イチョウは新緑から紅葉まで葉がとても美しい
銀杏はおいしい秋の味覚ですが、落ちている実は、とてもにおいがきつく、素手で触るとかぶれます。このことがイチョウの木のイメージを悪くしています。
イチョウを種から育てると、実がつくようになる大木にするまで30年かかります。実ができる雌株になる種は100個のうち5個ぐらいです。
とてもにおいのきつい銀杏の実のことは心配する必要はありません。安心してイチョウの木を育ててみましょう。
イチョウの木は育てやすい
イチョウの木の鉢植えで育てることは、あまり一般的ではありません。盆栽では、育てやすい樹木なので初心者向けとして人気があります。植え替えや剪定によって枯れてしまうことも少なく、日当たりや水遣りも適当にしても問題なく育てることができます。
イチョウの木の魅力
庭や玄関のインテリアとして、春の新緑から、夏の緑、秋の紅葉と葉の美しさを楽しめることがイチョウの魅力です。他の樹木とは異なる独特な葉の形も、イチョウを育てる楽しみの一つです。誰が見てもイチョウの木であることがわかり、名前のわかる樹木は愛着が出ます。
イチョウの木をどのようにして手に入れるか
イチョウの木を手に入れる方法は、種や苗木を購入するか、自分で採取するか、どちらかになります。イチョウの種の入手方法
イチョウの種は販売されていますが、拾いに行くことをお勧めします。拾いに行くと大きなイチョウの木を見ることができます。これから育てようと思っている樹木を見ることで目標とする樹形がイメージできます。イチョウの葉が少し色づいたころに実が落ちています。地域によって違いますが、9月~11月ぐらいです。台風が来ると、風が強くなり、たくさん落ちています。場所によっては毎年拾う人がいて、すぐになくなることもあります。
イチョウの種には、においのきつい実がついています。直接手で触るとかぶれます。小さめの厚手のビニール袋を多く持って行きましょう。
- 両手に手袋のようにビニール袋をつけます。
- イチョウの実を拾って、ビニール袋に集めます。
- 10個ぐらい集まったら、ビニール袋の外から、つぶして実と種を分けます。
- 種を取り出して、新しいビニール袋に集めます。
イチョウの苗の採取
鉢植えのイチョウ
黄色に紅葉できました。きれいな黄色にはなりませんでしたが、2年目も無事に栽培できて、よかったです。
2年目の問題点は、葉が大きくなりすぎてバランスが悪くなったこと、葉枯れしたことの2つです。落葉してから、植え替えをします。3年目の目標は、葉を小さくすることです。
2株のイチョウを別々の鉢に植え替えました。植え替えの様子を詳しく記事に書きました。
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イチョウを盆栽のように育てる
イチョウの苗でミニ盆栽を作る
1年目の冬に先端を切って、小さく育てるようにします。切った先端から新しい芽が出ています。下のほうにも芽が出てきて、葉がついたら樹形がよくなりそうです。葉がきれいに出ました。この株は、葉の大きさが小さく樹高とのバランスがよいです。2番目、3番目の葉との間隔も、ほどよくあいていて盆栽らしく見えます。
同じように先端を切り、育てても1箇所だけから葉が出て、葉の大きさも大きくバランスが悪いものもあります。
1年目に、大きく成長しなかったものは、ミニ盆栽にしようと考えています。
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イチョウの栽培について まとめ
イチョウ(銀杏)は大きくなる樹木ですが、鉢植えや小さなミニ盆栽で楽しむことができる樹です。種から発芽させることで簡単に苗を手に入れることができます。春の新緑から秋の黄色の紅葉までを楽しみましょう。
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