たくさんの樹木の苗を栽培するには、ビニールポット(ポリポット)が安くて便利
樹木を種から発芽させて、小さな鉢植えやミニ盆栽にして楽しんでいます。たくさんの樹木の苗がありますが、樹形を作っている途中で、陶器製のキレイな鉢に飾るまでには、なっていません。盆栽では、美しい高価な鉢に樹木を植え付けていますが、観賞用の鉢です。栽培に適した鉢は、駄温鉢や素焼きの鉢です。釉薬がなく、通気性がよいので、栽培するときは、駄温鉢や素焼きの鉢を使います。
駄温鉢や素焼きの鉢は、価格が安いですが、焼き物なので、重くて割れることもあります。使わなくなったときも邪魔になります。もっと価格が安く、軽い鉢は、プラスチック製の鉢とビニールポット(ポリポット)です。
プラスチック製の鉢は、価格が安く、デザインがよいものが増えているので、使っていますが、価格では、ビニールポット(ポリポット)が一番安いです。たくさんの樹木の苗があるので、ビニールポット(ポリポット)で栽培しています。
キレイに育った樹木の苗を飾りたい。
もみじの苗がキレイに育っています。ビニールポット(ポリポット)でも、キレイに育てることができます。お店でも、このままの状態で販売されていることもあります。キレイに育つと、飾りたくなります。特にもみじは、秋の紅葉が一番のイベントです。このままでは、ビニールポット(ポリポット)の黒い色で雰囲気がよくありません。
雰囲気をよくするために、鉢カバーを製作することにしました。小さな鉢が3つ並べて入る箱の形をした鉢カバーです。販売されているものがありましたが、カッコよいものは、価格も高く、ビニールポット(ポリポット)を使ったことが台無しになります。
木製の鉢カバーの製作
材料は杉板の荒材です。野地板と呼ばれることもあります。屋根や壁の下地に使う板です。ホームセンターで10~20枚ぐらいの束売りで販売されています。キレイに加工されていませんが、価格が安いことがよいところです。幅が約105ミリ(10.5センチ)、長さが約2メートルで1枚あたり200円以下です。
デメリットは、束売りなので、1枚や2枚しか使う予定のない人には無駄になります。余った杉板を保管する場所も必要になります。
杉板をノコギリで切りました。ビニールポット(ポリポット)は4号(直径12センチ)のサイズなので、3つ入れることができるように内側のサイズが横36センチ、縦12センチになるようにしました。
杉板の厚さが約12ミリなので、横と底の3枚の長い板は38.4センチです。ミリまでは正確に切ることは難しいので、39センチで切りました。縦の2枚に板は12センチで切ります。
ネジで固定するために、下穴を開けます。板の端なので、杉板が割れることがあるので、必ず下穴を開けましょう。キリで印をつけます。幅が12ミリなので、端から6ミリのところです。
キリで印をつけたところに、ドリルで穴を貫通させます。貫通することで、杉板が割れることはありません。
ネジを使って杉板を固定します。ネジは、屋外で使うので、ステンレス製のネジがよいです。価格が高いですが、錆びないので、長くキレイに使うことができます。
写真で使っているネジは、余っているネジを使ったので、ちょっと長いです。もっと短いもので十分です。長いネジは、少しでも斜めになると、先端が板から出る可能性が高くなります。
できるだけ直角に固定できるように、杉板をプラスチックの箱に沿って置いて、ネジで固定します。
反対側もネジで固定します。鉢カバーが小さいので、プラスチックの箱が使えませんでした。杉板を切ったときに長さが同じだったので、大丈夫です。
木枠の状態になりました。横を正面にするので、横の板を厚さ分の12ミリずつ、左右を長くすることで、木枠の内側が横36センチになります。
底に杉板をつけます。木枠の縦は12センチあり、杉板の幅は10.5センチです。少し隙間が開いて、水が流れるので、排水性もよいです。
できるだけ材料を少なくすることが、費用を安くすることができます。今回の鉢カバーは、2メートルの杉板1枚であまります。
4号(直径12センチ)の鉢を3つ並べることのできる鉢カバーが完成しました。ノコギリで切ることが5回、ネジ止めが12回だけで完成します。
完成した鉢カバーにビニールポットを並べてみる
樹形がよく、葉の状態がキレイなもみじを3つ選びました。寄せ植えで育てると、3つの株がキレイに育つとは限りません。1株ずつ育てて、キレイに成長した株を並べることで、美しい紅葉を楽しむことができます。鉢カバーに小さな鉢を3つ並べます。大きさは問題なく、少し余裕があります。上から見ると、ビニールポット(ポリポット)の黒い色が少し気になります。
杉板の木目がよい雰囲気です。杉の素材のままでもよいですが、ペイントや焼き杉にしてもよさそうです。置く場所によって、加工しやすいことも木材によいところです。
黒い部分が隠れるように、石を置くと雰囲気がよくなりそうです。家にある石を並べました。石が大きくてバランスが悪いですが、ビニールポット(ポリポット)が見えなくなって、和風になりました。
もう少し小さい石を探しに川の上流に、石拾いに行こうと思います。石の色も黒いほうが、もみじの葉の色に対してコントラストが大きくなり、葉の形がハッキリと見えて、もみじを楽しむことができそうです。
もみじは和風だけでなく、モダンなデザインにも似合います。百均で購入したインテリアバークのMサイズです。
雑草や暑さ対策に使うマルチのインテリバークでも、黒い部分を隠すことができそうです。観葉植物にもよく使われます。
Mサイズは、もみじの大きさに対してはよいサイズです。モダンな雰囲気で、室内に飾ることもできそうです。
木製の鉢カバーの製作のまとめ
鉢カバーは、たくさんの種類やサイズのものが市販されています。デザインが気に入った鉢カバーを見つけることができれば、購入することに迷うことはありません。置く場所によって、イメージした鉢カバーを見つけることは難しいです。自分で製作することで、安くてイメージしたの鉢カバーを手に入れることができます。
ノコギリで切る、ネジで固定することは、何回か経験すれば、誰でもできることです。小さな鉢カバーの製作は、チャレンジしやすいDIYです。
ビニールポット(ポリポット)を使って、費用を安くすることができましたが、もみじのキレイな紅葉を楽しむためには、雰囲気が大切です。木製の鉢カバーを製作することで、美しく飾ることができます。
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