梅の盆栽の育て方 初心者でも大丈夫 購入から満開まで絶対に成功する方法


梅の花の魅力

梅 盆栽 満開
梅の開花は、まだ寒い冬に時期です。美しい花香りで、暖かい春が近づくことを感じさせてくれます

たくさんの品種があり、花の咲く時期は、冬至(12月20日ごろ)から立春(2月6日ごろ)までの品種があり、一重や八重など花の形状や色も豊富です。

梅の栽培は、簡単で初心者でも育てることができます。植物に変化の少ない寒い冬に、キレイに満開に花の咲く梅の盆栽を楽しみましょう。

梅の盆栽の購入で注意すること

梅の盆栽
には、花の観賞を楽しむ花ウメ」と薬や食品用の実をつける「実ウメ」に分類されます。梅の盆栽は「花ウメ」です。浅い鉢で樹高が小さいので間違えることはないでしょう。

12月からホームセンターや園芸店で販売されています。花が咲く2月までの販売なので、目立つ場所によく置いてあります

販売されている梅の盆栽を見て、ちょっと興味があっても、「盆栽だから育て方が難しいのではないか?」と心配になりますが、梅は丈夫な樹で栽培は簡単です。

梅の盆栽の購入 実践編

梅の盆栽を実際に購入した様子を写真を使って説明します。

1番最初に確認することは、ラベルがあることです。梅は品種がたくさんあるので品種名がわかることはとても重要です。開花時期や育て方など品種によって特徴があります。

ラベルに「白梅 冬至」と書いてあります。冬至梅(とうじうめ、とうじばい)です。早咲きの品種で冬至のころから開花します。

つぼみ
2番目に確認することは、梅の盆栽の状態です。よい状態を判断することは難しそうですが、つぼみがたくさんあるものを選びましょうつぼみがたくさんあるので、健康に育っています。

接ぎ部 根
判断する場所として、接ぎ木なので「接いだ部分がキレイなこと」や「根張りがよいこと」がありますが、難しいので気にしなくても大丈夫です。見た目の問題なので、樹の健康状態とはあまり関係ありません。

梅の盆栽の選び方は、品種名がわかって、つぼみがたくさんあるものを選ぶだけで大丈夫です。

どうしても心配な場合は、園芸店で店員さんに相談しましょう。園芸店はお客さんをとても大切にします。お客さんに初めて栽培する樹を相談されたときは、特に丁寧に説明してくれます。

うまく栽培できると、その園芸店で購入する可能性が高くなるからです。気軽に話をすることができる園芸店が1つあると、いろいろな樹にチャレンジできます。

写真の冬至梅は、よく利用する激安の園芸店で購入しました。鉢がない状態で販売されていました。とても不思議に思うかもしれませんが、栽培していた仕立て鉢からキレイな盆栽鉢に植え替えてホームセンターや園芸店で販売されます。

キレイな盆栽鉢の数が足りなくなって、植え替えることができなくなったものです。価格は激安ですが、普通の人は買わないでしょう。

購入する梅の品種について

にはたくさんの品種があります。300種類ぐらいあるそうです。人気がある品種は、冬至(とうじ)、寒紅(かんこう)、初雁(はつかり)などがあり、花の色が赤い紅梅も人気があります。

ネットで「梅 品種」で検索すれば、調べることができます。気に入った品種をチェックしましょう。ネット通販を利用すれば、好みの品種を手に入れることができます

ホームセンターや園芸店では、品種の種類が少ないことがデメリットです。しかし、ホームセンターや園芸店では、その地域の気候で栽培できる品種を販売しているので、安心して購入できるメリットがあります。

品種を決めるより、花の形状と色を決めておくと購入しやすいです。

購入したい梅の花の形状が「一重」か「八重」か、花の色が「白」か「赤」か、花の形状だけは決めたほうが選びやすいです

購入した梅の盆栽の育て方

盆栽
浅い鉢で樹高が小さいと盆栽に見えて、それだけで育て方が難しいように感じます。同じ梅なので、 基本的な栽培方法は簡単です。

つぼみがある状態の梅の盆栽の育て方は、水遣りだけです。

水遣りだけでよく、特別な育て方はありません。表面の土が乾いたら、たっぷりと水遣りをします。冬は2~3日に1回ぐらいのペースです。

土の表面にが張ってあったり、化粧砂で飾ってあると、水遣りのタイミングがわかりにくいです。表面が土であるほうが水遣りは簡単です。

つぼみがある時期と、開花している時期は、水切れに注意する必要があります。開花した花には水をかけないようにすると、長く花を楽しむことができます。

置く場所は、日当たりがよく、風通しのよい場所が最適です。朝の冷たい霜から保護するために、軒下などがよいです。最近の家は軒がないので、簡易ビニールハウスが価格も安く、使いやすいですが、晴れた日の昼間は温度が高くなりすぎるので、前面のビニールを開けましょう。

鉢のない梅の盆栽を少しきれいにしました。

駄温鉢
購入した梅の盆栽は鉢がない状態だったので、駄温鉢に植え付けました。

底石
底石を敷いて、購入した梅の盆栽を置きました。大きな駄温鉢にしました。

赤玉土
 周りの隙間に赤玉土を入れました。

水遣り
最後にたっぷりと水遣りをして完成です。つぼみが大きく膨らんでいるので、開花が近く、駄温鉢に入れただけです。花が終わった後に植え替えをします。

剪定
向きの悪い枝を根元から剪定しました。

汚れていた樹皮をブラシで磨いて、ちょっと盆栽らしくなりました。普通はこの状態で店頭で販売されています。




梅の盆栽の開花から満開までの記録

つぼみ
つぼみが大きく膨らんでいます。白梅なので、赤色のつぼみが花の色の白色になってくると、開花が近いです。

つぼみ 先端
つぼみの先端が開き始めました。

開花
 梅の盆栽にキレイな花が開花しました。

 たくさん開花して満開が近くなりました。

屋根
梅の盆栽は、夜間は屋根があり、左右にビニールの風よけのある場所に置いています。

前面
冷たい風が強く吹く日は、前面も風よけを設置して保護します。

雪
雨や雪が降る日は、しっかり保護することで、つぼみ開花した花を守り、長い期間花を楽しむことができるように管理します。

満開
満開になりました。水切れに注意して水遣りをして、開花した花水が当たらないようにすると、最初に開花した花がキレイな状態を維持できて、とても美しい満開になります。

梅の盆栽 満開
梅の盆栽がとても美しい満開になり、とてもうれしいです。寒い冬は変化が少なく寂しいです。毎日少しずつ開花する梅の盆栽は、 日々の楽しみになります。

つぼみのある状態の梅の盆栽を購入して満開になるまでは、水遣り置く場所に注意するだけで、美しい満開の梅の盆栽を楽しむことができます。

梅の盆栽は、丈夫で枯れることがほとんどないので、初心者でも簡単に栽培することのできる盆栽です。花の咲く盆栽の中でも一番お勧めです。

今回購入した梅の盆栽を使って、花後の植え替え育て方の記事を書きます。2年目も美しい花を咲かせるようにがんばって栽培します。

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