ホームセンターでたくさん販売されていますが、購入している人はメダカの飼育容器として使う場合がほとんどです。NVボックスの#13は容量が13リットルで10匹ぐらいのメダカを飼育することができます。
NVボックスに日よけ、雨対策になる屋根
NVボックスにはブラック(黒)、クリアー(半透明)、ホワイト(白)、ブルー(青)などいろいろな色があります。一番よく見る色はブラック(黒)です。飼育水の状態をしっかり確認したい場合は、クリアー(半透明)やホワイト(白)がよいですが、クリアー(半透明)は耐久性がよくありません。日の当たる場所では1年ぐらいで劣化します。
ブラック(黒)の欠点は、真夏に熱を吸収して熱くなり水温が上昇することです。日よけを設置して直射日光が当たらないようにすることで解決できますが、NVボックスを置く場所によっては難しいです。
NVボックスに直接取り付けることができる日よけが使いやすく便利です。屋根にすれば、雨対策にもなり、雨水が入りオーバーフローする心配もなくなります。
屋根の製作のために準備する材料は3つだけです。
- U字に曲がる支柱
- PPシート
- 結束バンド
グラスファイバー製の「U字に曲がる支柱」です。ホームセンターで樹脂製のパイプを見つけましたが強度がなく、強風に耐えることができそうになかったので、購入しませんでした。
グラスファイバーは安い釣竿によく使われる素材です。弾力があり、大きく曲げることができます。
長さが180センチで直径が5ミリです。2本で100円、ホームセンターで樹脂製のパイプを買わなくて正解でした。
どのくらい曲がるか?確かめたくなりますが、店頭の商品を曲げる勇気はありません。ラベルの絵を見ると、大きく曲げて植木鉢に支柱として使っています。絵を信じて購入することに決めました。
購入して曲げると大きく曲げることができます。反発力が強く、屋根の骨格として強度が期待できそうです。欠点は反発力が強いので、曲げるときに大きな力が必要です。
100均のダイソーの「PPシート」です。
「PPシート」は厚さと色が数種類あります。厚いものは小さく、薄いと大きいです。NVボックスの大きさから「厚み 約1mm」で「335ミリ×500ミリ」の大きさを選びました。
色はブラック(黒)にしました。骨格になる支柱がグリーン(緑)なのでブラック(黒)が似合います。半透明ですが「PPシート」だけである程度の日よけになります。
注意することは、タイプが「両面つや消し」と「両面光沢」があります。「両面光沢」タイプは傷が目立つので、「両面つや消し」タイプがよいです。
ブラック(黒)は半透明ですが日よけの効果があります。メダカにとって冬は日差しがたっぷり当たるほうがよいので、乳白色のPPシートも購入しました。日よけの効果が弱くなります。
支柱に「PPシート」を固定するために結束バンドを使います。100均では長さ10センチで小さいもので170本入です。いろいろなものを固定することができるので便利です。
屋外で使う場合は、耐候性が強い「結束バンド」もあります。ホームセンターで販売しています。
NVボックスの屋根の材料は3つだけです。すべて100均で購入することができます。「U字に曲がる支柱」は2本入れで、1本を半分に切って使います。
NVボックスがメダカの飼育によく使われる理由は、大きさや形が適していることがありますが、価格も重要です。
NVボックスの屋根の製作に必要な道具
- ノコギリ
- ヤスリ
- メジャー
- ペン
- 電動ドリル
- ハサミ
- カッター
- ニッパー
「U字に曲がる支柱」を切るためにノコギリが必要です。直径5ミリと細いので100均のノコギリで切ることができます。
切った面をキレイにするためにヤスリがあると便利です。長さを測るメジャーと印をつけるペンを準備しましょう。
NVボックスと「PPシート」に穴を開けるためにドリルの刃が必要です。3ミリと6ミリを使いました。
NVボックスの屋根の製作で、一番の問題の道具は電動ドリルです。DIYをする人は所有率が高い道具ですが、誰でも持っている道具ではありません。
本格的にDIYをしない人でもキレイに穴を開けることができる便利な道具なので、購入をお勧めします。充電式でなくコード付きなら価格が安いです。
「PPシート」を切るためにハサミとカッター。「結束バンド」余った部分を切るためにニッパー。
NVボックスに取り外しのできる屋根の製作方法
NVボックスの屋根は、固定しないで簡単に取り外しができる屋根にします。リセット、掃除や水換えのときに屋根があると邪魔になります。簡単に取り付け、取り外しができる屋根なら、ちょっと試しに付けてみようと思います。製作方法も簡単にしました。
「U字に曲がる支柱」を半分に切る
「U字に曲がる支柱」は長さが180センチあります。NVボックス#13は縦28.7センチ、横43.5センチで半分の90センチで屋根の骨格を作ることができます。メジャーで長さを測って半分に切ります。ペンで印をつけます。
印をつけた部分をノコギリで切ります。少し力が必要ですが、ゆっくり切りましょう。
ヤスリで切った面をキレイにします。ケガをしないために必ずキレイにしましょう。楽しい趣味でケガをしないように安全が第一です。
ノコギリを使い慣れていないと、切った面が斜めになることがよくあります。ヤスリでまっすぐにすることができます。
