メダカのビオトープの水(飼育水)をキレイな透明にする方法は、意外に簡単です。
- 飼育容器の底に赤玉土やボラ土などの底床を敷く。
- ビオトープに水草を入れる。
- エサを食べ残しがないように少量ずつ与える。
一番大切なろ過バクテリア
ろ過バクテリアは、魚の排泄物や枯葉などの有機化合物を分解して水を浄化します。メダカのビオトープにとって一番大切な存在です。増やすためには、どうしたらよいか?定着する場所を用意してあげます。赤玉土やボラ土などの底床は多孔質でたくさん定着してくれます。
ろ過バクテリアは自然界に存在して、空気中を飛んでいます。ビオトープに水を入れて数週間から1ヶ月くらいで十分な量になります。生物なので活動するために酸素が必要です。
水(飼育水)の酸素を十分な量にするために水草を入れます。水草は水中にすべてが沈む「沈水性」のアナカリス(オオカナダモ)やマツモが丈夫で酸素をたくさん供給してくれます。
エサの食べ残しがたくさんあると、ろ過バクテリアが分解する量を超えて、水(飼育水)が汚れます。メダカは浮いているエサを食べるので、エサが浮いている間に食べ切ることができる量を与えます。
エサの種類によって浮いている時間が違います。少量を回数を増やして与えることが一番よい方法です。
メダカの飼育数が多いと、「エサを食べていないメダカがいるかも」と思って、エサの量が増えます。
水が汚れたら、水換えをするべき?
ビオトープの水(飼育水)が透明でなくなると水換えをしたくなります。水換えをすれば、一時的に透明になりますが、原因を取り除かないと、すぐに汚れます。水(飼育水)が緑色になる場合は、直射日光の当たりすぎが原因です。日よけなどでビオトープの日当たりを調節しましょう。
水(飼育水)の透明度が悪い場合は、ろ過バクテリアの数が減っている可能性が高いです。底に汚れが溜まると底床の効果が半減します。底の汚れを取り除くことでろ過バクテリアの数が増えます。
水換えをすれば底の汚れを取り除くことができますが、ろ過バクテリアを一から増やすことになります。環境の変化に弱いので、水道水で底床を洗うと、すべて死滅します。
ビオトープの底の汚れはスポイトで吸って取り除きます。100均のジャンボスポイトが安くて使いやすいです。
底床に挿して、底の汚れだけを吸い取ります。赤玉土よりボラ土のほうが固くて崩れないので作業がしやすいです。
メダカはビオトープに入れたままで大丈夫です。水草はバケツなどに移動させたほうがやりやすいです。水草の下は枯れた葉が分解されて汚れがたくさんあります。
底には泥のような汚れが溜まって、ろ過バクテリアが定着することができません。ある程度取り除いたら、水(飼育水)が減るので汲み置きした水を足し水します。
水換えをしなくても、底の汚れを取り除き足し水するだけでビオトープの水(飼育水)をキレイな透明にすることができます。
1週間ぐらいで、ろ過バクテリアが増えて水(飼育水)の透明度がよくなりキレイになります。
水(飼育水)をすべて入れ替える水換えは、ろ過バクテリアがいなくなるので、すぐにメダカを入れて飼育することができません。
メダカのビオトープの水を透明にする方法のまとめ
ろ過バクテリアの定着がとても重要で、普段はエサを少量ずつ与えることだけに注意すれば大丈夫です。ビオトープの水(飼育水)の状態に変化が現れるまで時間がかかります。1週間ぐらい様子を見るくらいの余裕がいります。
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