真夏でも美しい花を楽しめる
ハイビスカス。
小さな
鉢植えにして美しい花を楽しむために、
苗木の
植え付けから栽培の様子を記録しました。
ハイビスカスの苗木の選び方
ハイビスカスの
花は、
朝に開花して夜には閉じてしまう1日花です。品種改良により2~3日、花を楽しめる
ハイビスカスが登場しています。
購入したハイビスカスの苗木は、NEWロングライフ・シリーズとラベルに記載されています。特徴は
- 花保ちが良く分枝にも優れた新しいハイビスカスのシリーズ
- コンパクトに草姿がまとまるのでインテリアとして室内でも楽しめる
- 耐陰性に優れ、陽の少ない場所でも次々に花芽がつく
小さな
鉢植えに最適な品種です。コンパクトで花が次々に咲く
ハイビスカスは、
いろいろな品種がありますので、購入するときにラベルで確認しましょう。
ハイビスカスの花は、赤色、黄色、ピンク、オレンジ、白色などの豊富なカラーがあります。花の形状も少し違う品種がありますので、ラベルの写真で花を確認して購入しましょう。
ラベルの裏には品種の特徴や栽培方法が記載されています。ラベルは保管しますが、よく紛失するので写真に撮影して保存することをおすすめします。
ホームセンターや園芸店で
ハイビスカスの
苗木を購入する場合は、店頭に並べてある中から選ぶことができます。
葉が萎れてなく、元気な苗木を選びましょう。つぼみがある苗木は花が咲く可能性が高く、おすすめです。
枝分かれがある
苗木は先端が2つあるので、
たくさんの花が咲くことが期待できます。花は枝先に咲きますので、
枝分かれのある
苗木がおすすめです。
購入したハイビスカスの苗木は、枝分かれがあります。枝分かれがない苗木もありました。
樹高30センチの
苗木です。
鉢植えにしても鉢の底から先端まで
50センチ以下なら、
いろいろな場所に飾ることができます。
耐陰性に優れた品種なら、室内で楽しめます。
ハイビスカスの
苗木は
8月23日に購入しました。お盆が過ぎて、夏が終わる時期です。
夏の花と認知されているハイビスカス。南国のイメージが強く、ホームセンターや園芸店で夏に苗木を販売しています。
売れ残った苗木は値引き販売されるか、処分されます。時期が過ぎると積極的に値引き販売ホームセンターや園芸店があります。
処分品コーナーを設置している店をチェックして1ヶ月に1度くらい訪問するようにしています。
処分品コーナーは新しい樹との出会いがあります。値段が安いですので、チャレンジして育てる意欲が湧きます。
小さな鉢植えやミニ盆栽を多く育てていますので、和風の樹を多く育てています。値引き販売されていなかったら、ハイビスカスを育てることはなかったです。
ハイビスカスを少し調べると、花の時期は初夏から秋になっているので8月の下旬から育てても花が咲く可能性があることが分かりました。
ハイビスカスの植え付け
ハイビスカスの
苗木は9センチ角の
ビニールポットです。土の量が少ないですので、購入したら大きな
鉢に植え付けます。
ハイビスカスの植え付け:鉢を選ぶ
ハイビスカスの苗木を植え付ける
鉢は白色の
プラスチック製の鉢にします。
苗木を購入するときに、ホームセンターや園芸店で鉢を探すと、ちょうどよいサイズの鉢を選ぶことができます。
鉢の
直径は13.5センチです。鉢のサイズで
4.5号になります。1号が約3センチです。
ハイビスカスの苗木は9センチ角のビニールポットですので、4号(直径12センチ)か5号(直径15センチ)が植え付けに適した鉢のサイズです。
4号では暑い夏に水切れが心配です。5号は小さな鉢植えで室内でも飾れるサイズより少し大きくなります。
余っていた鉢ですが、サイズがちょうどよいので、4.5号のプラスチック製の鉢にハイビスカスの苗木を植え付けます。
プラスチック製の
鉢の高さは
14センチ。
ハイビスカスの
苗木は樹高が30センチですので、植え付けると