NVボックスの屋根の骨格になる2本の支柱ができました。
NVボックスの小さな穴を拡大する。
NVボックスの両端には小さな穴が6個ずつあります。この小さな穴を使って屋根を取り付けます。小さな穴は直径4ミリです。 取り外しのできる屋根を製作するために、NVボックスに大きな加工をしないことを目標にしました。
直径4ミリの樹脂製のパイプをホームセンターで見つけましたが強度が弱く、強風が吹くと壊れる可能性があります。残念ですが、穴を拡大することにしました。
電動ドリルで両端の小さな穴を拡大します。4箇所の小さな穴を拡大しました。
隣の穴と比べると大きくなったことがわかります。拡大するだけなので、簡単にできます。
「U字に曲がる支柱」は直径5ミリとラベルに書いてありましたが、正確に測ると5.1ミリぐらいあります。
支柱が拡大した穴にキレイに入るようになりました。
屋根のどのようにしてNVボックスに固定するか?簡単に取り付け、取り外しができ、屋外で強風に耐えることができる方法を考えました。
キャンプ用のテントの骨組みをヒントに、支柱をクロスに交差させて強度を高めます。大きな力が必要ですが、しっかり固定することができます。
PPシートを加工して支柱に取り付ける。
屋根の骨格となる支柱に「PPシート」を置き、完成をイメージします。「PPシート」の大きさは切らずに使って、ちょうどよさそうです。「PPシート」の4つの角は、キレイな直角でケガをする可能性があります。
安全のため、角を丸くします。円形のものを使って切る線を書きます。小さな植木鉢を使いました。
油性マーカーで 書いた線に沿ってハサミで切ります。
ハサミで切って丸くなり、ケガをすることがなくなりました。見た目もよくなります。
「PPシート」の中央に支柱をクロスさせた部分を取り付けるための穴の位置をペンで書きます。
「結束バンド」の幅が2.5ミリなので直径3ミリの穴を2つ開けます。2つ穴の間隔を1センチにしました。
NVボックスに取り付けた支柱の間隔は11センチです。
「PPシート」の両端に支柱を取り付ける穴を開ける位置を書きます。
両端の穴の位置は、端から2センチ、間隔を11センチです。5箇所の穴の位置を決める作業が一番難しいです。
3ミリのドリルの刃で10個の穴を開けました。
「PPシート」は穴を開けるとバリが残ります。キレイな仕上がりにするためにバリをカッターで切ります。
「 結束バンド」を通す直径3ミリの2つの穴です。
「結束バンド」とニッパーを準備します。ハサミでも切ることができます。支柱の真ん中にペンで印をつけて固定する場所がわかるようにします。
開けた直径3ミリの2つの穴に「結束バンド」を通します。
両端に開けた穴にも「結束バンド」を通します。
5箇所に「結束バンド」を通して、支柱を置きます。
中央の支柱がクロスした所を「結束バンド」を締めて固定します。支柱の真ん中の印に合わせます。
両端の4箇所も「結束バンド」を締めて固定します。
「結束バンド」の余った部分をニッパーでキレイに切ります。小さな「結束バンド」なのでハサミでも切ることができます。
NVボックスの屋根の完成です。支柱と「PPシート」の固定を「結束バンド」にすることで簡単に製作できます。失敗しても、「結束バンド」を切ってやり直すことができます。
取り付ける前は屋根に見えません。とても簡単な作りです。
片側の2本の支柱をNVボックスの穴に挿して、大きく曲げて、反対側の2本をゆっくり、1本ずつ挿します。
反発力が強いので、注意が必要です。何も入れていないのでNVボックスが動きます。顔が屋根の上にあると反発力で顔面をケガをします。
強い反発力の効果で穴に挿すだけで固定することができますが、取り付けるときは注意が必要です。
側面から見ると支柱が穴に挿してあるだけであることがわかります。
NVボックスの日よけ、雨対策の実証して確認する。
完成した屋根が効果を確認しました。NVボックスを南向きに置き、昼過ぎの様子です。ほとんどが日陰になり、左側が少し日が当たっています。「PPシート」の半透明のブラック(黒)だけで日をさえぎることができ、日陰になります。
遮光シートを屋根に洗濯ばさみで取り付けると、真っ暗になります。洗濯ばさみは100均のステンレス製です。プラスチック製は色がカラフルで似合いません。日が当たり劣化するので、さびにくいステンレス製の洗濯ばさみがよいです。
西日対策として左側に取り付けると、ちょうどよい日陰になります。
NVボックスを置く場所や向きによって、遮光シートを使って調節することでメダカの飼育環境が最適になります。
屋外のメダカのビオトープは、雨が降ると雨水が入り飼育水の水質の変化やオーバーフローによってメダカが流されたりします。屋根で雨対策ができると、急な大雨や豪雨で心配することがなくなります。
散水ノズルのシャワーを使って確認しました。完璧でないですが、雨水が入る量は確実に減っています。
メダカの飼育容器、NVボックスに屋根のまとめ
- 取り付け、取り外しができる
- 安くて簡単に製作できる
- 日よけ、雨対策になる
※取り付け、取り外しには十分に気をつけてください。反発力が強くケガをする可能性があります。
メダカの飼育を楽しみましょう。
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