姫トクサの苗
姫トクサの
苗をホームセンターで購入しました。メダカブームの影響で
ホームセンターや園芸店で販売される水草の種類が増えています。
インターネット通販で購入を検討したことがありますが、送料が別途に必要になるので高くなります。他の商品とまとめて購入するときならよいですが、1つの水草だけで購入はおすすめできません。
姫トクサ、現物を見ると購入意欲が湧きます。
極細の茎が清涼感があり、和風のビオトープにとてもよく似合います。値段も安かったので、よい買い物ができました。
普通のトクサを栽培していますが、草丈が大きくなるデメリットがあるので、小さいビオトープにレイアウトすることができません。
購入した姫トクサの草丈は15センチぐらいと小さく、メダカの飼育によく使うNVボックスにレイアウトできます。
姫トクサの
苗は直径6センチぐらいのプラスチック製の
ポットに植えてあります。
小さな苗ですので、株分けして増やすことにします。
メダカのビオトープは大きなプラ舟やNVボックスなど合計7個あるので、増やしてもレイアウトするビオトープに困ることがありません。
姫トクサの栽培は初めてですので、猛暑の夏や寒い冬で枯れる可能性があります。複数の鉢に分けることで枯れるリスクを減らすことができます。
購入した
姫トクサの
苗は白い
化粧砂が敷かれ、このままの状態でレイアウトできます。
化粧砂は見栄えがよくなるアイテムですが、
土の乾き具合がわからないデメリットがあります。
プラスチック製の
ポットは
2重構造で、水を貯めることができるようになっています。
姫トクサに適した栽培環境は、湿った土の状態や根元まで水の中に入れる抽水です。
栽培しやすいポットで親切な商品です。水を貯めていれば、化粧砂で土の乾き具合が分からなくても枯らす心配がありません。
Equisetum(エクィスィータム)Variegatum(バリエガタム)は、
姫トクサの学名です。
姫トクサは、ヒメドクサ、チシマヒメトクサ、姫砥草、姫木賊などと表記されることもあります。
植物の苗のラベルは保管しても紛失するので、写真で保存することにしています。グーグルフォトでラベル用のアルバムを作ることで分類できます。
ラベルの裏には簡単な育て方が記載されています。半日陰がよく、肥料は少量でよいのでビオトープにレイアウトするなら必要ないです。メダカの排せつ物がよい肥料になります。
左の黒い四角い鉢は普通のトクサです。一直線に上に伸びる茎が特徴です。同じ形をしていますが、雰囲気が異なります。姫トクサは茎が極細であるため柔らかく、根元から上に向かって広がっています。
上か姫トクサの茎、下が普通のトクサです。姫トクサの茎は極細で直径が1~1.5ミリぐらいしかありません。普通のトクサの茎は空洞になっていますが、姫トクサの茎は空洞ではありません。
姫トクサを株分けして植え付ける
購入した
姫トクサは小さな苗ですが、2つの鉢に
株分けして植え付けます。
姫トクサは、メダカの
ビオトープにレイアウトする以外に
ミニ盆栽としても楽しめます。
小さな鉢なら増えても置く場所に困ることがありません。小さな鉢植えやミニ盆栽なら鉢受け皿に水を入れて管理すると水切れする心配がありません。
小さな鉢は
根詰まりしやすいですので、2年に1回ぐらいで
株分けすることをおすすめします。
姫トクサを植え付ける鉢
陶器の鉢は100均で購入しました。メダカの
ビオトープの
水草や樹木の栽培で、
たくさんの鉢が必要になるので少しでも安いほうがありがたいです。
9センチ角の鉢、黒色で汚れが目立たないのでメダカのビオトープに使いやすいです。水草の緑色が映えます。
プラスチック製の
鉢はアップルウェアーのプレステラ90型です。
10ヶ組で価格が安く、黒色ですのでビオトープにレイアウトすることができます。
ホームセンターや園芸店ではモスグリーンが多く、ブラックが販売されていることが少ないです。インターネット通販で送料を無料になるように他の商品を購入するときに、一緒に注文しています。
陶器の鉢は底に穴がありますので、
用土が流れ出ないように鉢底ネットを敷きます。100均で大きなサイズで販売されているものを必要な大きさに切って使います。
鉢底ネットが動かないように
針金で固定します。一般的ではありませんが、盆栽では必ずする作業です。
水草の鉢には必要ないですが、いつもしている作業ですので念のために固定します。
