盆栽や鉢植えの日差し対策で、日よけを設置できる棚の製作


ミニ盆栽の棚を製作して日よけを設置

ミニ盆栽 棚 日よけ
ミニ盆栽の夏の管理は、大変です。鉢が小さいので、水遣りの回数を増やす必要があります。樹木も小さいので、強い日差しで葉焼けします。西日に当たらないようにして、午前中だけ、日が当たるような場所が理想ですが、よい場所がありません。

よい場所がないので、日よけを設置して、日陰を作るしか方法がありません。遮光ネットを利用して日陰を作ります。大きな遮光ネットを張ると見た目が悪いので、ミニ盆栽を置く棚を製作して、遮光ネットで直射日光を遮ります。

ミニ盆栽を棚に置くことで、高い位置に置くことができます。高い位置に置くと風通しがよく、病気の予防になります。観賞するときも見やすいです。3段の棚にすることで、鉢を置くスペースが小さくなります。

ミニ盆栽の棚の制作方法

盆栽 棚
ミニ盆栽は育苗箱に入れています。4号の鉢が12鉢入ります。移動するときに1つずつ運ぶより、育苗箱に入れて移動させると簡単です。育苗箱を3つ置くことのできる棚を製作します。

3段の棚なので、週に1回、移動することにします。上の段の育苗箱を一番下の段に、真ん中の段の育苗箱を一番上に、移動させます。毎週日曜日に移動させると決めて、忘れることを防ぎます。

材料をノコギリで切る

使う材料は、杉の荒材です。束売りで販売されていて、価格が安いことが一番のメリットです。角材が21ミリ×36ミリで長さが2メートル、板材は幅が10センチ(100ミリ)で長さが2メートルです。

杉の角材
杉の角材をノコギリで切ります。できるだけ簡単に製作する方法は、ノコギリで切る回数を減らすことです。製作する棚の寸法を決めるのではなく、材料に合わせて考えます。

棚を製作するので、棚の高さになる縦の角材は、2メートルの角材を半分に切ります。奥行の長さは3等分、横幅の長さは4等分にすることで、角材をノコギリで切る回数を減らすことができます。

高さ 縦
棚の高さになる縦の角材です。角材を半分にノコギリで2回切るだけです。約1メートルの長さです。寸法を決めると倍の4回も切る必要があります。

奥 長さ
棚の奥行の長さになる角材です。2メートルを3等分しました。約66センチです。ノコギリで4回切るだけです。

横幅
棚の横幅になる角材は、2メートルを4等分して、約50センチに切りました。3段の棚なので、6本必要で、2メートルの角材を1本と半分使いました。

角材
角材の用意ができました。ノコギリで11回切りました。長さを決めて切ると16回切る必要があります。5回切る回数を減らすことができました。余る材料もないので、ゴミも出ません。

杉板
杉板も棚の奥行の長さは、3等分して、4回ノコギリで切ります。

6枚
6枚の杉板になりました。棚の強度を上げるためと育苗箱が見えないようにするために、幅10センチの杉板を使います。

ネジで固定して棚を組み立てる

ネジで固定する場合、材料の端は木が割れやすいので、下穴を開けます。電動ドリルがあると簡単にできます。

棚 前後
棚の前と後ろの組み立てます。3段の棚です。

杉板
杉板で、前と後ろを固定します。

育苗箱
育苗箱を置くための角材を固定します。

棚 木枠
木枠のような棚ですが、育苗箱を3つ置くことができます。

前面
前面にも杉板を固定します。育苗箱があまり見えなくなります。後ろは育苗箱を出し入れするために、杉板はつけません。

棚 完成
棚が完成しました。棚だけ見ると、製作途中のように見えますが、完成です。

育苗箱
育苗箱を置くと、とてもよい雰囲気の棚ができました。杉板で育苗箱が少し見えなくなって、杉の木のよさが生かされています。

後ろ
 棚の後ろから、育苗箱を出し入れします。

一番下
一番下の段も出し入れしやすくできました。週に1回ぐらいで上の段、2段目、3段目と置く場所を変える予定です。日当たりに違いがあり、高さの違いから風通しがよい、悪いがあるからです。


棚に日よけを設置する

日よけ
遮光ネットを使って、日よけを設置します。

枠
遮光ネットを設置するための枠が必要です。樹脂製の丸棒を使いました。子供のおもちゃの骨組みだったと記憶しています。捨てるときに、何かに使えそうだったので保管していました。

遮光ネット
百均の遮光ネットを買いました。遮光率75%と書いてあります。耐久性が心配ですが、夏の7~9月の3ヶ月間の使用なので、問題ないでしょう。

ピンチ
洗濯バサミで固定しようと考えていましたが、プラスチック製のものは日光で劣化するので、ステンレスのピンチも百均で買いました。

遮光ネット 固定
枠に遮光ネットをかけて、ステンレスのピンチで固定します。しっかり固定することができました。上の段は、日差しが弱くなっています。

ピンチで遮光ネットを固定すると、遮光ネットの張り方をすぐに変えることができます。上だけに遮光ネットを張ったり、西日だけを遮るように張ったり、取り外すときも、とても簡単です。

2段目
2段目は、完全に日陰になっています。上に育苗箱があり、横に遮光ネットで、昼間でも日陰を作ることができました。

3段目
3段目の側面までは、遮光ネットの長さが足りませんが、日陰になっています。土の乾き具合や、葉の様子を観察して、遮光ネットの張り方を変えてみます。

日差し対策で、日よけを設置のまとめ

盆栽や小さな鉢植えは、暑い夏の管理が大変です。注意するべきことは、水切れさせないことです。土が乾燥して水切れすると、枯れてしまいます。水遣りの1日に2~3回することで、水切れを防ぐことはできますが、昼間の水遣りは、難しい人がほとんどです。

夕方も帰宅できる時間は、違います。日よけを設置して、水遣りの回数を減らすことができるようにします。育てる樹木の種類によって違いがありますが、よく観察して対策を考えます。

たくさんのもみじの鉢があるので、日よけで葉焼けを防いで、秋にキレイな紅葉が見ることができるように、頑張ります。


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