価格が安く、ホームセンターやアクアショップなど販売している店が多く購入しやすい水草です。枝分かれして増えるので1回、購入すれば、ずっと使うことができます。
マツモの育て方が詳しく書いてあるサイトがありました。
参考記事 マツモの増やし方、育て方、期待できる効果とは?水草初心者も簡単!
「大分めだか日和」さんのサイトです。
ビオトープでのマツモの育て方と注意するポイントを簡単にまとめました。
マツモの育て方 in メダカのビオトープ
マツモに最適な水質は弱酸性~弱アルカリ性です。水温は15℃~25℃ぐらいで、肥料を与える必要もありません。ある程度の日光で元気に育ちます。メダカを飼育しているビオトープで問題なく育てることができます。水槽では根元に重りを付けてキレイに植えていますが、根元の部分が枯れるので、ビオトープでは、水に浮かべるだけがよいです。
マツモの増やし方
マツモが成長すると脇芽が出ます。脇芽の根元でハサミで切り株を増やすことができます。脇芽が少ないときは、適当な長さで切ることで増やすことができます。水槽では、美しく飾るためにトリミングしたり手入れをしますが、ビオトープでは水に浮かべるだけで、長く伸びたら半分くらいに切って、汚れている根元のほうを取り除きます。
取り除いたマツモをバケツなどで予備として栽培すると、新しいビオトープを作るときに役に立ちます。繁殖のときに稚魚の飼育容器に入れるとよいです。
マツモが枯れる(溶ける)原因
マツモが枯れる(溶ける)原因は、急な水質や水温の変化、日光不足です。水質の変化
栄養が不足、栄養が多すぎる(富栄養化)のどちらの場合もマツモが枯れる(溶ける)原因になります。急な水質の変化で枯れる(溶ける)こともあるので、ビオトープの水換えをするときは注意が必要です。栄養が不足している場合は、葉が赤く変化します。ビオトープに肥料を与えるとメダカに影響があるので、水草を少し減らします。減らすことで肥料を増やすことと同じ効果があります。
栄養が多すぎる(富栄養化)は難しく、三大栄養素の窒素、カリウム、リン酸のどれかが増えすぎている可能性が高く、ビオトープの飼育水を1/3ぐらい水換えをします。
水温の変化
夏の高温が原因でマツモが枯れる(溶ける)ことがあります。急な水温の上昇に注意して、よしずなどで日よけをして風通しのよい場所で、少しでも涼しい場所にビオトープを設置します。寒さに強く冬は冬芽になって底に沈みます。冬芽ができる条件は水温の変化を少なくすることです。1日中、日が当たる場所より午前中だけ日が当たるような環境がよいです。
水に沈むと水面が凍っても越冬することができます。春になると新芽が芽吹いて、キレイな緑色になります。
日光不足
長く伸びて枝と枝の間隔が広くなっている間延びしたマツモは日光不足です。日当たりのよい場所に移動させます。マツモはたくさんの日光を必要としないので、直射日光でなく明るい場所でキレイな緑色になります。直射日光が長く当たると茶色になります。
ビオトープでのマツモの効果
マツモは成長が早く、光合成を活発に行うので、ビオトープの飼育水の養分を吸収して富栄養化を防ぐことができます。コケの発生予防になり、飼育水を浄化する能力が高いです。水中に葉があるので、光合成によって酸素を発生させ、ビオトープの飼育水の酸素濃度を高めてくれます。
たくさんある細い葉がメダカの産卵床になります。水に浮いているので、日陰ができ水温の上昇を抑えてくれます。
たくさん効果があるマツモですが、水に浮かべるだけなので、ビオトープの特定の位置にレイアウトすることが難しいです。
メダカのビオトープの水草の選び方の詳しい記事です。
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いろいろな水草をビオトープにレイアウトしてメダカの飼育を楽しみましょう。
まとめ
メダカのビオトープでは飼育水の水質を維持するために、水草をレイアウトします。マツモは丈夫で簡単に育てることができ、価格が安い水草で、飼育水の富栄養化を防ぎ、コケなどの発生を抑えてくれます。ビオトープにマツモをレイアウトして、メダカに最適な環境で飼育しましょう。
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