白い花が咲いています。この株は園芸品種の「桃色式部」で実が薄い紫色です。小さな苗木を秋に植え付けて、枝が増えて大きく成長しました。
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ハサミで枝の根元を切ります。
剪定した枝を挿し木にして、ムラサキシキブのミニ盆栽の素材にします。
ムラサキシキブ(紫式部)の挿し木
挿し木の時期は3月頃の春ざしと梅雨の6~7月の夏ざしがあります。春ざしは、前年に伸びた枝を挿し穂として使います。少し暖かくなり始めた時期で土の乾きが遅いので水の管理が楽です。
夏ざしは成長が活発な時期なので発根するまでの期間が短く、成功する確率がよいです。梅雨の時期でも晴れて暑くなる日があるので、用土が乾かないように注意が必要です。
剪定した枝の根元をカッターで斜めに切ります。切り口に雑菌をつけないように刃をキレイに洗ってライターの火で殺菌します。切り口を清潔にすることは成功率を高めます。
切り口の面積が広くなるように斜めに切ります。よく切れる刃で切ると細胞が崩れないので発根しやすくなります。カッターなら新品の刃を使います。
挿し穂を2~3時間ぐらい水につけます。「水揚げ」と呼ばれる作業です。ミニ盆栽の素材にするので挿し穂は短く10センチぐらいです。
挿し穂を6つ用意しました。
挿し穂の根元に近い葉を取り除き、残った葉は半分に切ります。
発根促進剤を使うと成功する確率が高くなります。「ルートン」はホームセンターなどで購入することができます。量の少ないものを1つ購入しても、なかなか減らないです。
小さな鉢受け皿に入れます。
挿し穂の切り口に薄くつけます。
使う用土は赤玉土や鹿沼土の細粒、挿し木用の用土です。鹿沼土の細粒が余っているので使いました。
鉢に用土を入れて水を与えて、割り箸などで挿し穂を挿す穴を作ります。 斜めに切った切り口を傷つけないようにするためです。
昼間に乾くことが心配なら腰水で管理するとよいです。鉢を水を張った容器に入れます。
1ヶ月ぐらいで発根します。3ヵ月後に根の量が増えて、新しい鉢に植え替えます。今後のムラサキシキブ(紫式部)の挿し木の様子は、この記事を更新します。
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