鉢の底から先端まで45センチぐらいになります。
室内に飾る予定がある場合は、高さを確認して置く場所を決めます。室内では日差しがある窓際などが適していますので、鉢の高さも大切です。
ハイビスカスの
苗木をビニールポットのまま、プラスチック製の
鉢に入れて、
植え付けたときをイメージします。
濃い緑色の大きな葉が白色の鉢に似合います。鉢の大きさも苗木とバランスがよく、コンパクトな鉢植えになりそうです。
ハイビスカスの植え付け:鉢底石
プラスチック製の
鉢は底が穴が6つにスリットがあり、
排水性(水はけ)がよいです。
直接、用土を入れることができますが、鉢底石を入れることにしました。鉢底石は排水性(水はけ)をよくするために鉢の底に敷きます。
鉢底石は砂利を使います。鉢底石はいろいろな種類がありますが、どのようなものを選んでも問題なく排水性(水はけ)がよくなります。
砂利を選んだ理由は重いからです。プラスチック製の鉢は軽くて、持ち運びが楽であるメリットがありますが、強風などで鉢が倒れるリスクがあります。
鉢底石を重い砂利にすることで鉢が倒れることを防ぎます。
コンクリート用の小粒の砂利は価格が安いです。大きな袋で18キログラムと重いですので、購入して持ち帰ることが大変です。
鉢底石は排水口用の
水切りネットに入れます。
植え替えのときに鉢底石を再利用しやすくなります。
用土と混ざることがなくなりますので便利です。
水切りネットに
鉢底石を入れます。
鉢の底から2~3センチになる量にします。一度、
鉢に入れて確認するとよいです。
プラスチック製の
鉢に入れて
鉢底石の設置が完了しました。
価格が安い鉢底石を再利用するために、水切りネットを使用して設置することは手間がかかり、面倒と感じるかもしれません。
鉢植えが増えると植え替えのときに出る土の処分が問題になります。広い庭があり使用した土を捨てることができればよいですが、難しい場合が多いです。
土の再利用や処分するときに
鉢底石が混ざっていないほうがよいですので、
水切りネットに鉢底石を入れることをおすすめします。
ハイビスカスの植え付け:用土
ハイビスカスの鉢植えの
用土は、ホームセンターや園芸店で販売されている
培養土が使用できます。
市販されている培養土はバランスよく配合されているので、いろいろな樹木に使用できますので、おすすめです。
用土を作る場合は
- 赤玉土:腐葉土を7:3
- 赤玉土:鹿沼土:腐葉土を4:3:3
- 鹿沼土:ピートモス:パーライトを1:1:1
などがあります。
栽培環境によって最適な用土が異なるため、いろいろな配合があります。
日当たりや風通し、水遣りの時間帯や頻度など、同じ樹を育てる場合でも環境に違いがありますので、用土の配合も違います。
用土を作る場合は
赤玉土や
腐葉土などを用意しなければなりません。大きな袋で購入したほうが安くなります。
100均のフタ付き容器に用土を入れると、重ねることができるので保管しやすいです。
ハイビスカスの植え付けに使用する
用土を作ります。
基本の赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜた用土を作ります。
鉢の大きさが4.5号ですので赤玉土は小粒です。6号より大きな鉢なら中粒になります。
赤玉土の小粒を土入れに1杯。
腐葉土は
土入れに半分くらいです。
土入れは口が広がっていますので、半分くらいで
7:3の
3ぐらいになります。
大きな
鉢受け皿で
用土を混ぜると便利です。小さなスコップで均一になるように
赤玉土と
腐葉土を混ぜます。
ハイビスカスの植え付け:鉢の準備
ハイビスカスの苗木を植え付ける準備として、
鉢底石を設置した鉢に
用土を入れます。
ハイビスカスの苗木をビニールポットのまま入れて、
土の表面の高さを確認します。
植え付けたときに土の表面が鉢のフチより2センチ低いくらいが目標です。水遣りのときに水が溜まるウォータースペースを作ります。
