紅葉がきれいなケヤキの木がほしい
身近な樹木で、春の新緑から秋の紅葉まで楽しむことのできるケヤキ。街路樹で並木で植えられていたり、公園に大きなものがシンボルツリーになっていることがあります。自宅にもケヤキの木があれば季節感が出て楽しめそうです。大きな木になると剪定や落ち葉の掃除が大変なので盆栽や鉢植えにして育てます。
ケヤキを手に入れる方法について考える
ケヤキの木を簡単に手に入れる方法は、ケヤキの盆栽を購入することです。大きさや樹齢、樹形によって値段は違いますが、ケヤキを楽しむことができます。盆栽を育てたことのない場合は、購入することを迷ってしまうでしょう。安くはない値段の盆栽を枯らしてしまったら、植え替えはどうすればよいか、心配になることがとても多いからです。
ケヤキの苗木も販売されていますが、ほとんどは大きな木にするためのものです。1メートルくらいの苗木で庭に植えて育てるものです。
ケヤキを種から発芽させて育てれば、好きな大きさのケヤキの木を手に入れることができます。時間はかかりますが、育てる過程も楽しみましょう。
ケヤキの種を拾いに行こう。
ケヤキの木を探してみましょう。植物図鑑やネットで葉の形や特徴を見ておくと簡単に見つかります。自信がない場合は森林公園などで樹木に名前のプレートがある場所で探してみましょう。秋にケヤキの木の周りを探せば、ケヤキの種を見つけることができます。種はとても小さいものですが、枝についた状態で落ちています。
5~6枚の枯れた葉のついた枝の葉の付け根に種がついています。ビニール袋を持って集めます。枝のままを集めます、かさばるので大きめの袋がよいです。
種を枝についたまま集めて、大きめの容器の上で、葉の付け根についた種を枝から取り外します。人差し指と親指でつまんで軽くひねるようにすると簡単です。たくさんの種がありますが、状態によって発芽率が違うので、できるだけ多く集めましょう。
ケヤキを種から育てる方法 準備編
ケヤキの種を蒔く時期について
種蒔きをしようとすると時期が気になりますが、地域によって気候が違うため何月がよいと明確に答えることは難しいです。その年の気候によっても変わります。樹木は種があれば、すぐに蒔いたほうがよいです。種は休眠するものも多くあり、一度休眠してしまうと寒さに当てたりして休眠打破しなければ発芽しません。休眠する前に蒔いてしまいましょう。
種が手に入る秋に蒔くことを「採り蒔き」といいます。採り蒔きの欠点は、発芽までの長い期間、乾燥しないように管理しなければならないことです。ケヤキの種は小さいので浅く蒔いているため乾燥しやすいです。
種蒔きの準備
ケヤキの種を水に2日間ほどつけます。水につけるには2つ理由があります。1つ目は種を選別するためです。沈んだ種が発芽率がよいとされますが、浮いた種も蒔くと発芽することもあります。分けて蒔くと発芽率の違いが確かめることができます。
2つ目は発芽するために必要な水分を与えるためです。最初に十分な水分を含ませることで発芽しやすくなります。
種蒔きに必要なものは容器と土だけ
ケヤキを種から育てる方法 実践編
ケヤキの種を蒔きました。ケヤキの種は小さく、1つずつ蒔くことは大変です。数箇所に適当に蒔きます。
ケヤキの種が均等になるように用土と種を混ぜていきます。
種が隠れるように、鹿沼土を上からかけます。種の乾燥しないように管理していきます。鹿沼土は乾燥すると色の変化が見やすいので、水遣りの判断がしやすいです。
最後に、たっぷりと水遣りとして終了です。
ケヤキの栽培 発芽から植え替え、剪定
ケヤキが発芽しました。写真は本葉が出始めています。子葉が芽吹いてからしばらくすると本葉が出ます。子葉は丸みのある葉です。
本葉の十字葉が出揃うと、新しい枝が芽吹いてきます。この新しい枝は、1~4本芽吹きますが、きれいな枝分かれにするために2本がよいです。
3~4本なら間引きして2本にできますが、1本の苗はどうすればよいか悩みます。
一番左の苗(C)は2本芽吹いて、枝分かれのV字もきれいです。
右の大きな苗(A)は、残念なことに1本です。
左の苗(C)は、枝が延びて葉も大きくなりました。枝分かれも左右均等できれいです。
左の奥の苗(D)も枝が芽吹いてきました。2本ですが、バランスが悪いです。
右の大きな苗(A)は、1本のまま。
今までの写真と向きが反対側からになります。
正面の苗(D)が枝が伸びて左右均等にきれいになりました。
左の大きな苗(A)も新しい枝が芽吹いて2本になり、順調に成長しています。
枝が伸びすぎているものは、葉を2~3枚残して芽摘みをしています。
秋になり、葉の色が少し変化してきました。小さな苗でも紅葉してほしいです。
ケヤキの紅葉 小さい苗でも紅葉しました。
寒くなって、ケヤキの葉の色に変化がありました。竹串は幹をまっすぐにするためです。紅葉らしくなってきました。
ケヤキの紅葉、小さい苗で、葉と枝が少ないですが、きれいに紅葉しました。
ケヤキの紅葉の色は、黄色と茶色と赤があります。 赤がなくて残念です。
紅葉の色は、遺伝によって異なるらしく、赤を手に入れたくなりました。
発芽して1年目の小さいケヤキですが、とても楽しむことができました。
落葉したケヤキです。葉がなくなって、樹形が見やすくなりました。
今後のケヤキの苗の様子は
2017年12月までの成長記録でした。この5つのケヤキの苗は、2016年の秋に種蒔きをしました。当時はブログを書いていなかったので写真を撮ってなく、記事にしても文字だけになります。
今年(2017年)に種拾いと種蒔きをした写真を使って、記事を書きました。
ケヤキを冬の間に植え替えをします。5つのケヤキを1つずつ鉢に植えつけて、育てます。
植え替えの様子は、
2018年の春の植え替えの様子を記事にしました。小さなケヤキをミニ盆栽にするために、植え替えをして育てます。
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