ムクゲ(木槿)を小さい鉢植えで楽しむ
ムクゲ(木槿)の苗木はホームセンターで購入しました。庭木の苗木は、ガーデニング人気の影響で豊富な種類が販売されるようになりました。大きな庭木用の苗木ですが鉢植えで育てることができます。
購入した苗木の樹高は80センチあり、大きすぎるので、鉢植えにできるように剪定します。
剪定ハサミで切ります。
ムクゲ(木槿)の剪定は落葉した11月ぐらいから芽吹き前の3月ぐらいの時期が適しています。
鉢植えで小さく育てることのメリットは簡単に移動することができるため、
花が咲いている時期にガーデニングスペースの一番良い場所にレイアウトできます。
ムクゲ(木槿)の花は1日で散りますが、つぼみがたくさんできるため次から次へと開花して長期間、花を楽しむことができます。花が少ない夏に非常にありがたい樹になります。
80センチあった樹高を
剪定して30センチにしました。鉢のサイズは5号(直径15センチ)ぐらいなら夏でも
水切れの心配がなく、移動が簡単です。
ムクゲ(木槿)の栽培は初めてですので、無理に小さくしないで確実に花が咲くサイズにしました。鉢のサイズを小さくすると水切れに注意が必要になります。
苗木を剪定してから新しい鉢に植え付けます。
ムクゲ(木槿)の苗木の植え付け
ムクゲ(木槿)の苗木は剪定して樹高を30センチにしました。
ムクゲ(木槿)の苗木の
鉢のサイズは、4号(直径12センチ)。黒のビニールポットです。
ムクゲ(木槿)の植え付け:鉢の準備
ムクゲ(木槿)の苗木を植え付けるために鉢を準備します。
準備した鉢は5号(直径15センチ)のプラスチック製の鉢です。新しく購入した鉢でなく、余った鉢を利用しました。
鉢の高さは15.5センチぐらいです。5号の鉢の一般的な高さで強風で倒れる可能性は低いです。
鉢の底に
水はけ(排水性)がよくなるように鉢底石を敷きます。いろいろな種類がありますが、どのようなものでも問題ありません。鉢の高さが高い場合は重い砂利などにして、倒れないようにすることがあります。
ムクゲ(木槿)の用土は腐葉土と赤玉土の小粒を使います。ホームセンターや園芸店で販売されている培養土で大丈夫です。
ムクゲ(木槿)は水はけ(排水性)がよければ、土質はあまり選びません。用土は大きい袋を購入して容器に入れて保管しています。
保管場所が必要になることが欠点ですが、大きい袋で購入したほうが安くなるので、おすすめです。100均のフタ付き容器はとても便利です。
用土は基本の
腐葉土と
赤玉土を
3:7の割合で混ぜます。
土入れで量ると簡単です。
3杯と7杯で作ると5号の鉢では用土の量が多いので、半分にして1.5杯と3.5杯にします。
小さなスコップで混ぜます。100均のガーデニング用品は安くて便利です。
均等になるように混ぜて、ムクゲ(木槿)の用土ができました。
鉢の高さの1/3ぐらいまで用土を入れます。植え付ける鉢の準備ができました。
植え付けは根が乾燥しないように素早く作業することが重要ですので、苗木を入れる前までの作業を最初にします。
ムクゲ(木槿)の植え付け:苗木の準備
ムクゲ(木槿)の苗木をビニールポットから取り出します。道具は
ハサミと
竹串です。洗面器などの容器の中で作業すると周りが汚れません。
最初に鉢の底を確認します。排水の穴から根が長く伸びている場合、根が引っ掛かってビニールポットから苗木を取り出せないので根を切ります。
ビニールポットをハサミで切ると簡単に取り出すことができます。
周りに根がたくさんあり根の状態は悪くないですが、絡まっているので土を取り除くことが難しいです。
竹串は硬さがちょうどよく、根を傷つける心配が少ないです。
苗木の土を取り除く作業は苦労しますが、
植え付け後に根腐れを気にすることなく水遣りができるメリットがあります。
このような状態で水遣りをすると水はけ(排水性)が悪く、根腐れする可能性が高くなります。
根腐れしやすい部分は、幹の真下です。絡まった根をキレイにして、幹の真下の部分を確認します。
根の量が多く、5号(直径15センチ)の鉢に入りません。長く伸びた根を短く切ります。
根と枝は関係性があります。
長く伸びた根があると徒長枝ができやすくなります。根をたくさん剪定しました。
残した根が均等になるように剪定します。どのくらいまで剪定しても大丈夫か?樹種や栽培環境にもよりますので正解は難しく、経験することが一番です。準備した5号(直径15センチ)の鉢に入るぐらいに剪定しています。
ムクゲ(木槿)の植え付け:苗木の植え付け
準備した苗木を鉢に入れて根の長さを確認します。
根の先端が鉢の側面に当たらないぐらいにします。
根と根の隙間に用土が入るように竹串で軽く突きます。空洞ができると
水遣りをすると土が陥没します。