ビニールポットの底の土を少し崩して植え付けるので、ビニールポットの土の表面と鉢のフチが同じくらいの高さで大丈夫です。
ハイビスカスの植え付け:苗木を植え付ける
ハイビスカスの苗木を植え付けるために必要な道具は、
ハサミと
竹串です。
苗木をビニールポットから出したときに、周りを汚さないように鉢受け皿の中で作業すると後片付けが簡単です。
鉢底の穴から根が出ていないか?確認します。多くの
根が出ていますと、ビニールポットから苗木を取り出すときに、引っ掛かります。
無理に引っ張ると根が途中で切れますので、鉢底の穴から出ている根はハサミで切ります。
ハイビスカスの苗木は樹高30センチと大きくないですので
横向きに置いて、ビニールポットを取り外します。
横向きでビニールポットを取り外したほうが
土が崩れないので、安心して作業できます。
ハイビスカスの苗木の根の状態は
鉢底に根が密集しています。小さなビニールポットでは
根が成長しても行き場がなく、鉢の底を回るサークリング現象が起こりやすいです。
根は株元から四方八方に広がるように伸びることが理想です。底の根はハサミ切って取り除きます。
底の
根をハサミで切って取り除きました。
根が少なくなって心配になりますが、サークリング現象により
密集した根は、根詰まりの原因になります。
竹串で土を崩して根を広げます。
竹串は先端が尖っていますが、素材が竹ですので、程度な硬さで
根を傷つけることが少ないです。
苗木の根が広がりました。固まっていた土を崩したので量が増えたように見えます。土には隙間があるほうが
通気性がよく、
排水性(水はけ)もよくなり、根が成長しやすいです。
仕上げに手で押さえます。
用土を適度に固めて、
ハイビスカスの苗木が倒れないようにします。
苗木の樹高が高い場合は添え木が必要になることがあります。
ウォータースペースが2センチぐらいになるようにしました。
植え付けの仕上げは
水遣りです。たっぷり水を与えます。
水が引く様子を見て、
排水性(水はけ)を確認します。
植え付けたときの
水が引く時間を感覚でよいので確認しましょう。
排水性(水はけ)が悪くなったことに気付くことができます。
ハイビスカスの植え付け後の管理
ハイビスカスのコンパクトな
鉢植えが完成しました。樹高30センチ、鉢底から先端まで45センチぐらいですので、いろいろな場所に飾ることができます。
植え付け後、
1週間ぐらいは直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。
棚に日よけのよしずを設置すると最適です。風通しも重要ですので、高さのある棚がよいです。
コンクリートなどの地面からの照り返しや熱の影響が少なく、プラスチック製の鉢でも用土が熱くなりません。
葉の状態を観察しながら、朝と夕方の1日2回の
水遣りをします。
ハイビスカスの鉢植え:花を楽しむ
8月24日に
ハイビスカスの苗木を鉢に植え付けました。ホームセンターで値引き販売されていた
苗木でしたので、
植え付けの時期が遅いです。
ハイビスカスの
苗木の
植え付けの時期は
5月ぐらいです。
ハイビスカスの花の時期は、5月から10月まであります。地域の気候によって差がありますが、福岡県の平野部で栽培していますので、秋でも花が咲く可能性は高いです。
熱帯地域の樹であるハイビスカスは、真夏の暑い時期に花が咲くと思われていますが、秋まで花を楽しむことができます。
8月25日撮影。鉢植えの
ハイビスカスの先端に
つぼみのようなものがあります。
つぼみは葉の付け根から伸びます。
鉢植えのハイビスカスの栽培の様子は、この記事を更新します。
秋に美しい花を楽しむことができるか?剪定や冬越しや春の植え替えなどをする予定です。
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