニールポットを取り除きます。鉢受け皿などの容器の中で作業すると周りを汚す心配がなく、後片付けが簡単です。
ダイモンジソウの
根はとても細いです。全体に広がっていますが、
根の量は多くないです。
苗に使われている用土は、鹿沼土と桐生砂、軽石のようです。粒が大きく、排水性(水はけ)を重視した用土です。
ダイモンジソウに粒の小さい用土を準備しました。苗の用土と粒の大きさが大きく異なりますので、少し心配です。
底に根が固まっています。小さなビニールポットで伸びた
根が行き場を失って、底に固まりやすいです。
用土がなく根だけの状態は、根腐れしやすくなります。長く伸びた根を切ります。
苗の
植え付けは、
底の三分の一ぐらいの土を崩して、不要な長い根を切り、新しい鉢に植え付けることが基本です。
竹串は苗の土を崩す作業に最適です。小さな苗は根が細く、切れやすいですので、ゆっくり慎重に作業します。
竹串は先端が尖っていますが、素材が竹ですので、適度な硬さで根を傷つけにくいです。
植え付けで使用する新しい
用土は小粒で、
苗の用土と粒の大きさが異なります。苗の土の
三分の二ぐらいを崩しました。
用土の粒が小さいほうが保水性(水持ち)がよいです。朝に水遣りをして、夕方まで水切れしないために、用土は小粒を使います。
大きな粒の用土を取り除き、ダイモンジソウの苗の準備ができました。
苗を植え付ける
ビニールポットから取り出して準備した
苗を、鉢に入れます。苗の土を崩したので、周りに隙間ができています。
根が成長するスペースがあることを確認できました。
横から見て、株元の高さを確認します。ウォータースペースを作らずに用土を鉢一杯に入れますので、鉢のフチと株元の高さが同じになるように、用土の量を調整します。
鉢に準備で3分目まで、新しい用土を入れました。株元が高ければ用土を減らし、低ければ用土を増やします。
株元の高さを調節して、
隙間に新しい用土を入れます。竹串で突いて、
用土を隙間なく入れ、根の間にも入るようにします。
盆栽のように鉢一杯に用土を入れました。株元の
風通しをよくするためです。
ダイモンジソウは湿度の高い環境がよいですが、湿度が高いと病気が発生しやすいです。鉢のフチと同じ高さに株元があると、少しの風で空気が入れ替わり、病気の発生を防ぐことができます。
株元が鉢のフチより低いと、空気が溜まりますので、病気などの雑菌が発生しやすくなります。
植え付けの仕上げは
水遣りです。鉢の底から
透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
最初の泥水は、用土の表面についた微塵が含まれています。微塵は排水性(水はけ)を悪くする原因です。
微塵は固まると取り除くことが困難になりますので、植え付けて最初の水遣りでキレイに流して取り除きます。
ダイモンジソウの植え付けが終わりました。小さな
鉢植えで
ミニ盆栽風に仕上げました。
植え付け後の管理
植え付け後は
1週間から10日間ぐらい、明るい日陰で管理します。
よしずで日よけしている棚に置きました。
排水性(水はけ)のよい用土で植え付けましたので、
朝と夕方の1日2回の水遣りで様子をみます。
植え付け後は根が張ってなく、水を吸収する力が弱いです。水切れに特に注意が必要です。鉢の乾き具合を確認して、水遣りの回数を変更します。
株元には
新芽がたくさんあります。
新芽が伸びて大きく成長できれば、植え付けは成功です。
ダイモンジソウの今後の栽培
ダイモンジソウの苗をホームセンターで購入して9月21日に植え付けました。
育て方の調べると、植え替えや植え付けの時期は2~3月になっていますが、苗を手に入れることができる時期は9月の中旬ぐらいからです。
開花時期が近いですので、用土をあまり崩さずに植え付けることが基本です。苗の用土の粒が大きかったので、半分くらい崩しましたが今後の栽培にどのような影響かあるか?確認します。
ダイモンジソウの今後の目標は、美しい花を咲かせることです。花が咲くまでの様子はこの記事を更新します。
福岡県の平野部で栽培しています。温暖な気候ですので、ダイモンジソウの開花が少し遅くなる可能性があります。
更新しました。
ダイモンジソウの花
10月5日、撮影。
ダイモンジソウの苗を鉢に植え付けて、約2週間が経過しました。
新芽が芽吹き、大きく成長していますので、順調に育っています。
ダイモンジソウのつぼみ
ダイモンジソウに、
つぼみができています。
つぼみができましたので、
花が咲く可能性が高いです。
1日で、ダイモンジソウのつぼみが少し伸びて、花びらの濃い紫色が見え始めました。
1日で、ビックリするぐらい花茎が伸びています。
ダイモンジソウのつぼみは、成長が早いですので、毎朝、花が咲いていないか?期待して観察しています。
ダイモンジソウの花
10月10日、撮影。
ダイモンジソウの花が開花しています。花びらが開き始めています。
10月14日、撮影。
ダイモンジソウの花がキレイに咲いています。
5枚ある花びらの右の2枚が長く、大の字が斜めになっていますが、美しい花が咲き、大満足です。
まだ1輪だけですが、つぼみがたくさんありますので、満開がとても楽しみです。
たくさんあるつぼみが花びらを広げ、開花しそうです。最初に咲いた花は、まだキレイな状態です。
ダイモンジソウが満開になりました。6輪の
花が咲き、とても美しいです。
次の更新は、花後の様子を予定しています。
同じ秋に花が咲く山野草を育てています。
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