苗木が斜めになったり、根張りが悪くなったりしますので、根と根の隙間に確実に用土を入れます。
土の中の幹が最初と同じ高さになるようにします。
用土は鉢の八分目まで入れて、水の溜まる
ウォータースペースを作ります。
プラスチック製の鉢は段差があり、分かりやすいです。表面の土は赤玉土だけにすると見栄えが良くなります。
鉢の大きさと樹高の高さのバランスがよい
ムクゲ(木槿)の
鉢植えになりました。
植え付けの仕上げは水遣りです。たっぷり水を与えます。
最初は鉢の底から
泥水が流れます。
底から透明な水が流れるまで、水を与えます。泥水の正体は、赤玉土の表面に付着した微塵です。
水はけ(排水性)が悪くなる原因になりますので、しっかり流して取り除きます。
植え付け後は根から水の吸収する力が弱いですので、直射日光が当たらない明るい日陰で管理します。土が乾かないように、朝と夕方の1日2回の水遣りです。
1週間ぐらい様子を見て、芽が枯れたりする異常がなければ、日が当たる場所に少しずつ移動させます。
ムクゲ(木槿)の苗木は福岡県で3月19日に植え付けをしました。福岡県の3月の気候は最高気温14.4度、最低気温6.7度、平均気温6.7度です。3月の後半になり最低気温が10度に近くなると安心して植え付けできます。
鉢植えのムクゲ(木槿)の成長
4月8日の
ムクゲ(木槿)の鉢植え。暖かくなり葉が芽吹きました。3月はいろいろな樹木の
植え付けや
植え替えをします。葉が芽吹くと
植え付けが成功したことが確認でき、安心できます。
4月22日の
ムクゲ(木槿)の様子。苗木を植え付けてから
1か月後で葉が大きくなりました。日当たりのよい場所で管理しています。
水遣りは1日1回で普段は朝にします。天気がよく暖かい日は夕方に鉢の土が乾いている場合は水遣りをしますので、1日2回の水遣りです。
5月14日の
ムクゲ(木槿)の鉢植え。芽吹いた葉から
枝が伸びています。
ムクゲ(木槿)は新しい枝の先端に花が咲きます。枝が伸びたことで花が咲く可能性が高くなりました。
3本ある太い幹の先端から枝は伸びています。枝が増えると花も増えるので、肥料与えるとよいです。緩効性の肥料なら少量与えました。
6月12日の
ムクゲ(木槿)。先端の枝は長く伸びています。幹の中央ぐらいの葉からも枝が伸びて枝が増えました。枝の数は8本になりました。
6月15日。ムクゲ(木槿)の鉢植えの枝の先端につぼみができています。苗木を植え付けてから約2か月後になります。
鉢植えのメリットは移動できて、花が咲いたときに飾りたい場所にレイアウトできることです。デメリットは雨の日以外は毎日の水遣りが必要なことです。
初めての栽培でつぼみができるまでは心配ですが、つぼみができると安心でき、開花をきたいして栽培が楽しくなります。
鉢植えのムクゲ(木槿)の開花
6月30日の
ムクゲ(木槿)の
つぼみ。一番先端に3つの
つぼみができました。2週間で大きくなり花が咲く期待が膨らみます。
ムクゲ(木槿)は7月中旬から10月上旬に花が咲きます。福岡県はまだ梅雨時期です。7月中旬が梅雨明けになるので、ちょうど梅雨明けに咲くと花をゆっくり鑑賞できます。
7月8日に
ムクゲ(木槿)の
つぼみの先端が少し割れて、花の色が確認できるようになりました。薄い紫色のようです。苗木のラベルの花と同じです。
7月11日。急に
つぼみが大きく膨らみ始めました。開花が近づいています。3つの
つぼみが順番に咲くようです。
ムクゲ(木槿)の花は1日の命ですが、次から次へと開花しますので、長い期間花を楽しむことができます。
ムクゲ(木槿)は5号(直径15センチ)の小さな鉢植えですが、幹から枝がたくさん伸びて枝の先端には2~3個の
つぼみがあります。
合計で20個ぐらいのつぼみができています。
下の枝のつぼみは、まだ小さいですので開花は遅くなります。本当に10月上旬ぐらいまで花を楽しむことができそうです。
7月13日に
ムクゲ(木槿)の花が開花しました。3月19日に苗木を植え付けて約4か月間、頑張って育てて、うれしい気持ちになる瞬間です。
したことは、水遣りだけですが毎朝、観察して花が咲くかな?と期待しながら過ごした日々が楽しい時間になります。
徒長した枝の先端に1輪の花ですので、鉢植えとしてはバランスが悪くなりますが、花が咲くことが重要です。これから、残ったつぼみが次から次へと開花していく中でバランスがよくなります。
ムクゲ(木槿)の鉢植えの今後の様子はこの記事を更新します。すべてのつぼみが開花するまでの様子や花が終わった後の様子、冬の落葉時期など1か月1度くらい更新する予定です。
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