姫トクサの植え付ける用土
姫トクサの植え付けに使う用土は赤玉土の小粒です。
メダカの
ビオトープに
赤玉土を使うことが多く、飼育水の水質に影響がなく、
姫トクサの栽培に適しています。
小さい姫トクサは根も非常に細いですので、用土の粒も小さいほうがよいです。
赤玉土の小粒を
フルイを使って粒を揃えます。フルイは100均で購入した細目と粗目を使いました。
用土は、100均のフタ付き
容器で保管すると便利です。袋のままでなく容器に入れることで、
縦に積むことができスペースを有効に利用できます。
左が
極小粒、右が
小粒です。小さな粒で揃えると
根が均等に成長します。
安い赤玉土でも、ひと手間かけることで栽培環境をよくすることができます。
小粒は
鉢底石として使います。鉢の底のほうは
粒が大きいほうが水はけ(排水性)がよくなります。
鉢底石は、底から2~3センチぐらいまで入れます。
プラスチック製の鉢は細い縦の
スリットが見えなくなるまで、
赤玉土の小粒を
鉢底石として入れました。
姫トクサを株分けして植え付ける鉢の準備ができました。植え付けで一番注意するポイントは根を乾燥させないことです。植え付ける鉢の準備をしっかりすることで、植え付けがスムーズにできます。
姫トクサの株分け
姫トクサの苗を
株分けするために
必要な道具は、ハサミと竹串です。
ハサミは水草は茎も根も硬くないですので、文房具の
ハサミで大丈夫です。さびにくいステンレス製で100均などの安い
ハサミで十分切れます。
竹串はビオトープの水草やミニ盆栽の手入れでよく使うアイテムです。適度な硬さで根を傷つけることがありません。
貧乏性なので
化粧砂を
竹串で取り除き、保管することにしました。
化粧砂は乾かしてビニール袋に入れて保管します。ミニ盆栽を栽培していますので、使うことがあるかもしれません。
苗を鉢から取り出すときは、鉢底を確認します。
根が鉢底から出ていると取り出すときに、
根が切れます。
小さな苗ですので、横向きにすると鉢から取り出しやすいです。汚れないように
鉢受け皿の中で作業するとよいです。
茎を引っ張ると簡単に
苗を鉢から取り出すことができました。
苗の根の状態は、あまりよくありません。土の中に
根がなく、土と鉢の隙間に極細の
根がたくさんあります。
根をバラバラにすることが難しい状態です。このようなときは、思い切って
ハサミで
根を切ります。
根は鉢に沿って円を描くように横方向に伸びているので、
ハサミで縦方向に切ります。
姫トクサの苗を半分に
株分けしました。豪快な方法ですが、
中途半端に土を崩すより根を傷つけることがありません。
断面をよく観察すると、土の中に
根がありません。
土を崩すと根が切れるので、このままの状態で植え付けます。
姫トクサの苗は半分に切ったものを、もう一度半分にして4つに株分けしました。
姫トクサの植え付け
プラスチック製の鉢に茎の量が少ない
苗を植え付けます。
姫トクサの茎を引っ張って、苗の向きを調節します。
竹串で突いて
用土が隙間なく入るようにします。
植え付けの仕上げは
水遣りです。
鉢底から透明な水が流れるまで、たっぷり水を与えます。
陶器の鉢のほうが大きいですので、大きな
苗を2つ植え付けました。
赤玉土の
極小粒を入れました。
苗の根の状態がよくなったですが、
植え付けが無事にできました。
根が今後どのように成長するか?少し心配です。根は土の中ですので見ることができません。次の植え替えのときに確認することができます。
姫トクサの植え付け後の管理
植え付け後の
姫トクサ。少し広げて植え付けたことが原因か?
茎が広がって伸び、無残な姿です。茎の向きを修正するために
竹串を用意しました。割りばしなどでも大丈夫です。
植え付け後は明るい日陰で1週間ぐらい管理します。根が安定していないですので水切れしやすい状態です。鉢受皿や容器に水を入れて水切れ対策をします。
リンク
株分けした姫トクサの今後
姫トクサの苗は2020年7月18日に株分けして植え付けました。今後の成長の記録は、この記事を更新します。
落ち着いたらメダカのビオトープにレイアウトする予定です。姫トクサは春から秋まで楽しむことができ、冬は枯れるようですが、福岡県は冬も温暖ですので、12月ぐらいまで緑があればうれしいです。
次回は夏の猛暑の様子を更新する予定です。
2 件のコメント :
コメントを投稿