ビオトープの水草の手入れをしなければ
メダカ盆栽に植えているリュウノヒゲが増えています。1年中、濃い緑色で、大きくなることがなく、もみじの下草として、活躍しています。
下草を植えることで全体のバランスがよくなります。夏の直射日光による地面の乾燥や地温の上昇を防いでくれます。落葉樹のもみじの根元付近に常緑の植物であるリュウノヒゲを植えると冬枯れの季節も景観がよいです。
姫睡蓮の葉が元気がなくなり、枯れそうです。茎の根元から切って、ビオトープから取り除きます。
冬の枯れたビオトープの水草を、そのまま残して自然の環境に近くするか?取り除いてキレイな飼育水を目指すか?考え方に違いがあります。
他の常緑に水草があり、柿の葉を入れて、越冬対策ができているので、枯れた水草の葉は取り除くことにします。
1月に苗を購入して、栽培を始めて1年になる黒松です。大きくしないで、ミニ盆栽にする予定です。いろいろな盆栽を見て、どのような樹形がよいか?考えました。
ミニ盆栽でよく見る樹形が一番良さそうです。幹が細くても、カッコよく見えます。樹高と葉の長さのバランスが一番難しいです。葉は成長するので、長くなります。
冬のビオトープに緑を増やすために、黒松を栽培しているので、葉が1月ぐらいにちょうどよい長さになるように、夏ぐらいから新芽を調整する必要があることがわかりました。
冬のビオトープは水の透明度がよいです。
屋外のメダカのビオトープで、寒い冬でもよいことが1つだけあります。水の透明度がよく、メダカがキレイに見えることです。
ビオトープの水には、小さなプランクトンがたくさんいます。水温が下がる冬は、プランクトンの数が減少して、水の透明度がよくなります。
水の透明度と水質は、異なることなので、キレイな水=よい水質ではありません。透明な水でもアンモニアや亜硝酸などの濃度が高いこともあります。
どんぐりの樹、コナラの紅葉が一番キレイな状態になりました。芽摘みや葉刈りをして、枝を増やして、葉の大きさを小さくしました。
樹高と葉の大きさのバランスがよいと、立派な樹木に見えます。コナラは芽吹きがよい樹木なので、枝を増やすことが簡単です。キレイな紅葉を見ることができるので、どんぐりを土に埋めて発芽させましょう。
暖かいので、メダカのビオトープの掃除をしました。
プラ舟は、一番大きなビオトープです。ミナミヌマエビの繁殖のために、アナカリス(オオカナダモ)をたくさん入れています。葉が枯れた株を取り除きました。
ミナミヌマエビは、メダカと共存することのできる少ない生き物です。寿命が短いことが欠点ですが、繁殖は簡単です。孵化した稚エビは、メダカのエサになるので、水草をたくさん入れて、稚エビが隠れる場所を作ります。
姫睡蓮の葉を切って、スッキリしたビオトープ。底床(ボラ土)の下に溜まった汚れをスポイドを使って、吸い取りました。エサの食べ残しやメダカの排泄物、プランクトンの死骸、ごみなどが増えると、バクテリアの処理能力を超えます。
スポイドを使って汚れの吸い取りを定期的にすれば、水換えの回数を減らすことができます。ビオトープの大きさによって違いますが、大きなプラ舟は1年に1回、小さいNVボックスでも1年に2~3回の水換えで、キレイな水質を維持することができます。
メダカ盆栽は、もみじの葉をたくさん浮かべて楽しみました。飼育水が汚れる前に、もみじの葉をすべて取り除きました。腐敗すると飼育水が汚れます。小さな飼育容器は、水質が変化しやすいので、注意が必要です。
メダカのビオトープの水質を維持するために
ビオトープでのメダカの飼育数は、飼育水1リットルに1匹ぐらいが目安ですが、飼育環境や水換えの頻度によって異なります。
水換えは、メダカの飼育で一番時間がかかる作業です。新しい飼育水を用意して、メダカと水草を移動、底床を交換またはキレイに洗って、飼育容器をキレイに洗い、水換え。飼育水の水質に問題がなければ、しないほうがよいです。
メダカの飼育を始めたころは、水面にたくさんのメダカが泳いでいるビオトープに喜んでいましたが、最近は、飼育数を減らして、余裕のある環境でメダカを飼育しています。水質が悪くなることがなくなり、水換えの回数も減りました。
メダカ盆栽は、一番小さなビオトープです。飼育水は6リットルぐらいで、4匹のメダカを飼育しています。製作して1年目は、注意して観察していましたが、周りの土と石があることで、気温の影響は、考えていたより小さく、水質も悪くなることがありません。
一番心配していた越冬も、屋根と左右の側面にビニールの風よけを設置することで、他のビオトープより水面に氷が張る回数が少なくなりました。今年も無事に越冬できるように飼育します。
ビオトープの水質を維持するために、1つのビオトープでのメダカの飼育数を少なくすると、ビオトープの数が増えるデメリットがあります。
写真のプラ舟のビオトープは今シーズンに増やしました。スペースに余裕があれば、ビオトープが増えても問題はありませんが、自由に利用できるスペースは限りがあります。棚などを利用して、工夫するしかありません。
雨の日は、メダカ小屋がほしくなります。
メダカの飼育を続けると、飼育容器の数が増えます。ビオトープが横1列に並んで増えています。スペースはまだ余裕があるので、ビオトープを増やすことが可能です。
冬の間は、屋外のビオトープは、することなくなります。何もしないことが一番の越冬対策になるという考えもあります。来シーズンに製作する新しいビオトープを、どのようなビオトープにするか?ゆっくり考えます。
メダカ盆栽には、屋根を製作しているので、雨の影響はありません。エサをあげて、観賞している人間は雨に打たれます。雨に日が続くと、メダカ小屋がほしくなります。
天候の影響が少なく、自由にメダカのことができるスペース。メダカ小屋があれば、週末の天気を心配することも減ります。
メダカの小屋の製作は、DIYで頑張ることができますが、材料費の確保が難しいです。何度かメダカ小屋に必要な材料を考えて、必要な金額を計算しましたが、ちょっと高額になりました。
メダカ小屋は一度製作すると、簡単にやり直しができないので、希望するものがたくさんあり、費用が高くなります。理想のメダカ小屋は、和風で木造、日本庭園にある東屋(あずまや)ような雰囲気のものを製作したいです。
東屋(あずまや)は、庭園や公園にある休憩できる小さな建物で、柱だけで壁面をほとんど持たないか、壁面を持っていても簡素な造りのものです。屋根は萱(かや)、藁(わら)、杉皮で葺いた寄せ棟形式で四方を吹き放しにしたもの。
理想のメダカ小屋は、難しいので、費用が安くなるように考え直します。雨を防ぐことができる屋根だけなら、安い材料で製作すれば、実現できそうです。屋根があることは、越冬対策にも効果があるので、冬の間に製作したいです。
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